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親ばか子ばかに終わるか、親子鷹となるか、それが問題だ
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天木直人のブログ 新党憲法9条
今度の内閣改造は主要大臣が全員留任すると早々と報じられため、はじめからおよそメディア的には関心の薄い、つまらない内閣改造劇だった。
そんな中で唯一関心を持って取りざたされたのが小泉進次郎の入閣の噂だった。
結果的に進次郎の入閣はなかった。
そして、その背景に何があったか、真っ二つに報道が分かれている。
そのひとつが、きょう10月8日の日経新聞「検証内閣改造劇」が書いている小泉進次郎入閣固辞説だ。
すなわち支持率アップを目論む安倍首相の入閣要請を進次郎が固辞したと言う説だ。
その一方で、はじめから安倍首相の念頭には進次郎の入閣などなかったという説がある。
その根拠は小泉進次郎の一連の安倍批判発言だ。
確かに小泉進次郎は安保法案に賛成した。
しかし安倍政権の強引なやり方には批判的だった。
原発再稼働も、福島復興も、少子化対策も、批判的な発言が目立つ。
批判されてブチ切れる安倍が、このような進次郎の一連の発言に怒らないはずはない。
そう思っていたら発売中の週刊新潮(10月15日号)が書いた。
高村自民党副総裁が、あいつはポピュリストの王様だ、と激怒したというのだ。
高村は安保法案で安倍首相を支えた重鎮だ。
この高村の怒りは安倍の怒りだと思って間違いない。
いずれにしても、今度の小泉進次郎の幻の入閣劇は、どっちが真実であったとしても進次郎に不利に働く。
すなわち、重要なポストをオファーされて固辞したなら、安倍首相に対する決別宣言だ。
もしはじめから入閣のオファーがなかったとしたら、安倍首相は進次郎を必要としていない、ということだ。
このままでは小泉進次郎は終わる。
隠忍自重して将来の首相を狙うと考えているとしたら大きな間違いだ。
その頃には自民党はどうなっているかわからない。
その頃には政治は激変し、まったくあたらしい指導者が生まれているかもしれない。
私は東京都知事選の時に小泉純一郎が細川を担いで脱原発を宣言した時、進次郎は自民党を離れて小泉・細川連合に合流しろと書いた。
しかし進次郎は動かず、父親純一郎の担いだ細川は敗れた。
そして安倍一強の政権が出来上がってしまった。
このままでは小泉父子は単なる親ばか子ばかの世襲政治家で終わる。
幸いにも安倍政権はすべてに行き詰っている。
国民は二分され、日本の政治に将来は見えない。
小泉純一郎も脱原発の講演を続けるだけが本意ではないはずだ。
いまこそ小泉父子は親子鷹となって安倍打倒の国民の先頭に立つべき時である。
安倍を育てたのは俺だ。
その安倍に引導を渡すのは俺しかいない。
そういって小泉純一郎が打倒安倍政権の国民連合政権運動の先頭に立つ。
そこに進次郎が合流する。
国民は熱狂すること間違いない。
そう私は何度も小泉父子を応援して来たが、これが最後の応援の言葉である(了)
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