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一大軍事国家へ 安倍政権の行き着く先は「1億総玉砕社会」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/164498
2015年9月27日 日刊ゲンダイ
ホンネは別にある(C)日刊ゲンダイ
「戦争法」を強行成立させた安倍政権が思い付きそうなフザケたネーミングだ。安倍首相が10月上旬の内閣改造に合わせて掲げたスローガン「1億総活躍社会」。政府は人口減阻止や高齢化対策などを含む指針「1億総活躍プラン」を策定し、第3次改造内閣で担当大臣を新設して“看板”に据えるらしいが、その本音は……。背筋が寒くなってきた。
「1億総活躍社会に腰を据えて取り組むため、担当閣僚を置く」――。25日夕の会見で、こう強調した安倍首相。ところが記者から「具体的にどう進めるのか」と問われると、なぜか、これまでの政権運営をダラダラと振り返り、「再び成長するという自信を取り戻すことができた」「基本的な考え方を示した」とモゴモゴ言い出す始末だ。辛うじて質問とかみ合った答えは「国民会議を設置する」ぐらい。後は中身ナシだった。
まっ、しょせんは「1億総活躍」なんて口先だけ。昨秋の改造内閣の時に大々的にアピールしながら、何ら進展がない「女性の輝く社会実現」と同じだ。本当の狙いは、戦争法で下落した支持率を来夏の参院選までに回復させようと、国民の目をゴマカしているのだ。
「安倍さんは子飼いの稲田朋美政調会長を再入閣させたがっている。『1億総活躍担当相』が今回の目玉というのなら、稲田さんを抜擢するかもしれません」(自民党関係者)
しかし、稲田政調会長は東京裁判について「判決理由に書かれた歴史認識はずさんだ」と見直しを主張しているウルトラ右翼だ。そんな人物が「1億総活躍」担当だとすると、とりわけ年配の人たちはイヤ〜な言葉を思い出してしまうのではないか。「1億総玉砕」である。先の大戦で、敗戦濃厚の旧日本軍が国民に“道連れ”を呼びかけたスローガンだ。
なるほど、そういう視点で見ると、第3次安倍改造政権とは、戦争体制を確立するための前段階と言っていい。10月1日には、いよいよ武器輸出を管理する防衛装備庁が発足するし、閣僚ではないが、JICA(国際協力機構)の新理事長には「70年談話有識者懇」の座長代理を務め、安倍首相と近しい北岡伸一・国際大学長が就く。防衛省、軍需産業、ODA(政府開発援助)を巻き込んだ一大「軍事国家」の基礎が出来上がるのだ。
元毎日新聞記者で政治評論家の板垣英憲氏はこう言う。
「安倍首相は突然、経済優先を言い始めたが、何ら具体策を示さない。国民の目を欺こうとしているだけで、本当は何もヤル気がないのです。一方で、ハッキリと口にしたのは参院選で勝利すれば憲法を改正するということ。自民党憲法改正草案(起草委員長・中谷元防衛相)は、国防軍創設や軍法会議にも触れている。つまり、軍国主義に戻すわけです」
安倍政権が続けば、「1億総活躍社会」どころか、行き着く先は「1億総玉砕社会」である。
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