http://www.asyura2.com/15/senkyo193/msg/852.html
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エーリッヒ・フロムは名著「自由からの逃走」でナチスの支配構造を分析した。この中でフロムは、権威ある者への絶対的服従と、自己より弱い者に対する攻撃的性格が共生した性格である権威主義的性格が、形成されそれがファシズムの受容につながったとした。「大衆が欲するのは強者の勝利と弱者の絶滅、あるいは無条件降伏である」というヒトラーの発言が、その性格を端的に表す。
ヒトラーはこうも言っている。「自己の無意味さを認め、自己をより高い力のなかに解消し、このより高い力の強さと栄光に参加することを誇りにしなければならない。」
これはまさにネトウヨのことではないか!
以下のような説明もある。
「ほんとうに自律する力を持たないままに絆から解き放された人間が襲われるのは、孤独と無力感である。特に社会が流動化するときには不安感を深め、自由を放棄して、国家等の権力に従属することで、安心を求めようとする。」
「こういう心理的メカニズムが「自由からの逃走」であり、そういう性格類型をフロムは「権威主義的」と呼んだ。この権威的性格は、別に「サド・マゾヒスティックな性格」と呼ばれている。マゾ的面では権威の命令に従い、サド面では自分より弱く劣っている者を蔑視虐待することにマゾ的欲望を満足させる。」
http://www.miyakomainichi.com/2015/03/73842/
ネトウヨのような自由の重圧に耐えれないようなものが、増えることにより、以下のナチス高官のゲーリングの発言のような状況になるのだろう。
「もちろん、普通の人間は戦争を望まない。しかし最終的には、政策を決めるのは国の指導者であって、民主主義であれファシスト独裁であれ議会であれ共産主義独裁であれ、国民を戦争に参加させるのは、つねに簡単なことだ。とても単純だ。国民には攻撃されつつあると言い、平和主義者を愛国心に欠けていると非難し、国を危険にさらしていると主張する以外には、何もする必要がない。この方法はどんな国でも有効だ。」
しかし、ファシズムに懲りたはずなのに、70年経ってナチスの生成過程を振り返らなくなるとは、世も末である。
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