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TPPは先の大戦の原因にもなった経済圏のブロック化だ。(日々雑感)
http://www.asyura2.com/15/senkyo194/msg/296.html
投稿者 笑坊 日時 2015 年 10 月 05 日 06:43:37: EaaOcpw/cGfrA
 

http://okitahidehito.blog.fc2.com/blog-entry-5155.html
2015/10/05 06:17

<環太平洋連携協定(TPP)交渉を進める日米など12カ国は、閣僚会合の日程を再び1日延ばし、5日目となる4日も協議を続けた。

 残った難題で交渉が進展、最先端のバイオ医薬品のデータ保護期間で米国とオーストラリアが双方の受け入れ可能な妥協案で一致した。甘利明TPP担当相は4日午後(日本時間5日未明)、「残された課題である医薬品、乳製品、自動車で大きな前進があった。(安倍晋三首相に合意の)見通しを報告した」と述べ、5年半に及ぶTPP交渉が大筋合意に向かっているとの認識を明らかにした。

 甘利担当相は4日午後、フロマン米通商代表部(USTR)代表との日米協議に臨み、米国産のコメの輸入拡大策など両国間の懸案を決着させる方針だ。

 9月30日に始まった今回の会合は、7月末の前回閣僚会合から持ち越した難航3分野の解決が最大の課題。日本と米国、メキシコ、カナダが関わる自動車分野の協議がほぼ決着し、最先端のバイオ医薬品の独占販売を開発メーカーに事実上認める「データ保護期間」と、ニュージーランド(NZ)が強く求める乳製品の市場開放が最後まで残った。

 データ保護期間については、有力な製薬会社を抱える米国が「12年」を主張する一方、安価な後発医薬品(ジェネリック)の普及を進める豪州などが「5年以下」を主張し、対立が続いていた。今回の会合で米側は「実質8年」を許容する案を提示。米豪のぎりぎりの調整の結果、保護期間を実質的に8年とし、各国の国内法制に応じて柔軟に適用できる仕組みとすることで折り合ったとみられる>(以上「時事通信」より引用)


 TPPが大筋で合意に到ったという。これにより環太平洋諸国で経済の関税なき一大ブロックが誕生することになる。マスメディアは躍進する中国に対抗する経済圏の誕生だとか、意味不明な論評を掲げて「歓迎」している。

 しかし先の大戦ではABCDの経済制裁の包囲網により日本は自国領に閉じ込められて、国民生活に必要な原油や鉄などの物資の輸入を制限され、やむなく戦争を決意するに到った経緯があることを忘れてはならない。ブロック経済はその仲間に入っていない国を排除して形成されたものであることを忘れてはならない。

 しかもTPPは非常に危うい多国間貿易条約だ。すべての品目に関して関税はもとより非関税障壁までもすべて撤廃することを最終目的としている。それはTPPに参加したすべての国々の国内市場をオープンにし、それぞれの国の国力や国内事情に関わらず、米国基準を有無を言わせず強引に適用することでしかない。

 もとより自由な貿易に反対するものでないが、それは一定の秩序ある「自由化」でならなければならない。もちろん関税撤廃などは他国の「自由」を侵害しているし、他国の国内事情や慣習や文化をも否定する非関税障壁の撤廃などは言語道断だ。しかし、そうしたTPPに日本は参加して米国の属国に成り下がろうとしている。謳い文句は「対中国ブロック経済圏の構築」だそうだ。

 中共政府のジコチュー振りや捏造歴史の押付けや軍事力による膨張主義は目に余るが、それでも中国民は隣国民として永遠に日本の隣に存在し続けることを忘れてはならない。中共政府とは相容れない点が多いが、政権が代われば中国と親密に付き合えるようになるかも知れない。

 そうした未来への観点を欠いた外交戦略はいかがなものだろうか。そして米国がいつまでも世界の警察国家として世界支配を続けることが不可能なことは次第に明らかになっている。事実上、経済的に米国の一つの州になるTPPは危険極まりない。軍事力では「戦争法」で米国の一つの州以下に成り下がろうとしている。今後、自衛隊は米国により一つの州の州兵のように扱われるだろう。

 安倍自公政権のみならず、TPP参加への道を開いた民主党政権時の党代表たち幹部も同罪だ。私が民主党を第二自民党と罵倒する根拠はそこにある。もちろん消費増税10%を狂気にかられたように突如として叫びだした菅氏も第二自民党・民主党の筆頭だ。

 国民には「国民の生活が第一」の政党の選択肢がない。かろうじて共産党が「戦争法」廃棄のシングル一シューで「野党連合」を結成しようと野党に呼び掛けたのが未来への僅かな光明だ。日本を日本たらしめるために、国民は米国の属国化へ傾斜する永田町を叱責すべきだ。志ある野党政治家は党を出でて「野党連合」に参集せよ。この国は米国のジャパンはんどらーたちに乗っ取られようとしている。それはいつか歩いた戦争への道に米国の乾分として歩くことに他ならない。

 

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コメント
 
1. 2015年10月05日 07:04:31 : HL0Tnh1ZXA
>経済圏のブロック化

それはその通りだ。
しかし反対だからと言って、今から野党連合を造って、多数派を形成して、政権を取って、TPP脱退を決定する。なんて事が果たして何の間に合うのだろう?
理想主義者か何かしらないが、そんな悠長なことは大学の研究室ででも議論したら良い。
如何にして有力なブロックに、有利な条件で加入できるかが現実的な問題だろう。


2. 2015年10月05日 07:53:47 : qFBZAvwg0G
 
 今 地政学が 劇的に変わってきている

 ロシア・中国を核として ドイツ・フランス・イラン・韓国が 中国やロシアに好意的だ

 シリアの空爆を開始したのは フランス・ロシアで 中国は 軍艦を派遣して
 イスラエルに圧力をかけている

 現実に攻撃を受けているのはISISだが ISISを影から応援している
 核となるのは イスラエル・アメリカが 間接的に攻められていることになる

 ===

 今回の 環太平洋連携協定(TPP)交渉は 弱くなってきた アメリカが
 日本を含む 太平洋周辺の国々を 組織化して アメリカ勢にすることが目標だが

 つまり アメリカが欲している環太平洋連携協定(TPP)を アメリカのエゴで
 不成立になろうとしていたわけで 今回の合意寸前では アメリカが多少 譲歩した様だ

 ===

 ロシアのISIS攻撃が TPPのアメリカ譲歩を引き出した形になった

 ===

 愛はTPPは 長年WTOやFTPなどで実現できなかった 自由貿易に一歩近づく意味で賛成だ
 
 自由貿易は 日本の農業・農政の根本的な変革を必要とするが 同時に日本の
 農業の未来を開くものだと考えている
 
 昨今 日本の賃金が 海外と比べて極端には高くない状況から 一部海外から
 工場が日本に帰ってきている 

 同様に TPPで 日本の農業が見直される可能性もあるのではないか?
 
 大陸国家群 vs 海洋国家群 という見方もある それ自体には意味は無いが
 自由貿易には 未来があるだろう
 


3. 2015年10月05日 20:37:42 : rZhdaMCNcw
戦争の 隠れた布石 TPP

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