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留任になった自民党の稲田朋美政調会長(C)日刊ゲンダイ
党役員も閣僚も留任だらけ 安倍首相「守り」改造に透ける魂胆
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/164916
2015年10月2日 日刊ゲンダイ
外遊中の安倍首相が党4役の留任を明言した。谷垣幹事長や二階総務会長は以前から続投するとみられていたが、安倍首相のお気に入りで、重要閣僚への起用が確実視されていた稲田朋美政調会長までもが一転、留任である。
「かわいがっている稲田さんを“守った”ということでしょう。稲田さんの閣僚起用の可能性がメディアで報じられるにつれ、6期以上の入閣待機組を中心に彼女に対する嫉妬がどんどん高まり、恨みの対象にまでなっていた。そもそも政調会長としての仕事は、党内でも霞が関でもあまり評価されていません。経産相や文科相の噂がありましたが、いずれも難題山積で舵取りが難しく、起用にはリスクがあった。党役員に留任なら、誰も文句を言えません」(自民党ベテラン議員)
稲田氏に限らず、今月7日に予定される内閣改造も留任だらけだ。菅官房長官、麻生財務相、甘利経済財政相、岸田外相の「骨格」に加え、高市総務相、塩崎厚労相、中谷防衛相、太田国交相、遠藤五輪相らもとどまる見通しになってきた。これじゃあ全閣僚の半分が留任だ。女性登用についても、去年は「女性大臣5人」などと改造前に華々しくPRしていたが、今回は「数ありきではない」と慎重。安倍首相は改造で「人心一新」して支持率アップを狙っていたはずだが、この消極的な“守り”の人事は何なのか。
政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は、「リスクを避けた裏に憲法改正への本気度が透けて見える」とこう話す。
「総裁任期で考えれば、いまは安倍さんにとって折り返し地点。後半は『憲法改正』に最後の勝負をかけたいと思っている。本来なら今回の人事で、憲法改正に向けた体制を強めたいはずです。しかし、安保法案成立を強行したことで支持率が下がっているため、このままでは参院選は厳しくなり、改憲のための3分の2の議席獲得が遠ざかります。再び、経済重視で安保の色を薄める必要があり、これまで通りのアベノミクス体制の陣立てで、より安全な路線を取ろうということでしょう。憲法改正を諦めていないからこそ、いまはリスクになることはやらないという考えです」
くしくも30日、党の憲法改正推進本部の古屋圭司本部長代理が会合で、安倍首相が経済優先を打ち出していることについて「(首相が)改憲を放棄したとの見方は全く間違い。首相とも話している」と発言している。
安倍首相のホンネを、国民はよく見た方がいい。
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