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2015-09-23 09:17:26
ロシアのラブロフ外相から「北方領土については協議しなかった」とあしらわれた岸田外相。他方、北朝鮮からは拉致被害者の情報は何一つ得られず、かわりに「遺骨一体につき120万円寄越せ」と吹っ掛けられる始末。安倍外交は踏んだり、蹴ったり。対米偏重安倍外交の破たんが明確になってきました。
安倍外交の特色は、極端なアメリカ寄り外交です。地球儀を俯瞰する外交などと大口をたたいて50か国以上を回ったようですが、金をばらまいて歩いた割には見るべき成果はほとんどなし。根本はアメリカさまの許容範囲での飛んだり跳ねたり外交。つまり、ごくろうさんのパフォーマンス外交にすぎない。
1年7か月ぶりに開かれた日ロ外相会談でしたが、肝心の北方領土問題ではなんの進展もないどころか、ラブロフ外相からは岸田外相との会談後、「議題は『平和条約の締結』であり、北方領土問題は出なかった」と言われてしまいました。岸田外相はあわてて、「平和条約問題はすなわち、北方領土問題である」と言い訳しましたが、ロシア側にしてやられた印象はまぬがれない。
安倍首相は、北方領土問題を自分の実績、つまり手柄にしようと、プーチン大統領にすり寄り、日本を訪れるよう要請、あの手この手の“おもてなし”で打開の糸口をつかみたいと苦労を重ねてきました。
しかし、ロシアがクリミア半島を編入、アメリカは日本に指図して制裁に加わらせました。ロシア経済は原油価格の低迷で苦境に陥っています。安倍外交は、だからこそいまロシアのプーチン大統領と話し合う絶好の機会と読みましたが、甘い。岸田外相は、甘すぎる読みを思い知らされたわけです。それに、日本はアメリカのいいなりに「戦争法制」を強行採決した。かつてはロシアの南進をけん制するために、日ロ戦争を戦った日本外交の先祖返りも思い出させました。
かたや、北朝鮮。いよいよ、「遺骨外交」を前面に押し出してきました。「一体につき120万円でどうじゃ。8000体ほどあるぞ」と、まるで遺骨1柱が商品のようです。これをそのままの金額で引き取るとすると96億円、ざっと100億円ほどになります。日本側が、拉致被害者の交渉が進展しないことにしびれを切らしてきたいまが、遺骨取引のチャンスという読みでしょう。生きている拉致被害者の交渉の前に、遺骨を高値で引き取らせる。北朝鮮の読みは、したたかです。
日中間の首脳会談は実現するようですが、ここで大きな成果を上げられる見通しはありません。中国を仮想敵国とした「戦争法制」を挙げたばかり。中国は、日本外国の専門部署を廃止し、韓国やモンゴルと十把一絡げの部署で扱うことにしました。
習近平・国家主席は、アメリカを訪問、あさって25日にはオバマ大統領と会談します。アメリカとうまくやっていさえすれば、日本など問題にする必要はないという露骨な扱いにしたわけです。
安倍外交は、地球儀を俯瞰するどころか、世界の孤児になる道を歩んでいるようにみえます。安倍外交は、失敗の連続です。アメリカ偏重のツケです。日本国民を引き連れて、レミング(大量死したネズミの集団)の行進です。
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