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「「10月8日(木)日本共産党・志位和夫委員長インタビュー」:岩上安身氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/18533.html
2015/10/9 晴耕雨読
https://twitter.com/iwakamiyasumi
「10月8日(木)岩上安身による日本共産党・志位和夫委員長インタビュー」の模様を実況します。
共産党が他の野党に提案している「国民連合政府」構想を中心にお話をお聞きします。
岩上「本日は、日本共産党の志位和夫委員長にお話をお聞きします。安保法制が『可決・成立』した後、共産党は間髪いれず、『国民連合政府構想』というものを提案されました。まず、この点についてご説明いただけますでしょうか」
志位和夫氏「戦争法は、立憲主義と民主主義を根底から覆すものです。戦争法を廃止して立憲主義を取り戻すには、戦争法を廃止し、2014年7月1日の閣議決定を撤回させるために、政府を作る必要があると思いました。そこで、国民連合政府、ということになりました」
志位氏「戦争法の廃止のための暫定的な政権です。その目的が一致したら、解散して選挙をしても構わないのです。政策の違いがあったとしても、それを脇において、立憲主義の回復を目指す必要があります。立憲主義は、他の政策と次元の違う話です」
志位氏「社民党の吉田党首と党首会談をした際、連立政権を含めて賛同できる、という話でした。生活の党の小沢一郎代表も、3点とも全体として賛同できる、ということでした。小沢さんとの過去の問題は乗り越えて、未来に向かって団結しよう、ということです」
岩上「民主党の対応についてお聞きします。岡田克也代表は『ハードルが高い』と。また、民主党右派の長島昭久議員は、私のインタビューの中で『民主党が出るべきなのは、真ん中から右のウイングだ』とも言っています」
志位氏「民主党に対しては、党首会談でお話をしました。岡田代表から『思い切った提案に敬意を表する』と。まだ1回の会談ですから、すぐに結論が出るものではありません。民主党とのやり取りは、『いいスタートが切れた』というのが私の感想です」
岩上「維新の党へのアプローチはいかがでしょうか」
志位氏「松野体表には、会談の申し入れをしています。民主党と維新の党が協議するのは、それぞれの話です。維新の分裂に関しては、私がコメントすることは控えたいと思います」
岩上「連合のトップと話す意向はありますか?」
志位氏「私としては、条件が整えば話をする準備があります。連合と全労連の関係でいえば、労働法制改悪反対という点で、一致するところが多いのではないでしょうか」
志位氏「国民連合政府というのは、政党、団体、個人で作るものです。政党だけでなく、団体や個人とも話し合いをしています。その中で、多くの期待や歓迎の声が寄せられています。政党が上で、個人が下、という関係ではありません。水平的な関係です」
岩上「JNNの調査で、国民連合政府を『支持する』と言った方が37%でした。支持なしの46.9%を切り崩しているんじゃないでしょうか」
志位氏「これは非常に嬉しい数字です。言葉で『共産党の提案』と言わなくても、方向性が一致すればいいのです」
岩上「今回のモデルとなるのが、9月の山形市長選だと思うんですよね。自民王国の中で、民・共・社・生が推薦した梅津候補が、自民党候補と伯仲することになりました」
志位氏「野党が大義のもとに一致結束したら、国民が大きく動き出すんだと思うんですね」
志位氏「昨年の総選挙では『オール沖縄』で勝ちました。それは、辺野古新基地建設反対という大義があったからです。ですから今回も、国民的大義がはっきりしていればよいのです。32の『一人区』を全部取る覚悟で選挙に臨みたいと思います」
岩上「安倍総理は、次の参院選は明文改憲が争点になる、と言っています。しかしそのことは、大手新聞がほとんど書かないので、世の中に知れ渡っていません。大義として、憲法反対阻止、ということもあるのでは」
志位氏「憲法改悪に反対するのは当然です。ただ、今の私たちには、攻めの姿勢が必要です。安倍政権を倒して国民連合政府が作れれば、安倍政権の暴走をすべてストップすることができる。安倍政権をどんどん攻めていくことが重要です」
岩上「米国も、共産党の動きを気にしていると思います。現在の政権は、米国のあからさまな要求に従ったものです。対アメリカとの関係はどうしますか」
志位氏「色んな抵抗があるでしょう。しかし、いかに国民の世論と運動に支えられるか、ということが重要です」
岩上「世界を見渡すと、共産党に風が吹いているんじゃないか、ということが言えます。英国ではジェレミー・コルビン氏が労働党党首選で圧勝しました」
志位氏「コルビン氏の圧勝は快挙ですね。ラテンアメリカでは、反新自由主義の動きがありました」
志位氏「立憲主義を守るということは、個人の尊厳を守る、ということです。国家は、個人の尊厳を侵すようなことをしてはいけないのです。戦争法にしろ沖縄の問題にしろ原発にしろ、安倍政権は、個人の尊厳を押し付けているばかりです」
岩上「共産党『アレルギー』というものがあると思います。天皇制や自衛隊について、さらには日米安保、私有財産などについて」
志位氏「天皇の制度は憲法上の制度です。すべての憲法の条項をすべて厳格に守るというのが、私たちのプログラムです」
志位氏「厳格に守る限り、天皇制と共存していく、というのが私たちの立場です」
岩上「今上天皇は、護憲の立場を表明していらっしゃると思います。大変、複雑な思いにかられるのではないでしょうか」
志位氏「そういうご発言には、大変注目しています。それ以上、天皇のご発言に関しては、天皇の政治利用ということになりかねませんから、コメントを控えたいと思います」
岩上「自衛隊については、どのようにお考えでしょうか」
志位氏「憲法9条と自衛隊は矛盾する、違憲の軍隊であるという認識があります。日米安保をなくした段階で自衛隊を一緒になくすかというと、そうではない」
志位氏「外交努力によって日本をとりまく状況が平和であると圧倒的に国民が支持すれば、自衛隊を解消すると。しかしその間、自衛隊とは非常に長く共存する時期があることになります」
岩上「日米安保に関してはいかがですか」
志位氏「オバマ政権が発足した当時、プラハ演説に関して私はオバマ大統領に手紙を書きました。ルース大使とも話しました。米国とケンカ別れしようというわけでありません上下関係のない、本当の友好関係が大事です」
岩上「私有財産について。計画経済になるんじゃないか、という不安もありますが」
志位氏「これもだいぶ先の話ですが、生産手段、つまり工場などを社会で運営する、ということですね。社会化の対象となるのは、生産手段だけで生活手段は保障されます」
岩上「共産党はかつて『非武装』『護憲』ではありませんでした。日本国憲法の制定時には、反対していますよね」
志位氏「天皇条項が残ったこと。それから『9条で個別的自衛権もない』と吉田茂首相が答弁したことが反対の理由です」
岩上「最後に、共産党が党勢拡大をしてきた理由は何だとお考えですか?」
志位氏「ぶれない姿勢だと思います。安倍政権が無茶苦茶やる中で、正面から闘う姿勢を出せているところじゃないでしょうか」
岩上「共産党に懸念を持っている民主党の議員の方や支持者の方にメッセージをお願いします」
志位氏「相互に考え方を尊重しつつ、立場の違いや過去のいきさつを乗り越えて団結しようではないか、ということを言いたいですね」
以上で「岩上安身による日本共産党・志位和夫委員長インタビュー」の実況を終了します。動画アーカイブは準備が整い次第、IWJのトップページ(http://iwj.co.jp/ )に掲載いたします。
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