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「安保法制反対だけ」を訴えて統一戦線を組み、選挙協力を行なったとしても、まったくの期待外れの結果に終わる
http://www.asyura2.com/15/senkyo193/msg/394.html
投稿者 ダイナモ 日時 2015 年 9 月 21 日 14:35:43: mY9T/8MdR98ug
 

「世論調査の結果はインチキ」だと考える人は、9月19〜20日に行われた毎日新聞の世論調査で、安保法制が「憲法違反だと思う」が60%であり、国民への説明が「不十分だ」は78%なのだから、安倍内閣を支持しないが60〜80%近くにならなければおかしい、と考えているのだろう。

世論調査の中には、産経新聞やFNN、読売新聞のようにあからさまに政権側に有利な回答を誘導する悪質なものが存在することは確かであるが、今回の毎日新聞の世論調査では、安倍内閣支持35%、不支持50%と、これまでの各社の世論調査の中でも安倍内閣にとってかなり厳しい調査結果となっている。

何の条件をつけることもなくアプリオリに「世論調査はインチキ」だということは、選挙結果は「ムサシ」によるねつ造だ、と主張することと同じく、みずからの政治的主張にとって不本意な結果となった事実に目をつぶり、事実を認めることから逃避することのできる、最も「安易」で「安楽」であり、政治的に「堕落」した考え方だと言わざるを得ない。

人びとは、まったく同じ1つの事柄についての賛否だけで内閣を支持する・しないを必ずしも決めている訳ではない、ということについてはほとんどの人が同意すると思う。

安保法制を最も重要な問題だと考えて反対する人は当然、安倍内閣を支持しないだろうが、安保法制に反対の人すべてが同じように考えるはずである、と考えるのは「傲慢」というべきである。

経済政策ではアベノミクスに対する是非は別として、野党側はアベノミクスに取って替わる経済政策パッケージをまったく提起できていない。このことが自民党による「この道しかない」という大胆で決めぜりふ的な政治スローガンを許す結果となってしまっており、先の衆院選で自民党が圧勝する大きな勝因となったことは記憶に新しい。

安保法制に反対でも、それ以外の政策を理由として「他の内閣よりよさそう」だから支持するという人はかなりの割合で存在する。直近のNHK世論調査では、安倍内閣を支持する理由として最も多いのが「他の内閣より良さそうだから」であり4割近くを占めている。いわば消去法によって消極的に安倍内閣を支持している人が最も多いことになる。このことは安保法制に対する反対が多くても野党の支持率が上がらないことと符号している。

これらのことが安保法制に対する賛否と内閣支持率との間のねじれの原因となっていることを理解する必要がある。

このことが来年の参院選で「安保法制反対だけ」を訴えて統一戦線を組み、選挙協力を行なったとしても、まったくの期待外れの結果に終わることを示している。多くの国民にとって最も切実な問題は何かといえば、安保法制問題ではなく経済問題であり、社会保障問題である。安保法制反対だけを主張して、このことに関して明確で現実的な政策を提起できない政党は、多くの国民からそっぽを向かれる。

いま現在は、安保法制の賛否が最も大きな政治問題となっているが、それでも政党支持率では自民党が他の政党を圧倒している。これが来年7月の参院選の時点でどのようになっているか。少なくとも安保法制問題についての国民の関心は今より大きく低下している可能性が高い。むしろ翌年に迫った消費税の10%へのアップが最も大きな政治問題となっていると考えられる。

共産党以外の野党は、こうした政治状況の変化の流れを当然予測し、その上で共産党の提唱する野党連合構想への是非を決めることになる。

そのような政治状況の変化が予想される中で、いま共産党が主張している「安保法を廃案のため参院選での野党連合構想」は、一時の盛り上がりに便乗する形でこれまで同党が同じような野党連合構想を提起して尻すぼみに終わったのと同じ結果をまたたどる可能性が高い。

仮に野党連合構想が実現できたとして、それが「安保法制反対だけ」を訴えていては勝利は望むべくも無い。参院選に勝利するためには、消費税10%が間近に迫る中で、アベノミクスに替わりうる大胆で現実的な経済政策パッケージの提示が絶対必要条件である。
 

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コメント
 
1. 2015年9月21日 14:44:05 : Kkv9waf2go
英労働党が「極左」党首を選んだ。

これからまもなく世界的な金融詐欺バブルが崩壊し、

リーマンショック以上の大不況が来るだろう、その流れを読んだ動きと思われる。

その時、社民主義、再分配重視の政府を選ぶのか、

ヒトラーや大日本帝国もどきな軍国主義政府を選ぶのかが問われるだろう。

共産党中心の連合政府は、とりあえず社民主義の旗幟を鮮明にするべきだ。


2. 2015年9月21日 14:48:50 : YxpFguEt7k
これまでの国政選挙惨敗を見れば、野党が勝つためには、選挙協力は必須条件です。

3. 2015年9月21日 15:26:40 : QES3YEvazs
安保法制だとか、「戦争法案」だとか、イデオロギーの入る余地があるから日本人共通の支持は得られない。
戦争反対と言えばだれもが共通かといえばそれも正確ではない。
原爆や、焼夷弾によって逃げる間もなく焼き殺されるのがいやなのだ。
戦争には利害が絡む。
だから習や金のようなバカな指導者は戦争をも辞さない。
彼らは戦争反対ではないのだ。しかし焼き殺されるのは嫌だろう。
戦争だろうがなんだろうが、日本人は逃げる間もなく焼き殺されるのは嫌なんだ。
憲法がどうのこうのは関係ない。
焼き殺されたくないだけだ、熱線や焼夷弾で。
シリアの難民には逃げる余裕がある。
日本人にはなかった。

4. 2015年9月21日 16:15:47 : xKH0L4WdW2
期待はずれになったとしても、自民党ほどではないと思うよ。

5. 2015年9月21日 16:17:42 : OkXopCDtCI
投稿主 ダイナモ氏の予想を確認するために是非共産党の提案を受けてやってみよう。 

愚だ愚だ言ってないでやろう。一点課題の政府でありその課題達成後は速やかに解散する予定だ。

本心はまずい事になりそうだからおためごかしを並べて妨害しているんだろ。
この手のいかにもわかった振りをする人に要注意だ。


6. 2015年9月21日 16:20:48 : Aj4L7dg3Qg
この投稿は内閣支持率と連合政権構想に対する非常に重要な考察だ。連合政権構想にアベノミクスに対抗する経済政策パッケージが必要なのはその通り。アベノミクスには国民生活関連分野での再分配が欠けている。そこをついた経済政策パッケージ付き反戦争法連合政権構想で、「他の内閣より良さそうだから」層を切り崩し、安倍内閣支持率そのものもさらに下げることができる。

ただ、賛同した上でだが、内閣支持率に関してまだ疑問は残る。アベノミクスもすでに3年目。「異次元の金融緩和」から2年半。NHK世論調査上でも以前として景気回復の実感を持っていない層が最も多い(いま手元に数字がないが)。この期に及んでまだ「他の内閣より良さそうだから」かね。まだ安倍内閣の経済政策に対する期待値がそんなに残っているのかな。「他の内閣より良さそうだから」と判断する理由が他にあるのではと思ってもいる。


7. 2015年9月21日 16:27:19 : s3LwnvR2iA
安倍のやっちょることは何やっちょるの売国で戦争じゃないの。
言うならアメリカにオメコ売って戦争やるちゅうもんじゃない? 
 ワシら、うまいもん食うてよ、マブイスケ抱くために生まれて来とるんじゃないのぉ。
それもこれも世の中が太平でないとできゃせんので。
ほんじゃけん戦争止めぇいうのがどこが悪いのW。

 やっても見んで勝も負けるもあるかい。
おどれら、安倍言うたらチビリやがって!
あんとらもんの風下に立ってよ!
センズリかいて、多数決に首くくっちょれ言うんかー!おぉーーーん!!??
言うちょっちゃるがのぅ、日本に首相は二つもいりゃーせんのじゃ!
安倍がこれ以上、太ぅなったら手遅れじゃけん!今のうちに取ったれいうとんじゃー!!


8. 2015年9月21日 16:44:35 : y3dtKyjydg

投稿主は、軍国主義についてまるで理解していないようです。

戦後はじめて、公然とした軍隊の海外進出態勢の出現、
―――政治、経済、マスメディアと文化、、、人材、資財、組織、、、あらゆる物が動かされる、
それによって、政治的・経済的利権が生じて、莫大な利権を得る人たちが出ます。
軍隊・・それを妨げるものは国運を危うくするものとされ、取り締まりの対象にされます。

>消費税10%が間近に迫る中で、アベノミクスに替わりうる
などと、トボケタことを言っている当記事はボケ、間抜け


9. 2015年9月21日 18:09:06 : LY52bYZiZQ
共産党の意を汲む自民党内の首相候補といえば谷垣が該当する。何らかの形で党内でクーデターを起こせれば状況が変わりうる。その他第1次安倍政権を崩壊させた遠因としてピンポイントの北朝鮮の核実験が挙げられる。現状では4回目の核実験の噂が出ていることからその実現の蓋然性は高まっているといえる。それが政権の帰趨にどう作用するかが問題。

10. 2015年9月21日 18:18:10 : Q45IpfOmPM
はいはいはいみなさーん、安保法案は決まりました。
さあさあさあ、今度のテーマは経済ですよ。
そこそこそこ、いつまでも安保法案追っかけない、こっち見る。

アホくさ、去年と同じ作戦じゃんか。
テーマ外し。姑息な戦術。
そして来年またおんなじことを言うつもりなんだな。
安倍「安保法案は選挙によって国民の承認を受けた。」
田崎「安保法案もテーマになっていた」


11. 2015年9月21日 18:24:45 : v1gbxz7HNs
やってみればわかる。

やってもムダだからもう自民党にすべてを委ねようよと泣きわめくクズの戯言で物事が左右できるとでも思うのかね?ムダかどうかはやってみればわかる。そしてムダだと思うなら放っておけばいい。なのに必死になってムダだからやめようと説得を試みる奴は何を恐れているのか?

パンとサーカスで愚民を踊らせてきたが、パンがもう無い。
そして新たなパンを用意しなければならないのは自民だ。野党ではない。


12. ダイナモ 2015年9月21日 18:47:08 : mY9T/8MdR98ug : Kr2S1L17Og

>>6

>内閣支持率に関してまだ疑問は残る。アベノミクスもすでに3年目。「異次元の金融緩和」から2年半。NHK世論調査上でも以前として景気回復の実感を持っていない層が最も多い(いま手元に数字がないが)。この期に及んでまだ「他の内閣より良さそうだから」かね。まだ安倍内閣の経済政策に対する期待値がそんなに残っているのかな。

その疑問は私も持っていますが、これはアベノミクスへの幻想が完全にはげ落ちるまでの期間と、野党がアベノミクスに替わりうる経済政策を提示できない状況が継続する期間との関係にかかわる問題です。

アベノミクスは円安誘導による輸出増加によって輸出企業の収益を増やすことは実現できましたが、円安の進行による輸入インフレによって国民の購買力は逆に低下してしまいました。アベノミクスはうまくいっているどころか行き詰まりつつあります。日銀はインフレ目標の2%物価上昇を掲げて大規模な金融緩和を行ないましたが、そのことが実質賃金の低下を招いたことで安倍政権にとっては都合の悪い事態になりつつあります。遅かれ早かれ、アベノミクスの失敗が誰の目にも明らかになる日が必ず来ます。

問題はその日が今すぐには来ないということです。これから数年はなんとかごまかせるかもしれません。それもこれも野党がアベノミクスに替わる経済政策を提示できていないために、いくらうまくいっていないとしても国民の側がアベノミクスを支持する以外ほかに選択肢のない状況が続くからです。

この状況が継続する限り、国民の多くはアベノミクスにすがり続けるでしょう。


13. 2015年9月21日 18:54:38 : LY52bYZiZQ
>>12
要は投稿者(ダイナモ氏)はうえの自身の投稿での政局の予想についてについて実際の政局がどう動こうが責任は取らないというわけだ。後で間違った予測を責められても誤魔化すために「真相の通」などの後だしジャンケン型の投稿と連帯すればいいだけだし。

14. 2015年9月21日 19:04:36 : AUUlPGkujM
そう思いたければそう思えばいいが、立憲主義、憲法を公然と否定する
ことを放置していいのかどうかは何にもまして重要な問題だ。

それに気がついたからこそ多くの人がみずから立ち上がり街頭へ繰り出し
たのだ。このことは他のどんな政策より影響は大きい。

ことは日本が民主主義の社会かそうなれるかの問題だ。か。)


15. 2015年9月21日 19:50:29 : Kkv9waf2go
>問題はその日が今すぐには来ないということです。これから数年はなんとかごまかせるかもしれません。

ダイナモさん、これから数年なんてことは絶対にありえません。ぼくは投資をしているからあれこれ金融関連の情報を集めてますが、

バブル崩壊は目前(せいぜい半年以内)ですよ。それも未曾有の規模の奴が来ます。決していいことじゃないですが。

大手マスコミが本当のことを言わないだけです。


16. ダイナモ 2015年9月21日 20:39:47 : mY9T/8MdR98ug : Kr2S1L17Og

>>15

そうですね。私も日本が半年以内に大きな経済的混乱に見舞われる可能性は少なからずあると考えています。問題は、その場合になっても、では国民の大多数が野党を支持するようになるかというと、必ずしもそう言いきれないということです。

先の民主党への政権交代には、リーマンショックによる経済の深刻な低迷が大きな影響を及ぼしたことは確かです。それには当時の自民党政権の政治的経済的無策も大いにあずかっているといえます。

しかし、これからやってくる経済的混乱では、当時の自民党政権時代とは政治的経済的状況が違っています。まだ国民の多くはいくらか怪しみながらもアベノミクスに幻想を抱いています。そうした状況での中国の景気後退や米国の金利引き上げなどの「外的要因」による経済的混乱では、アベノミクスそのものが否定されるものではない可能性があります。

私はアベノミクスがそれ自身の要因によって破局を迎えるにはまだ数年かかると見ています。

こうした状況では国民もおいそれと野党の側を支持するという訳にはいかないかもしれません。


17. 2015年9月21日 23:11:23 : DTKmV7DRl2
またバブル崩壊
今度はどんな事が起きるんだ?
考えるだけで恐ろしい

18. 2015年9月22日 01:14:02 : K3aDVdACqk
まずは選挙協力で統一戦線が当たり前
破壊工作に意見は毎回潰そう
こいつは工作員だ

19. 2015年9月22日 03:23:23 : nLIg1aD6F2
今、最も大切なのは「安倍」なるものへの戦いである。
当投稿はこの意を損なおうとしており、同意できない。
我々の力の集中を阻害しようとしている。
我々は党派や形の違いはあれ、「安倍」なるものの打倒に向けた戦いに集中すべきである。

20. 2015年9月22日 08:50:31 : qF4T1YwunA
●我々が気にしていることを指摘しているのでは?

気になっているのは、直近で行われた山形市長選の結果だ。

自公の候補は安保法案には一切触れず地元密着の政策のみを訴えた。

野党候補は安保法案に焦点を当てて闘った。

野党候補は僅差で敗れたが、自公候補に比べて運動期間が短かったことも敗因の一つとされる。

しかし、なお気になっていたのは「地方」の選挙民の関心の所在だ。

「違憲」な安保法案もさることながら、「地方再生」はもっと切実な問題だろうと思う。

特に、地方選挙での戦い方にこの点の配慮が必要なのではないか?

そういう意味で本投稿の主張は気になるところである。


21. 2015年9月22日 13:15:16 : BiIszQtQ66
立憲主義の否定
無法国家すなわち独裁国家となる
違憲立法に対案などなし
憲法の枠内で憲法改正手続きをとることが可能なのだから
委員会での採決は無効
重大な瑕疵あり
野党共闘でクーデター政権を確実に倒せる



22. 2015年9月22日 15:33:38 : NIKUujqbDg
経済対策だと思っていた先の総選挙が
蓋をあけてら「戦争法案」一色だったんです!
自民党を選んだらこうなった
戦争邁進より
共産党との選挙協力の方が未来は明るい!

23. 2015年9月27日 01:16:52 : 2eRZvr2rtA
民主・維新は安倍自民党以上の緊縮大好き、公共サービスカットのネオリベ路線だからなあ。

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