http://www.asyura2.com/15/senkyo193/msg/375.html
Tweet |
「野党議員の「論理的な演説」を、この数日でいくつも観て聴き、彼らのプロフェッショナリズムを再認識した」
http://sun.ap.teacup.com/souun/18384.html
2015/9/21 晴耕雨読
山崎 雅弘氏のツイートより。https://twitter.com/mas__yamazaki
・
ボードゲームをプレイしている時、自分に有利になるようにシーケンスをいじって特定の手順(フェイズ)を飛ばすような態度をとれば、対戦相手は「子供みたいな真似するなよ」と怒るだろう。
一国の首相や大臣、政権与党が、なりふり構わず「フェイズ飛ばし」のような脱法プレイを国会で繰り広げている。
「発言時間制限動議」、自分たちはさんざん国会の規約を利用した上、総括質疑も飛ばして採決しておきながら、野党に有利なルールはプレイ中にいきなり変えてしまうのか。
将棋で対戦している最中に、いきなり「香車は二マス前までしか進めない」などとルールを変えてしまう。
法案の未来を物語っている。
>森修一 福山さん「委員長認定の議事記録を見せつける。委員会がいつ始まったか書いてない。まだプレイボールされてなかったんだ!外部の人にお願いした公聴会はこのままでは無かったことにされる!参議院最大の汚点だ!」 与党「時間守れ!ルール守れ!」
>宮台真司 福山議員の参院本会議での最終討論、実に素晴らしかった。立憲主義への冒涜、公聴会の報告機会を潰すという手続的瑕疵、集団的自衛権発動機会の例示の二転三転、今国会での成立を急ぐ理由の出鱈目…。自民党の石井議員の最終討論の余りの軽さとの対比が際立っていた。福山議員の言う通り今日が出発点。
野党議員のしっかりした骨格のある「論理的な演説」を、この数日でいくつも観て聴き、彼らのプロフェッショナリズムを再認識した。
通り一遍のパターン化した言葉でなく、福山哲郎議員も山本太郎議員も皆、自分の身体の一部のような論理で語っている。
与党側の、コピー書類のような軽い言葉とは対照的。
衆議院での採決時には、こんな緊迫した「論理」が国会の議場で場を圧することは無かったように思う。
国会議事堂の周囲や日本各地で声を上げている市民デモの存在とも無関係ではない。
「デモで政治は変わらない」等の冷笑は、もはや紙くず程度の意味しかない。
瑕疵だらけの汚い手法でしか採決できない。
色や絵柄で彩られたプラスチック製のカバーが壊れて外れ、ギラギラ光る「権力」が剥き出しになって、国会議事堂の内外でいろんなものを潰している光景を、国民が目の当たりにしている。
市民デモがなければ、これほど生々しい「剥き出しの権力」が露呈することもなかったろう。
様々なものを可視化した。
安保法制に関連する市民デモやネット言論で語られる「民主主義」は、中身の陳腐化した機能限定版の「日本式民主主義」とは違う、春に芽吹く若葉のようなもので、その実現に何が必要なのかを若者主導で改めて学ぶ展開になっている。
今後の指針の「To Doリスト」を作ったのは、現政権だとも言える。
佐藤正久「後ろから小西先生が飛び込んできて、委員長の持っている紙を奪おうとしたので押さえた」(毎日)http://bit.ly/1KnzwND
・
拳で顔面を「押さえる」。
辺野古沖で映画監督に馬乗りになった海保職員の言い訳に近い語法。
佐藤正久議員の拳での武力行使について「自衛だ」と擁護する意見が一部にあるが、米NYT、米WSJ、英BBC、英タイムズ、仏AFPなど各国のメディアが揃いも揃ってこの写真を「問題を象徴する一枚」として報じている意味を考えるべきだろう。
佐藤議員は日本の国会の品格を貶める役割を果たした。
米WSJのキャプションは「日本の政治屋(佐藤)、平和主義と戦う」。
英タイムズのキャプションは「日本の国会議員、平和主義の終わりに殴り合い」。
前者のリンクにあるように、前後の文脈をちゃんと動画で確認した上で、敢えてこの写真を選んでいる。
次の内閣改造で、首相は佐藤正久議員を法案成立の論功行賞で防衛相にするとの観測もあるが、この「拳による政治」の写真を撮られたことが、何らかの影響を及ぼすかもしれない。
防衛相になれば「あの拳議員が日本の新しい国防相」という文脈で語られる。
>Hideyuki Hirakawa NHKは「安全保障政策の大きな転換」と伝えているが、変わったのはそれだけではない。
日本は違憲の法案をルール無視の暴力で通すならず者の国になったのだ。
今までもひどかったが、ついに底板を踏み抜いてしまった。
>山本太郎議員「そんなにポジションが欲しいか!誰のための政治だ!外の声が聞こえないか!この声が聞こえないなら政治家なんて辞めた方がいいぞ!違憲立法してまで自分が議員でいたいのか!」 一人で牛歩をしヤジの中で最後まで抗議の声を上げ続けた。
>本当に。
与党と小判鮫党の上っ面のスピーチと、野党の情理がつまった演説と、こんなにも違う。
一人の人間が、議場の議員達を越えて、何よりこれを見ている私達に向かって訴えている。
単なる「遅延戦術のフィリバスター」ではなく、与えられた発言機会を最大限に有効に使う形で、政権側が避けた論点、隠された瑕疵、行く手に存在する問題点を、議員それぞれの固有の言葉と論理で受け手に再認識させる、有意義な演説だったと思います。
約30分と長いが、昨晩のこの反対演説は一聴の価値ありと思う。
この数日における仕事ぶりを評価して、福山哲郎議員のアカウントをフォローした(松田公太議員は外した)。
「2015.9.18 参院本会議 安保法案採決前の討論 民主党・福山哲郎」http://bit.ly/1V28iGC 福山哲郎議員が掲げた「議事録と称する何か」。
・
「討論省略、直ちに採決の動議提出 提出者 山本一太君 同動議採決」とあるが、鴻池委員長は「委員会メンバーでない20名以上の与党議員群」に埋没していたので、これを確認して採決できるはずがない。
この「人間かまくら戦術」は、非常に軍事的な手法だと思う。
煙幕の展開や掩蔽壕と効果は同じ。
佐藤正久議員の発案である可能性はかなり高いだろう。
これが許されるのなら、今後も数に優る与党は同種の「戦術」を用いて、どんな法案でも通過させられる。
http://on.fb.me/1NJKPG1国会議事堂前を含め、テレビのニュース番組が法案反対デモを報じる時、大抵「コール」の部分しか放送しない。
・
NHKは特にコールだけで「デモを報じた」形式を作る。
「デモは感情に流されているだけ」でないことは、現場でスピーチを聞けば理解できるが、数秒のコールしか見なければそんな印象を抱く。
新自由主義経済など現在の米国式価値観に親和性があり、一定以上の資産を有している著名人が、学生デモの意義やその波及的効果を打ち消すような言説を執拗に発信しているのが興味深い。
まるで、学生デモで社会が変革すれば自分たちが不利益を被ると怖れているように見える。
様々な構図が浮かび上がる。
>可能性どころか実際に隊長の指南だと、既に産経が報じています http://t.co/GsvPynk9dC「国会の議事進行の手続きを一政党が実力で独占的に支配し野党の発言権を奪う」事実上のクーデターとも言える手法なのに、産経新聞は「用意周到に行った痛快な成功例」のように報じているのがすごいですね。
・
産経も国会を単なる道具としか見ていない。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK193掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。