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安倍首相の「新3本の矢」(C)日刊ゲンダイ
安倍官邸真っ青 支持率上昇でも「内閣改造」に世論がソッポ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/165859
2015年10月10日 日刊ゲンダイ
内閣改造を受けてメディア各社が行った世論調査で内閣支持率が平均5ポイント前後上昇した。「新布陣となった内閣への期待が支持率上昇につながった」と谷垣幹事長は言っていたが、それは表向きの話。官邸も自民党もそんな安穏としたムードではなく、むしろマッ青になっている。支持率は上がったものの、内閣改造自体は、まったく評価されていないからだ。
改造について、共同通信では「評価する」が35.4%に対し、「評価しない」が40.1%。毎日が「する」39%、「しない」47%。比較的、安倍寄りの日経ですら「する」26%、「しない」31%だった。
一般的に内閣改造は、政権浮揚の常套手段だ。メンバーを刷新し、目新しさで期待感を高めれば、一時的でも評価される。実際、昨年の2度の人事では評価されていた。例えば日経では、去年9月の改造の際は「評価する」40%、「評価しない」22%、昨年12月の総選挙後の組閣も、「する」38%、「しない」29%だった。「評価しない」が上回った今回は、異例と言っていい。
世論調査に詳しい明大教授の井田正道氏(計量政治学)はこう言う。
「組閣や内閣改造の『評価』とは、顔ぶれに対する期待値です。今回は看板大臣がおらず、インパクトに欠けることに加え、留任が多く新味が乏しかった。留任大臣については期待値プラス過去の実績が『評価』となります。つまり、留任大臣が多い今回、世論調査で『評価しない』が多かったということは、政権全体の業績を評価できないということになります。それでも支持率が上昇したのは、安保法案が成立し、世論の関心が多様化したことが背景にあるでしょう。しかし、内閣に対する期待値が下がっているわけですから、これから支持率を上げるのは簡単ではありません」
期待値の低さの原因は、株価下落やアベノミクスへの落胆が大きい。新3本の矢には株式市場もほとんど反応していない。
「わずかに支持率が上がったのは、野党がダメだから他に選択肢がないだけで、敵失によるものだ。『経済優先』が国民に期待してもらえなくなると政権運営は厳しくなる。非常に不安定な政治状況に入った」(自民党ベテラン議員)
安倍首相は、ますますストレスがたまりそうだ。
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