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安保法制違憲訴訟 もし実現すれば来夏の参院選に影響必至か(NEWS ポストセブン)
http://www.asyura2.com/15/senkyo193/msg/913.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 9 月 30 日 16:25:05: igsppGRN/E9PQ
 

              国会前の反対集会


安保法制違憲訴訟 もし実現すれば来夏の参院選に影響必至か
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150930-00000020-pseven-soci
NEWS ポストセブン 9月30日(水)16時6分配信


 安保法案反対運動は意味が無かったのか。法案が成立すれば「もう終わり」なのか。フリー・ライターの神田憲行氏が考える。

 * * *
 安保法制が国会で成立し、国会前で行われていた反対集会・デモについて総括のようなことが、ネットの至る所で取り沙汰されている。

 そのなかで首都大学東京准教授の木村草太氏の新刊「集団的自衛権はなぜ違憲なのか」(晶文社)に、私が共感できる部分を見つけたのでご紹介したい。木村氏は最近注目を集めている憲法学者で、今年7月に衆議院特別委員会中央公聴会で、ご自身の「違憲論」を公述もしている。

 この本の「あとがき」で、木村氏は冒頭からこう述べている。

《報道を見ていると、現在の政府に対して「戦争法案はやめろ」といったスタンスの反対運動が盛り上がっているようだ。これには、1人の国民として共感する一方で、憲法学者としては若干の違和感を覚える》

 違和感の理由は、集団的自衛権が国際平和に貢献する問題意識から生まれたものだからと、木村氏はする。

《しかし一方で、政府が主張する集団的自衛権行使容認にはそのような崇高な理念は感じられない。日本の利益ばかりを優先して、他の国々のことなど念頭にないように思える》

《だから「戦争法案だ」と直感的に非難するのは、正しいのだろう。こうした直感的な言説は、多くの共感を生み、現に、市民による反対運動は広がりを見せている》

 私が共感したのは、ここから先だ。

《ただ、ここで気になるのは、直感による言説は、共感は呼んでも説得はできないということだ》

《「これは戦争法案などではない」と考える人を説得するには、自分たちの感じていることに対し理論によって形を与えることがどうしても必要だ》

《また、直感に基づく行動力は、強い情熱によって多くの人を惹きつける一方で、時の経過と共に冷めやすい》

《憲法学の理論は、多くの国民が感じている政府への直感的な不信感に、理論としての形を与える。ぜひこれを共有して、これからの日本がよりよい方向に進むよう、政府を監視するために役立ててほしい》

 木村氏の「直感」という部分を「エモーショナル」と表現して批判するのが、堀江貴文氏だ。堀江氏は9月17日付けのブログ「私がSEALDsをdisる理由」で、

《なんで私がこれだけ彼らの行動をしつこくdisるのか。それはこういう小さい動きから国全体が間違った方向に導かれる事が多いからだ》

 とし、

《そして、デモに参加してる人たちの多くは法案を理解せず、本気で戦争になると思って参加してる雰囲気に流される人達だ。こういう人は、得てして例えば戦争になったら戦争を煽る方向に行ったりする。戦争中は朝日新聞だって戦争を礼賛していたよね。論理的に間違っている事を盲信して、雰囲気に流されて体が動いてしまう人は私は危険だと思う。だからしつこく否定する》

 さらに翌18日のブログでは自分に罵声を浴びせてきたツイートを紹介した上で、

《安保反対派の多くにこのような人達が多いということ。つまり事実誤認に基づくセンセーショナルな言説に飛びつき間違った行動をしてしまうのである。わたしは散々そういうことをやられてきたので切実にそう思う》

《わたしは少しでもロジックがエモーショナルな言説に負けないように努力したいと思う。》

 と結んでいる。

 私自身は国会前の集会を一度見物に行っただけだ。中年の「元革命闘士」みたいな人たちが交通整理しているだけの警官に罵声を浴びせているのをあちこちで見掛けて、げんなりして帰ってきた。そのことをツイートして批判するツイートをもらったこともある。だから堀江氏の言いたいことも、わからないではない。

 私は「直感」と「エモーショナル」な言動にはついていけなかったわけだが、しかしそれでもなお、SEALDsの行動には問題を顕在化するという一定の効果はあったと思う。またそもそも反対運動の大きな契機になったのは、6月4日の衆院憲法審査会で長谷部恭男氏、小林節氏といった有力な憲法学者が安保法案の違憲性を指摘するという「ロジック」だったことも忘れてはいけない。反対派の運動は「ロジック」から起こり、「エモーショナル」な「直感」で広がったと思う。

 反対派はこれから「エモーショナル」なステージから「ロジック」のステージに移らねばならない。

 堀江氏はブログの最後に、ジャーナリストの佐々木俊尚氏のこんなツイートを紹介している。

《一昨日からずっと考えてるのは、ロジックはエモーションには結局は勝てないなあということなんですよね。どうすればロジックをきちんと構築しつつエモーションを回収できるような受け皿を用意できるのか。私には答はありません。本当に無力…。》

 その「受け皿」が憲法学であり、これから提起される違憲訴訟になるではないか。報道によると、先述の小林節・慶応大名誉教授らは、憲法前文の「平和的生存権」が脅かされた国家賠償請求訴訟を検討しているという。もし実現すればかつてない憲法訴訟になる。

 そんな訴訟をしても勝てっこない、意味が無いという見方もある。だが訴訟が提起されてそこで「ロジック」が展開され、それが繰り返し報道されていくことで、人々の注目を喚起させることができる。具体的には来年の参議院選挙の投票行動に結びつけられる可能性がある。

 国会前で若い子が身体を張ったのだ。次はペンを持ったおっさん、おばさんの出番ではいなか。


 

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コメント
 
1. 2015年9月30日 16:39:38 : 0RngjpCvcI
掘江くんはどうやってこの法案が合憲だと主張するロジックを持っているのか。
何も持っていないだろう。

マスコミや宣伝に流される連中は、この運動には参加していない層のほうだよ。
彼らにこそロジックがなかなか通用しない。


2. 2015年9月30日 18:09:45 : KzvqvqZdMU
安保法案に反対してるサヨ、よーわ中国様のご機嫌とりだんだよな、クサっ



[32削除理由]:削除人:アラシ

3. 2015年9月30日 18:26:00 : kickrAbeSQ
>>2
ありがとうございましたw

4. 2015年9月30日 18:51:26 : VLEp9xFneg
自衛隊、南スーダンで中国軍の後方支援。
安保法案で中国様の利権守るためお手伝いだ。


5. 2015年9月30日 18:55:47 : kXe4SWCDeQ
>>1
形式的なことを言えば司法による違憲判断が下されるまでは合憲状態

6. 2015年9月30日 19:06:47 : N4qwxcBMP6
今の状況が続けば共産は票を伸ばすが、共産単独には不安を持つ層が多くいるので限られたものになる。

公明は全くわからんし、民主は良くて横ばいで自民も若干減かな。

結局、どこにも入れるところがなくて投票率が下がり共産だけが比例区で増やすでしょ。
共産が頑張って野党第1党になると他の野党も目の色が変わるので、本格的に自民打倒を目指せるんじゃないかな。

昔から共産は胡椒だから少しでいいと例えてきたけど、激辛にして刺激を強めればやる気なし議員の目も覚めるでしょ。


7. 反イルミナティー主義 2015年9月30日 22:10:52 : c/WVv5CaliQ7M : WFbALXCZAM
>>2
安保法案にマンセーしてる末期症状な痴呆が進行中の廃エセウヨジジィkz(クズ)(笑)、要するにお前は毛唐鬼畜ユダ米様のご機嫌とりだんだよな。おい、kzことクズ!!お前ジジィだから口クッサーなんだよ!!早くポリデント入れてこい!!(笑)

8. 2015年10月01日 02:21:53 : qnkQ7UN7Do
>集団的自衛権が国際平和に貢献する問題意識から生まれたものだ

ホルムズ海峡の封鎖も、軍艦による邦人輸送も、結局「想定していない」ことになったよね。
立法事実が全滅したのに、成立のロジックが成り立つわけがないだろう。
こういう一見中立の立場をとっているように見えるデマが一番タチ悪いわ。


9. ワニ子 2015年10月02日 05:02:41 : DWlZDZbA1JEYc : UiOd73SM7Q
裁判はほとんど報道されないんじゃないかな


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