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村上春樹が絶対ノーベル賞を受賞できない理由
http://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-12083011619.html
2015-10-11 15:46:13NEW ! simatyan2のブログ
毎年ノーベル文学賞受賞を期待されながらも落選する
作家の村上春樹氏。
今年も見事に落選されてしまいましたね。
しかしファンの期待を他所に、村上氏ご本人はノーベル賞など全く
眼中にないのではないかと思います。
このブログの3年以上前の過去記事でも取り上げましたが、村上氏は
4年前、福島原発事故直後にバルセロナで次のような演説をして
います。
「僕が語っているのは、具体的に言えば福島の原子力発電所のこと
です。
なぜこのような悲惨な事態がもたらされたのか、
その原因はほぼ明らかです。
原子力発電所の安全対策を厳しく管理するべき政府も、
原子力政策を推し進めるために、その安全基準のレベルを下げて
いた節が見受けられます。
ご存じのように、我々日本人は歴史上唯一、核爆弾を投下された
経験を持つ国民です。
そして原爆投下から66年が経過した今、福島第一発電所は、
三カ月にわたって放射能をまき散らし、周辺の土壌や海や空気を
汚染し続けています。
これは我々日本人が歴史上体験する、二度目の大きな核の被害
ですが、今回は誰かに爆弾を落とされたわけではありません。
我々日本人自身がそのお膳立てをし、自らの手で過ちを犯し、
我々自身の国土を損ない、我々自身の生活を破壊しているのです。
何故そんなことになったのか?
理由は簡単です。
「効率」です。
原子炉は効率が良い発電システムであると、電力会社は主張
します。
つまり利益が上がるシステムであるわけです。
また日本政府は、とくにオイルショック以降、原油供給の安定性に
疑問を持ち、原子力発電を国策として推し進めるようになりました。
電力会社は膨大な金を宣伝費としてばらまき、メディアを買収し、
原子力発電はどこまでも安全だという幻想を国民に植え付けて
きました。
そして気がついたときには、日本の発電量の約30パーセントが
原子力発電によってまかなわれるようになっていました。
国民がよく知らないうちに、地震の多い狭い島国の日本が、
世界で三番目に原発の多い国になっていたのです。
そうなるともうあと戻りはできません。既成事実がつくられて
しまったわけです。
原子力発電に危惧を抱く人々に対しては
「じゃああなたは電気が足りなくてもいいんですね」
という脅しのような質問が向けられます。
国民の間にも
「原発に頼るのも、まあ仕方ないか」
という気分が広がります。
そのようにして我々はここにいます。
効率的であったはずの原子炉は、今や地獄の蓋を開けてしまった
かのような、無惨な状態に陥っています。
それが現実です。
しかし我々は夢を見ることを恐れてはなりません。
そして我々の足取りを、「効率」や「便宜」という名前を持つ
災厄の犬たちに追いつかせてはなりません。
我々は力強い足取りで前に進んでいく「非現実的な夢想家」
でなくてはならないのです。」
また村上氏は、日本の官僚と政治家が作り上げた「システム」と
いうものにも疑問を呈して次のように語っています。
『「高くて、固い壁があり、それにぶつかって壊れる卵があると
したら、私は常に卵側に立つ」ということです。
その壁がいくら正しく、卵が正しくないとしても、
私は卵サイドに立ちます。
他の誰かが、何が正しく、正しくないかを決めることになるでしょう。
おそらく時や歴史というものが。
私たちは皆、多かれ少なかれ、卵なのです。
私たちはそれぞれ、壊れやすい殻の中に入った個性的でかけがえ
のない心を持っているのです。
わたしもそうですし、皆さんもそうなのです。
そして、私たちは皆、程度の差こそあれ、高く、
堅固な壁に直面しています。
その壁の名前は「システム」です。
「システム」は私たちを守る存在と思われていますが、
時に自己増殖し、私たちを殺し、さらに私たちに他者を
冷酷かつ効果的、組織的に殺させ始めるのです。
私たちは、国籍、人種を超越した人間であり、個々の存在なのです。
「システム」と言われる堅固な壁に直面している壊れやすい卵なの
です。
どこからみても、勝ち目はみえてきません。
壁はあまりに高く、強固で、冷たい存在です。
私たちは皆、実際の、生きた精神を持っているのです。
「システム」はそういったものではありません。
「システム」がわれわれを食い物にすることを許してはいけません。
「システム」に自己増殖を許してはなりません。
「システム」が私たちをつくったのではなく、
私たちが「システム」をつくったのです。』
村上氏が言う強固な壁「システム」とは、官僚と政治家、そして
マスコミが作り上げたものであることはいうまでもありません。
今その巨大な壁「システム」に、卵のような国民が潰されようと
しているのです。
こういう思想の持ち主が、今や商業ベースに乗っかってしまった
ノーベル賞を受賞できるとは到底思えません。
これから先も受賞はないでしょうし、たぶんアメリカが許さないでしょう。
ネトウヨも村上春樹を目に敵にしています。
ネトウヨは正論を言う「まともな人」を嫌いますからね。
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