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小泉進次郎氏が批判 安保無理解「原因つくったのは自民党」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/164671
2015年9月30日 日刊ゲンダイ
小泉進次郎氏とインタビューを掲載した神奈川新聞(C)日刊ゲンダイ
自民党の小泉進次郎衆院議員(34)が吠えた。9月25日付の神奈川新聞がインタビューを掲載。安保法案への理解が広がっていないことについて「原因をつくったのは自民党自身」と痛烈に批判しているのだ。進次郎氏が報道機関の単独インタビューに応じるのは初めてのこと。よほど、今の安倍政権に思うところがあったのだろう。
国会で憲法学者が「安保法案は違憲」と指摘した直後に、高村正彦副総裁が「自衛のための必要な措置が何であるか考え抜く責務がある。これを行うのは憲法学者でなく我々のような政治家だ」と話したことについて、進次郎氏は「私は傲慢だと思う」とピシャリ。「自分たちが呼んだ方が言ったことなのに、何を言っているんだ、という印象も大きかったと思う」と正論をぶちまけている。
政治評論家の浅川博忠氏が言う。
「これまで進次郎氏は個別のインタビューを全て断ってきています。それに応じたのは特別なこと。今度の内閣改造で進次郎氏を副大臣などに抜擢すれば、安倍首相としては来夏の参院選で“客寄せパンダ”として利用できる。進次郎氏はそれを嫌って、このタイミングでインタビューに応じたんだと思います。選挙で利用されれば、安保法案に賛成したような形にもなる。自分としては本当は反対だったという意思表示ではないでしょうか」
進次郎氏の父・純一郎元首相も先日、朝日新聞のインタビューに応じ反原発への思いを激白したばかり。安倍政権にモノが言えるのは、もはやこの親子しかいないのか。
「総裁選が無競争だったように、現在の自民党は“安倍一強”時代。そういう時だからこそ、歯向かうことで一層存在感が出る。ちょうど純一郎氏も田中角栄氏の全盛期に、角栄氏に激しくかみついていました。それが思い出されます」(浅川博忠氏)
メディアに出るタイミング、舌鋒の鋭さはオヤジ譲りということか。
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