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2015年10月12日 「ジャーナリスト同盟」通信
<不気味な国家神道復活路線>
70年前の戦争国家の精神的支柱は、神社信仰を強制した国家神道である。戦後も宗教法人として存在している。神社の本体・象徴が、靖国・伊勢神宮・出雲大社であろう。極右首相は、10月11日に1日がかりで伊勢参りをした。名目は、自ら強引に決めた伊勢サミットの準備状況視察である。彼の伊勢参拝は憲法違反であるが、日本のメディアも野党・司法界も文句を言ったという話を聞かない。平和を愛する者からすると、薄気味悪い。軍靴の音を聞く年配者は多い。国家神道復活をもくろむ極右路線は、不気味そのものでもある。
<憲法に違反する神社参拝>
以前、神社信仰の本山の一つである出雲大社をのぞいた際に、居合わせた神官なる男性に「戦争中の役割」を訪ねてみた。彼は臆面もなく「戦意高揚」と即答した。
最近、自衛隊初の準空母が進水した。艦名が「いずも」である。戦前の日本海軍の艦名の多くが神社の名前を付けた。「神風が吹く」というカルト名を戦闘機に使用したし、敗戦間際には「神風特攻隊」を編成して、多くの若者を、いまでいう自爆テロにさせ、非業の死を強要した。
戦後、国家神道は廃止されたが、肝心の神社による戦争責任は回避されたままだ。靖国の歴史記念館では、現在も過去を正当化する展示がなされている。この問題を、自民党幹事長を歴任した加藤紘一が指摘したことがある。
憲法は、公人が特定宗教を参拝することを禁じている。安倍は靖国だけでなく、神社という神社を参拝している。政教分離違反である。それでいて、彼の側近は「創価学会は政教分離に違反している」という正論も吐かせている。
<神社と生長の家と日本会議>
神社信仰の総元締めが神社本庁である。この神社本庁と天皇教といわれる生長の家が協力して、極右・日本会議を立ち上げていることを、最近知って驚いている筆者である。ともにカルト教団である。統一教会と変わりない。
天皇家の宗教が神社である。神社信仰は、必然的に天皇信仰を強要する。ここに天皇制の危うさが存在する。安倍は天皇宗教国家復活を推進しながら、軍国主義の日本改造に余念がない。なんのことはない、戦前の日本へと引きずり戻そうと必死なのだ。
昨日の参拝では「おかげで戦争法を強行できました」と報告したに違いない。「来年は世界の指導者を参拝させます。世界の神社を証明して見せます」とも約束したのだろう?憲法違反の政権の暴走に沈黙してはならない。
2015年10月12日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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