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2015/10/12 06:38
<北朝鮮は10日、労働党創建70周年を迎え、平壌の金日成広場で午後、軍事パレードを行った。弾頭の形を改良した移動式大陸間弾道ミサイル(ICBM)「KN08」などを登場させ、米国をけん制した。金正恩第1書記が演説したが、「核・ミサイル」には言及しなかった。
朝鮮中央テレビによると、金第1書記はひな壇に姿を見せ、左隣に中国共産党序列5位の劉雲山政治局常務委員、右隣に黄炳瑞軍総政治局長が立った。金第1書記と劉氏が談笑する場面もしばしば見られた。
金第1書記は約25分間の演説で、「われわれの団結の力は、敵を不安と恐怖に陥れている。米帝が望むいかなる戦争でも相手にする」と強調。一方で、故金日成主席が掲げた「経済・国防並進」路線に言及しつつも、金正恩体制下で採択した「核・経済並進」路線や、事実上の長距離弾道ミサイルである「衛星」打ち上げには触れなかった。中朝関係改善を視野に、劉氏の面前での発言を自制した可能性がある。
また、金第1書記は「人民より大切な存在はない」と述べるなど、再三「人民への愛」を強調した。
金正恩体制で実施された大規模な軍事パレードは、2012年4月15日の故金日成主席生誕100周年、13年7月27日の朝鮮戦争休戦60周年に続き3回目。改良型のKN08のほか、新型の多連装ロケット砲などが登場したが、北朝鮮が発射試験成功と主張している潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)は姿を見せなかった。
労働党のマークや「70」をかたどったデモ飛行が行われたほか、休戦60周年の際と同様、放射能マークが付いたかばんを持った部隊も行進した>(以上「時事通信社」より引用)
北朝鮮はたった一日の「玩具の兵隊ごっこ」に国家年間予算の1/3を使ったといわれている。しかも国家指導者の金氏は「米国といつでも戦うぞ」と愚かな発言を繰り返したようだ。
国家とは一体なんだろうか。そして国家が具備する軍事力とは一体誰のためにあるのだろうか。北朝鮮だけの話ではない。世界を何万回も破壊する核兵器を保有して、その維持管理のために数兆円もの巨費をムダにドブに捨て続ける核保有国家とは一体なんだろうか。
ロシアがシリアの反体制勢力に空爆を行い、巡航ミサイルを発射して都市を破壊しそこに暮らす市民を虐殺している。米国もアフガンのタリバンを誤爆して「国境なき医師団」を空爆するという失態を犯した。
しかしシリアの反体制派やアフガンのタリバンがロシアや米国に一体何をしたというのだろうか。彼らがその地で悪行三昧の人権破壊を行っているのなら、人心は離れて孤立し消滅するはずだ。ロシアや米国がわざわざ遠隔地から空爆やミサイル発射するまでもないだろう。
イスラム国がシリアの遺蹟を破壊したり、多数の少女を連行して暴行したりしていると報じられて、国際的な反感を買っている。そうした蛮行は罰せられるべきだし、この地球上にあってはならないことだ。
しかし、だからといってその直接的関係者以外の者が軍隊を派遣したり空爆したりしてイスラム国を自称する人たちを殺害して良いのだろうか。国連は一体何のために存在しているのだろうか。何のために安保理は存在し、何のために常任理事五ヵ国は大きな顔をして国連でのさばっているのだろうか。
人類ほど好戦的な生物はこの地上に存在しない。叡智の欠片もない最悪の生物だ。人類の文明史はそのまま人類の殺し合いの歴史だ。しかし前世紀と今世紀ほど人類が狂気に興奮している世紀はないだろう。何しろ地球を何万回も破壊できる核兵器を貯蔵して威容を誇る「競争」という愚行を国家レベルで行っている。
世界の先進国だと豪語する国家指導者が何をやるのかと思ったら公海を領海と百大言を駆使して岩礁を埋め立てたり、「玩具の兵隊ごっこ」を国家威信をかけて断行する、というローマ帝国さながらの馬鹿げた思考回路の持ち主だということを世界に開示した。中国は世界的に愚かな指導者を戴いている、と広告宣伝したのだ。これほど馬鹿げたことはないだろう。
しかし日本の安倍自公政権もそうした狂気の世紀の主役たちの仲間に再び入ろうとしている。日本国民もそうした狂気の殺人装置・軍隊を信奉して、武力行使がカッコ良い潔いことだとマスメディアの大宣伝に載せられてか、安倍自公政権を支持率する者が(マスメディア公表で)40%もいるという。日本国民の多くも正常な判断が出来ないほどマスメディアのプロパガンダに毒されたのだろうか。
戦争を歓迎するのは1%の人たちだけだ。彼らは世界が緊張関係にあって、投機資金が常に移動してカスリを手に出来、戦争による巨大消耗が突如として出現することほど歓迎すべきことはない。短期間で巨万の富を手に出来るのは博奕相場と戦争だ。そこで犠牲になるのは利害関係とは無縁な日常生活を送っている多くの人類だ。
国連はなぜ明治維新政府が行って「藩籍奉還」を世界規模で断行しないのだろうか。明治維新政府は各藩が保持していた兵馬を中央政府が保持することとして、それぞれの藩の権能は行政権のみとした。
国連にすべての軍備を集約して、国連加盟国は軍隊を解散し、保持する軍備を放棄する。そして国連だけが軍備を有して世界の紛争に軍事介入する。ただし、国連総会の多数決議でしかそうしたことは出来ない、とすることだ。もちろん、ニューヨークに国連本部を置くのは感心しない。本部の設置場所は当然変更されるべきだ。そうした国連改革なくして「狂気の世紀」を人類は克服することは出来ない。
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