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八重山毎日新聞社
安保法、次は廃止闘争だ
http://www.y-mainichi.co.jp/news/28369/
2015年09月23日 社説
反対の大合唱、参院選にどうつなげるか
■安保法成立、大半が否定的
大多数の憲法学者らが憲法違反を指摘し、国民の過半数が「戦争法案」として恐れ反対した安全保障関連法は19日未明自民、公明などの数の力で可決、成立した。来春までに施行される同法の成立を受け政府はさっそく、南スーダンで国連平和維持活動中(PKO)の自衛隊に、現地の国連スタッフらが武装集団に襲われた場合、自衛隊が助けに行く「駆け付け警護」の任務を新たに与える検討に入ったという。
憲法9条の下、戦後70年間全世界に戦争しない「平和国家」を誇ってきた日本が、いよいよ具体的に「戦争する国」へと動きだしたということだ。
しかしそれは法案を数の暴力でごり押ししたように、また政権の横暴というものであり、国の根幹を変える法の施行・運用は慎重であるべきだ。法成立直後の各マスメディアの世論調査結果は、すべてが同法や政府に否定的なのに加え、首相自身も「国民の理解が進んでいない」と認めているからだ。
■「数の力」まざまざ
同法案には国会で審議が始まった段階から国民の過半数が反対し、8割余が政府の説明不足を指摘、6割以上が今国会での成立に反対したが、それでも同法は成立した。それが自民、公明の与党の数の力だった。
そのため国会前や全国各地で連日、「戦争法案絶対反対」を訴えた人々は「戦後70年かけて育てた平和主義と民主主義が一部の人たちによって踏みにじられるのは許せない」「賛成した自民や公明の議員たちが戦争に行くべきだ」「民主主義とは一体何だ。国民の声を聴かないアベは辞めろ」「私たちはあきらめない。次は廃止運動だ」などと怒りと反発の声が渦巻いた。
全国のデモを主導し参院特別委の中央公聴会で意見陳述した学生グループ「シールズ」の中心メンバー奥田愛基さん(23)は、「法案が強行採決されれば、これまで以上に声が上がり、次の選挙に影響を与えるでしょう」と自・公をけん制していたが、採決後は賛成議員の「落選運動」を明言した。
■参院選勝利で安保法廃止へ
ノーベル物理学賞受賞の益川敏英京大名誉教授ら1万4000人以上が賛同する「安保法案に反対する学者の会」も20日の記者会見で「戦いはこれから。国民の多数を国会の多数にして違憲立法を廃止に追い込む運動を進める」と同様の運動や違憲訴訟を言明した。
来年7月に参院選が行われるが、同選挙で野党が勝利し、ねじれを引き起こせば衆院を解散に追い込めるし廃止の道は開ける。そのために今回日本列島に響き渡った「戦争法案反対」の大合唱を参院選までどう維持するかだ。
安保法案は「安倍一強」の数の怖さをまざまざと見せつけた。逆にこの強権政治を反面教師にこれまで政治に無関心だった学生などの若者や若いママさん、学者、芸能人たちが次々声を上げ、行動を始めたことは次の参院選や衆院選の大きな力になるはずだ。
野党も共産党が廃止に向けて異例の選挙協力を呼び掛けた。野党各党が共闘して反対の受け皿になり、安倍政権を退陣に追い込むべきだ。それが安保法廃止と辺野古の新基地建設、先島の自衛隊配備阻止につながる。
安保法、次は廃止闘争だ
http://www.y-mainichi.co.jp/news/28369/
2015年09月23日 社説
反対の大合唱、参院選にどうつなげるか
■安保法成立、大半が否定的
大多数の憲法学者らが憲法違反を指摘し、国民の過半数が「戦争法案」として恐れ反対した安全保障関連法は19日未明自民、公明などの数の力で可決、成立した。来春までに施行される同法の成立を受け政府はさっそく、南スーダンで国連平和維持活動中(PKO)の自衛隊に、現地の国連スタッフらが武装集団に襲われた場合、自衛隊が助けに行く「駆け付け警護」の任務を新たに与える検討に入ったという。
憲法9条の下、戦後70年間全世界に戦争しない「平和国家」を誇ってきた日本が、いよいよ具体的に「戦争する国」へと動きだしたということだ。
しかしそれは法案を数の暴力でごり押ししたように、また政権の横暴というものであり、国の根幹を変える法の施行・運用は慎重であるべきだ。法成立直後の各マスメディアの世論調査結果は、すべてが同法や政府に否定的なのに加え、首相自身も「国民の理解が進んでいない」と認めているからだ。
■「数の力」まざまざ
同法案には国会で審議が始まった段階から国民の過半数が反対し、8割余が政府の説明不足を指摘、6割以上が今国会での成立に反対したが、それでも同法は成立した。それが自民、公明の与党の数の力だった。
そのため国会前や全国各地で連日、「戦争法案絶対反対」を訴えた人々は「戦後70年かけて育てた平和主義と民主主義が一部の人たちによって踏みにじられるのは許せない」「賛成した自民や公明の議員たちが戦争に行くべきだ」「民主主義とは一体何だ。国民の声を聴かないアベは辞めろ」「私たちはあきらめない。次は廃止運動だ」などと怒りと反発の声が渦巻いた。
全国のデモを主導し参院特別委の中央公聴会で意見陳述した学生グループ「シールズ」の中心メンバー奥田愛基さん(23)は、「法案が強行採決されれば、これまで以上に声が上がり、次の選挙に影響を与えるでしょう」と自・公をけん制していたが、採決後は賛成議員の「落選運動」を明言した。
■参院選勝利で安保法廃止へ
ノーベル物理学賞受賞の益川敏英京大名誉教授ら1万4000人以上が賛同する「安保法案に反対する学者の会」も20日の記者会見で「戦いはこれから。国民の多数を国会の多数にして違憲立法を廃止に追い込む運動を進める」と同様の運動や違憲訴訟を言明した。
来年7月に参院選が行われるが、同選挙で野党が勝利し、ねじれを引き起こせば衆院を解散に追い込めるし廃止の道は開ける。そのために今回日本列島に響き渡った「戦争法案反対」の大合唱を参院選までどう維持するかだ。
安保法案は「安倍一強」の数の怖さをまざまざと見せつけた。逆にこの強権政治を反面教師にこれまで政治に無関心だった学生などの若者や若いママさん、学者、芸能人たちが次々声を上げ、行動を始めたことは次の参院選や衆院選の大きな力になるはずだ。
野党も共産党が廃止に向けて異例の選挙協力を呼び掛けた。野党各党が共闘して反対の受け皿になり、安倍政権を退陣に追い込むべきだ。それが安保法廃止と辺野古の新基地建設、先島の自衛隊配備阻止につながる。
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