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日本人2人拘束を中国発表、 「スパイ活動」理由、 菅官房長官「我が国はそうしたことは絶対してはいない」は嘘ー(孫崎享氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1snif1d
30th Sep 2015 市村 悦延 · @hellotomhanks
A事実関係
1:政府は30日、日本人2人が今年5月、
中国の浙江省と遼寧省でそれぞれ中国当局によって拘束され、
現在も中国国内にとどめられていると発表した。
日本政府は北京の日本大使館を通じ、
中国政府に2人の安全確保と早期解放を求めている。
これに対し、中国政府は2人の拘束理由について、「スパイ活動」を行ったためとしている。
日本政府関係者によると、
2人はいずれも日本から渡航した民間人男性。
5月に身柄を拘束された場所はそれぞれ、浙江省の温州と遼寧省の丹東付近とみられる
菅官房長官は30日の記者会見で、
政府として5月中に拘束の事実を把握していたことを明らかにした。
その上で、「邦人保護の観点から適切に対応している」と述べた。
日本大使館の関係者が2人と定期的に面会し、健康状態などを確認しているという。。(読売)
2:TBSニュース
中国の治安当局が日本人2人をスパイの疑いで、
次々と逮捕していたことがわかりました。拘束は数か月に及んでいますが、
菅官房長官は、「日本はスパイ活動は絶対にしていない」と強く否定していますが
詳細は明らかにしていません。
3:30日毎日新聞
関係者によると、1人は神奈川県在住。中国東北部の遼寧省丹東で、
北朝鮮の情報を収集していた模様だ。もう1人は愛知県在住。
沿岸部の浙江省で軍事管理区域に立ち入ったなどの疑いがもたれている。
B:評価
まず、菅官房長官は、「日本はスパイ活動は絶対にしていない」と述べているが、
これは事実ではない。
たとえば、内閣調査室は自らを情報機関と位置付け、
その前提のもとに各国情報機関と接触している。
内閣調査室は自らの要因を大量に海外に展開する力はなく、
商社を含め、現地を訪れる人々から情報を入手している。
相手国からみれば、スパ苧行為ととられても何らおかしいことはない。
何をもってスパイ行為とみなすかは、各々の国が主体的に判断する。
かつてソ連においては、飛行場、河川の橋なども軍事機密の対象になり、
撮影すればスパイ容疑で捕まると、外国人は撮影を控えていた。
したがって、菅官房長官は、「日本はスパイ活動は絶対にしていない」
という表現は虚偽の説明である。
具体的に何を行ったか、何故この事件が今報道されているかについては
様々な見解があると思うし、判断するには具体的事実関係が希薄である。
ただし、毎日新聞が伝える、「北朝鮮の情報を収集していた」や
「模軍事管理区域に立ち入った」が事実であれば、スパイ行為と認定されても致し方ない。
日本は別として世界各国は外国人による情報収集、
特に軍事、治安面には厳しく臨んでいることを認識すべきだ。
◇
中国が2邦人をスパイ容疑で拘束、官房長官は“活動”否定
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2601642.html
中国の治安当局が日本人2人をスパイの疑いで、次々と逮捕していたことがわかりました。拘束は数か月に及んでいますが、菅官房長官は、「日本はスパイ活動は絶対にしていない」と強く否定していますが詳細は明らかにしていません。
「中国の関係機関は法に基づき、中国でスパイ活動に従事した日本国籍の2人を逮捕しました。既に日本側に通告しています」(中国外務省 洪磊報道官)
30日午後の会見で、日本人を逮捕した事実を認めた中国外務省報道官。
中国当局に逮捕されたのは少なくとも2人で、今年5月ごろにそれぞれ遼寧省の中朝国境付近と、浙江省にある軍事施設周辺で拘束され、「スパイ行為」の疑いがかけられています。2人は神奈川県在住の自営業と愛知県在住の会社経営の男性で、遼寧省瀋陽にある日本総領事館には夫の保護を訴える女性からの連絡もあったということです。
中国では、2010年にも建設会社「フジタ」の日本人社員4人が、軍事管理区域で無許可に撮影したとして、一時拘束されたことがあります。しかし、今回は拘束期間がすでに数か月にも及ぶ異例の事態となっています。
中国の習近平国家主席は、共産党一党支配体制を揺るがしかねない「西側の価値観」を警戒し、否定する発言を行ってきました。そして去年11月には“テロとの戦い”という名目で、スパイ行為の定義を明確にした「反スパイ法」が施行されたばかりです。
今年3月には、アメリカ人実業家が国家機密を盗んだ疑いで身柄を拘束され、現在も釈放されていません。習近平政権の強硬な姿勢を反映し、日本人2人の拘束はさらに長引く可能性もあります。
「政府としては邦人保護の観点から、在外公館を通じて、適切に支援を行っている」(菅義偉官房長官)
菅官房長官は日本人2人が中国当局に拘束されている事実を認めましたが、詳細については「事柄の性質上、控えたい」と繰り返しました。
また、午前の記者会見では「政府がスパイ行為をするような人を送りこんだことはあるのか」という質問に対しては「わが国はそうしたことは絶対していない」と述べました。さらに別の日本人1人も拘束されているとの情報もあり、日本政府は情報収集を続けています。(30日17:18)
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