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臨時国会、憲法規定で召集要求も 民主幹事長
民主党の枝野幸男幹事長は10日、臨時国会の召集について「政府があまりにも後ろ向きなら、4分の1を使うことも視野に入れている」と述べた。前橋市内で記者団の質問に答えた。憲法53条には衆参いずれかの総議員の4分の1以上の要求があれば、内閣は臨時国会を開かなければならないという規定がある。いつまでに開かなければならないという定めはない。
[日経新聞10月11日朝刊P.2]
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与党は歓迎「予算増を」 民主・共産「国益損なう」
環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の大筋合意を受け、国会で承認が必要となるTPP協定案が与野党の争点になる。与党は大筋合意を歓迎し、農業分野を中心に対策予算の獲得に力を入れる。民主党や共産党は「国益に即しているとは評価できない」と批判する一方、維新の党は賛成の立場で、野党の賛否は分かれた。
自民党の稲田朋美政調会長は「アジア太平洋地域の未来の繁栄につながる枠組みだ。真に強い農業をつくるとともに、経済再生、地方創生に役立つよう万全の施策を講じたい」との談話を発表した。自民党農林族は「これからは国内対策だ」と強調した。2015年度補正予算の編成などを通じて農業分野の予算増額をめざす。
民主党の細野豪志政調会長は談話で「世界の貿易投資の促進に主導的な役割を果たす必要がある」としながらも「農林水産業へ極めて大きな打撃となる。衆参農林水産委員会決議に反することは明白で、強く抗議する」と批判した。党内に賛成論もあり、賛否の判断は明確にしていない。
維新は賛成の立場で、松野頼久代表が「世界最大の自由貿易圏を作るルールで合意できたのは意義深いことだ」と評価。ただ「交渉過程が国民に開示されなかったことは大きな問題だ」と指摘した。
共産党の志位和夫委員長は「国民の利益と経済主権を米国や多国籍企業に売り渡すものだ」と批判。協定書作成作業からの撤退と調印中止を求めた。
協定案の審議は来年の通常国会になるとの見方が多い。来年度予算案が成立した後の春以降だが、来年の通常国会は参院選があるため会期延長は難しく、審議日程が窮屈になりやすい。このため今秋の臨時国会を年明けまで延長して一気に承認手続きをすませる案も浮かんでいる。
[日経新聞10月6日朝刊P.6]
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臨時国会 見送り論強まる 政府・与党、TPP承認は来年へ
政府・与党内で秋の臨時国会の召集を見送るべきだとの声が強まってきた。環太平洋経済連携協定(TPP)の米国での署名が来年初めになる見通しで、それまでは守秘義務などから日本の国会で実質的な審議ができないとみられるためだ。与党はTPPの議論を当面、閉会中審査で対応する構えで、TPP協定案の国会承認は来年になる見通しだ。
安倍晋三首相は6日の記者会見で、臨時国会の召集について「与党と相談しながら考えたい」と明言を避けた。自民党の谷垣禎一、公明党の井上義久両幹事長は同日、都内で会談し、野党が国会でTPP交渉に関する報告を求めれば、閉会中審査に応じることを確認。臨時国会の召集は首相官邸の意向を踏まえて判断することで一致した。
TPPが発効するには各国政府が協定に署名し、各国の議会で批准される必要がある。米議会では大統領貿易促進権限(TPA)法に沿って合意から正式署名まで90日間の経過期間をおくため、実際に署名できるのは来年1月になる見通しだ。
日本でのTPP協定案の国会審議も事実上、1月以降になるとみられる。与党幹部は「守秘義務もあり、TPPに関して秋の臨時国会でできることはほとんどない」と指摘。10〜11月は安倍晋三首相が出席する国際会議が多く日程確保が難しいため、目玉法案が乏しい中での臨時国会の召集に消極的な声も多い。
通常国会は新年度予算案や補正予算案の審議が優先されるため、TPP関連の審議は予算成立後の来年4月以降となる公算が大きい。与党内には来年夏の参院選への影響を考慮すると早めに国会審議を終えた方がよいとの見方もあり、TPPを含めた国会運営の段取りは慎重に検討して最終判断する。
[日経新聞10月7日朝刊P.4]
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