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日ロ外相会談の 合同記者会見で見えた 日本の外務官僚の無能ぶり。 岸田外相 『領土問題で突っ込んだ議論』 ラブロフ外相『北方領土問題は 対話の議題にすらならなかった。』
http://ryuma681.blog47.fc2.com/blog-entry-1582.html
2015.09.23 リュウマの独り言
日本の報道に慣れた(?) 方にとっては 今回の 岸田外相とラブロフ外相の共同記者会見ほどびっくりしたものはないのではなかろうか。 日本臣民の必読紙と言われる 「産経新聞」によると、
2015.9.16 産経新聞
政府は15日、岸田文雄外相を来週の連休中にロシアに派遣する調整に入った。岸田氏の訪露は、メドベージェフ首相が8月22日に北方領土・択捉島に上陸したため延期していたが、プーチン大統領の年内来日を実現させ、北方領土問題の解決に向けた日露首脳間協議を進展させるため派遣することにした。国会での安全保障関連法案の審議を見定めて最終決定する。
岸田氏はラブロフ外相やシュワロフ第1副首相らとの会談を調整する。「貿易経済に関する日露政府間委員会」も開催し、経済協力の協議を進め北方領土問題の交渉を加速させる方針。今回の訪露は、安倍晋三首相とプーチン氏で確認している領土問題を解決して平和条約を締結するための閣僚協議と位置付けている。 (引用終り)
安倍政権ができて以来、 何度も聞かされた「プーチン来日」と「北方領土問題の解決」。 この記事をどう読むのか、日ごろ産経を読んでいないのでわからないが、 『プーチン来日は決まっていたが、延期されていた。』、『北方領土問題も、解決するとプーチン大統領との間で確認されていた。』と 一般的には (普通の日本語解釈なら) とれる。
私が以前から ラブロフ外相のヨーロッパ系のマスコミとの会見で 『そんな話は聞いたこともない。』という発言を何度か紹介したが、まさに それと全く同じことが 今回の会見で見られた。
ポツダム宣言をよく読め、と何度もロシアから言われている。
外国での会見で 『これはないでしょう。』、 なんとも 恥のかきっぱなしだ。 『プーチン来日』についても、 ラブロフ外相は 「そのような予定もないし、 話題にもなったことがない。」と以前から発言している。 この外務大臣は ずうっと ロシア外交を仕切っている。 プーチン氏が 信頼していないのなら とうの昔に「首」のはずだが、 常に行動を共にする。 その彼がそう言うのだから 多分間違いはない。 それがなぜ日本国内になると 『プーチン来日』が決まっているような話になるのだろう。
それは 日本の外務官僚の特殊な才能 (?) によるのだろう。 『プーチンは年内に訪日したいのは間違いない。』(笑)… 予想屋ではあるまいし、 ロシア大統領なら 日程もそんなに空きがあるわけではあるまい。 当然 今頃には およその日程と歓迎行事の概要程度は決まっているはず、 それなくして訪日はなかろう。 中国の「習主席の訪米」など、 ずいぶんと前から決まっていた。 ヒラリー氏など、もう6度も中国を訪問している。 今年に入ってからは米国政府高官たちが ひきも切らぬほど訪中し、打合せをしている。 『国賓』で迎えるのだから、 完全合意とはいかないまでも、 双方とも醜態をさらすわけにはいかないのだ。
日本で報じられているほど、 アメリカと中国は敵対していない。 多分に 中国国民も アメリカと敵対しているとは 思っていないはずだ。 日本だけが 勝手に思い込んで 前のめりになっている。 中国も 「日本」を相手にするほど 馬鹿ではない。 こんな写真が 中国の政府機関紙のそこここにある。
日ロ外相会談、「領土問題」認識に隔たり
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2594950.html
モスクワを訪れている岸田外務大臣は、1年7か月ぶりのラブロフ外相との会談の後行われた共同会見後、しばらく立ち上がれずに座ったままでした。2時間24分にわたった会談で何が話され、そしてその表情の背景には一体何があったのでしょうか。
1年7か月ぶりの日ロ外相会談。日本側にとって焦点は北方領土問題でした。しかしこの夏、メドベージェフ首相ら閣僚が相次いで現地入りし、ロシアは北方領土の実効支配をアピールしています。今回の会談でも、認識の隔たりが浮き彫りとなりました。
「本日、ラブロフ外相と領土問題について突っ込んだ議論を行った。(対話継続という)認識はラブロフ外相と共有できたと思っている」(岸田文雄外相)
「北方領土という話は対象にあがっていない」(ロシア・ラブロフ外相)
岸田大臣は、北方領土問題と平和条約締結交渉を一体で進めるという日本の立場を説明し、「交渉を再開させた」と成果を強調しましたが、その直後、ラブロフ外相は「北方領土問題は協議していない」と切り捨てたのです。
さらに、日本で安全保障関連法が成立したことについても・・・。
「地域と国際社会の平和と安定に積極的に貢献していくためのものであると」(岸田文雄外相)
「大事な問題なので私もひと言、言いたい。開かれていない軍事同盟は地域の緊張緩和には役立たない」(ロシア・ラブロフ外相)
岸田大臣の説明を次々と打ち消していくラブロフ外相。共同記者会見の終了後、岸田大臣は憮然とした表情を見せ、暫く席を立ちませんでした。
会談では、次官級協議を来月8日に再開することでは一致しました。しかし、年内実現を目指すプーチン大統領訪日の日程は決められず、今後の交渉は難航が予想されます。(22日17:02)
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