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TPP合意に向けて「行司役」に奔走する対米従属の日本ー(天木直人氏)
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4th Oct 2015 市村 悦延 · @hellotomhanks
私は新党憲法9条のHPを立ち上げた時点で、
みずからのブログを休止して、新党憲法9条のHPで公開ブログを書いている。
新党憲法9条の宣伝の為だ。
その私の公開ブログで、きのう10月3日に私は次のような事を書いた。
以下前文引用
まとまるかまとまらないかでこんなに大騒ぎしているのは、
おそらく対米従属の日本ぐらいだろう。
日本にとって得になる事などほとんどないのに、
米国のためにまとめてやろうと奔走して来た日本。
今となってはまとめる事自体が安倍政権の手柄にようになってしまった。
だからメディアはまとまるかどうかばかりを書くのだ。
しかしたとえ無理をしてまとめても、こんなTPPなど機能しないだろう。
なぜならば交渉団がまとめても各国はそれを議会で承認(批准)しなければいけないからだ。
そして、交渉団が合意したものを丸呑みして了承するのは日本の国会ぐらいだ。
それにしてもこんなTPPが重要だと誰が最初に言い出したのか。
確か菅直人民主党政権だった。
日本が反対と言えないはずだ(了)
その後もTPP交渉は迷走し、延期につぐ延期だ。
そしてきょう10月4日の毎日新聞がついに書いた。
自国に関わる問題に早めにけりをつけた日本は、
各国に決断を促す「行司役」に回り、大筋合意につなげる戦略を取った、と。
語るに落ちるとはこのことだ。
対米従属日本の成れの果てだ。
おそらくTPPは大筋合意でまとまったことになるだろう。
5年間も交渉してきて決裂で終わらせるわけにはどの参加国もいかないからだ。
しかし、こんな妥協の産物などまともに機能するはずがない。
最悪の協定となるに違いない。
各国の議会が承認を与えないということにもなりかねない。
米国議会でさえそうなるかもしれない。
そんな中で一人日本だけが国会で承認する事になる。
日本のメディアだけが大筋合意を歓迎し、日本政府の貢献をほめたたえる事になる。
世界の笑いものだ。
それにしても甘利という大臣はろくでもない男だ。
彼の担当している事は、TPPといいアベノミクスといい、何ひとつ成果を上げていない。
これが安倍首相が最も重要視している大臣なのである。
はたしてTPP交渉の決着はどういう形で終わるのか。
私は高見の見物でそれを見届けるつもりである。
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