★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK193 > 374.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
<目撃> 憲法9条と国会は、こう破壊された。(その1) (永田町徒然草)
http://www.asyura2.com/15/senkyo193/msg/374.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 9 月 21 日 06:20:05: igsppGRN/E9PQ
 

<目撃> 憲法9条と国会は、こう破壊された。(その1)
http://www.liberal-shirakawa.net/tsurezuregusa/index.php?itemid=1720
15年09月21日 永田町徒然草


9月19日未明の永田町徒然草で書いたように、私は3日間国会で半徹夜した。白川勝彦法律事務所の仕事は普通にやらなければならないので、相当に疲れたことだけは確かだ。9月19日も事務所に行って仕事をしたが、それが終わると自宅に帰り、とにかく休むことにした。この間も多くの人々が白川サイトを訪れていたが、申し訳ないと思ったがupdateできなかった。

なぜ私は毎日のように国会に行ったのか。その理由からまず述べよう。私は国会正門前の抗議活動に何度も参加した。多くの人々が集まっていることは、テレビを見れば分かるが、現場に行きその中に入らなければ、その抗議行動の意味や質が分からない。私たちが若い頃やったようなデモとはかなり雰囲気が違うことは確かである。しかし、その政治的意味を知るためには、現場に行ってそれをこの目で見なければ本当のことは分からない。政治は現場が大事なのである。

8月30日の大行動は、本当に凄かった。参加人数についていろいろと言われたが、間違いなく12万人を超える人々が集まっていた。世界的なベトナム戦争反対の切っ掛けとなったパリのカルチェ・ラタンの行動を想起させるものであった。ベトナム反戦の世界的拡大はここから始まった。私たちの学生時代の諸運動も、それを見習って広がっていった。8・30大行動は、日本各地に戦争法案反対運動を巻き起こした。多くの政党がこれに触発されたことは間違いない。

9月に入ると毎日のように国会正門前に多くの人々が集まって、安保法案に反対をしていた。9月に入ると毎日のように雨が降った。その中でも毎日のように反対行動が続いていた。その人数も大事だが、どういう人がどのような気持ちで集まっているかが、政治的には重要なのだ。その輪の中に入って参加者の顔ぶれ・表情・発言等を見なければ、その政治的意味を探ることはできないのだ。

いよいよ安保法案の審議が大詰めになると、安保特別委員会の動きが緊迫してきた。9月16日横浜で地方公聴会が開催された。そして鴻池委員長が職権でその日の午後6時から締めくくり総括質疑を行うことを職権で決めた。これは私たちが見れば、採決を行うぞという意思表明である。野党がこれに反対するのは当然のことである。

この情勢を受けて当然のことながら、反対する人々が国会正門前に集まってくる。この日も雨が降っていた。抗議行動に集まる人々は国会正門前の歩道に集まる。その人たちが車道に出ないように、車道と歩道をアルミ製の柵で仕切っていた。しかし、歩道に多くの人々が集まり過ぎると、自然と車道の方に人々が溢れてくる。これを行動参加者は“決壊”と呼んでいた。ところが、国会正門前道路に何十台もの警察車両をびっしりと停車させ、決壊をてこれを防ごうとした。だから歩道に集まっている人々の人数も様子も正門前道路からは全く分からない状態であった。

私は国会議員をしていた関係で前議員バッチというものを持っている。だから必要があれば、国会に中に入れるし、どこにでも行けるし、本会議等を傍聴することもできる。私は9月16日午後7時頃から問題の参議院第一委員会室近辺行ったり、顔見知りの議員に会ったり、話し合った。この夜は安保特別委員会理事会が紛糾し、9月17日の午前4時まで続き、その日の午前8時50分“理事会”を開くことで与野党が合意し、理事会は休憩に入った。

9月17日のことは、永田町徒然草No.1779「右翼反動が正体を暴露した9月17日」に書いたとおりである。ただし、安保法案のこのような形での採決を国会でよくあることと認めることはしない方がよい。近代自由主義の法理論では,“due process of law (適正手続き)”が重要な概念として論じられている。民主主義の手続きにおいても、その手続きが“due process of law ”の観点から認められるかどうかは、個別事案ごとに真剣に論じなければならない。

これまでも強行採決と非難されるような採決は確かにあった。しかし、強行採決した与党(そのほとんどは自民党であるが)にもギリギリの理屈はあった。またギリギリ説明すれば、まぁ一応採決されたと評価することもでき。だが今回の“処理”は、どう説明しても採決呼べるようなシロモノではない。国会が始まったら、野党は徹底的に追及した方がよい。

私がこの採決と称されているモノに拘るのは、右翼反動というものを正しく認識する必要があると考えるからだ。わが国の政治の歴史で“右翼反動”と呼ばれる勢力がどのように振る舞ってきたかに思いを馳せれば、今回の自公“合体”政権がやり方こそ、まさに戦前の右翼反動が行ったことに酷似しているのだ。右翼反動は、根強くこの国のあるところで生きていて、ある日突然、牙を剥くことを私たちは知らなければならない。そして今回まさに牙を剥いたのだ。

9月17日午後1時からNHKでも中継された鴻池委員長の解任決議案の提出動議とこれに賛成する各野党の討論はかなり迫力のある内容の濃いものであった。国会の先例は、いつもこのような“due process of law (適正手続き)”の積み上げでできあがったきたのだ。今回のようなことを“先例”として許したら、これからの国会の手続きや先例は、意味のないものになってしまう。議会の崩壊である。

あのドサクサの“処理”が行われた直後に、安倍首相はそくそくと委員会室から出て行った。あの処理を最終的に指示したのは、もちろん安倍首相である。自ら指示しておいた処理が実行されたのだから、その真ん中に安倍首相はじっと居るべきであろう。その処理が無事収まったことを確認する義務が安倍首相にはあった筈である。それを我知らずというのか、あまりにも恥ずかしかったからなのか知らないが、そくそくと委員会室から立ち去ったことに私は安倍首相の本性を見た。

この日は、本当によく雨が降った。私が国会に向かった時などは、車に乗っても前が見えないくらいの土砂降りであった。委員会のあのよう形の“処理”が簡単に収まる筈がない。夜の報道がどのようになされるのかを確認するために私は一旦自宅に帰ることにした。テレビを見ていたら18日午前0時10分から中谷元防衛大臣に対する問責決議案が参議院本会議で審議される報じらた。また私は国会に向かった。これから後のことは、“続き”としよう。

それでは、また。


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2015年9月21日 09:06:46 : KzvqvqZdMU
アホかぃ
9条を破壊するこた 当り前じゃん
 なにをいまさら、いい子ぶってるだょ

すでに自衛隊が9条を破壊してるこた 3歳の幼稚園児でも知っておる。

偽善ばかり抜かしおるのが糞サヨだね

米帝憲法は しっかり踏みにじらなければならません。


[32削除理由]:削除人:アラシ

2. 2015年9月21日 09:39:38 : 3Qh4m6LXB2
01>あほか。おまえは。底辺のくせに国民と国を売った罪は死罪に値す

る。アメリカの命令でこの法案を通したんだろが。何をとんちんかんなこといってんだ。

おまえは責任を取って戦場へいけ。拒否すれば獄門送りだ!この野郎!!

[32削除理由]:削除人:言葉使い


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK193掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
政治・選挙・NHK193掲示板  
次へ