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2015年10月 7日 くろねこの短語
台本なしでは記者会見ですらまともに答弁できないペテン総理とそれをサポートする平河クラブの懲りない面々。そんな癒着ぶりが海外メディアにバレちゃって、ああ恥ずかしい。
TPPは大筋合意したってだけで、これから加盟国の署名があって、その次にはそれぞれの国の国会で承認・批准っていうプロセスがある。ようするに、まだ決まったわけではないってこと。しかも、合意内容についてはいまだにベールに包まれたまま。それなのに、新聞・TVは合意内容を独自取材で検証もしないまま、巨大経済圏の誕生なんてぶち上げてお祭りムード。「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない」という自民党の公約なんか一切触れずに、これこそ官製報道の最たるものだ。
安倍ベテン政権とメディアの癒着ってのはいまさらってなもんなんだが、それにしてもこのところの記者会見の馴れ合いぶりは目に余る。どうやら、ペテン総理のお稚児集団の番頭格の萩生田君が記者会見を取り仕切っているようで、平河クラブ所属の記者を前列に並べて、フリーのジャーナリストからの質問は一切受け付けないようにしているとか。もちろん、質問も打ち合わせ済みで、単なる出来レースのセレモニーにしか過ぎないのが現状だそう。
権力とジャーナリズムのこうした馴れ合いは日本だけのことだと思いきや、どうやら外遊の際の海外メディアも参加する記者会見でも同じようなことを仕掛けてたってね。国連演説の後の記者会見で難民問題ついて質問されて、人口問題がどうしたこうしたってしどろもどろになっちゃったのは、そんなルールに反発したロイター通信の記者のレジスタンスの結果だったとか。
その時の記者会見に対する外国人記者の批判がどんなに強烈だったか、調査報道を目的にした特定非営利法人であるアイ・アジアが報道している。海外メディアの記者が感じた日本のメディアと政権との癒着ぶりはこんな具合です。
「質問事項をあらかじめ提出しろということですから驚きました。そんなことは、アメリカでは記者倫理に違反する行為です。ところが、それは日本の政府と記者との間では常に行われていることだというではありませんか。本気かよ?と思ったのは私だけじゃありませんよ」
「アメリカで今、日本のメディアは安倍政権に牛耳られていると報じられているのを、日本の記者たちは知らないのでしょうか?記者会見というのは市民を代表してジャーナリストが権力者に挑む場だというのは、アメリカにおいては一般の人も知っている常識です。しかし、残念ながら、日本の権力者の会見はそうではなかった。質問内容は権力側が予め検閲し、その答弁は予め準備されており、会見はその通りに行われる...ちょっと信じられません」
・米記者から「出来レース」批判された安倍首相国連会見
http://npo-iasia.org/archive/2015/10/abe-conference.html
・ビデオジャーナリスト神保哲生
安倍政権はそろそろいい加減にせんか
http://www.jimbo.tv/commentary/000868.php
民主党政権は記者会見の場をフリージャーナリストにも開放して、脱記者クラブ化を模索していたのだけど、自民党になってからは元の木阿弥。そりどころか、夜毎の接待漬けで新聞・TVの幹部連中は寿司友だけらけという体たらくだ。そんな状況を外国人記者が見れば、国家権力によるメディアのコントロールってことになるんだってことを、現場の記者諸君はどう思っているんだろう。
おそらく、エリート意識にふんぞり返って、自分も権力の中枢に関わる一等国民だって勘違いしているのが関の山なんだろう。でなけりゃ、質問事項を事前に権力側とすり合わせるなんて恥知らずなことはネバーできやしません。
嬉々として「由らしむべし知らしむべからず」の片棒担いでるんだもの、桐生悠々やむのたけじの記者魂を受け継ぐジャーナリストなんか望むべくもありませんよ、ったく。
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