この板ではなぜか小沢一郎批判はできないようだが、検察の暴挙によって無垢の罪を着せられたことは気の毒に思うが、やはり、これは冷静に検証すべきだろう。

従米派は、ひたすら米国の意思に応えることだけを考えてきた。(それは彼らの私的利益の源泉でもあった。)
左翼ないし中道派の護憲派は、平和憲法は素晴らしいものだとみなして、昭和憲法体制に逆らうこともなかった。だから米国が戦争法制を強いてきても、ひたすら護憲を唱えるのみ。本当は、米国の植民地状態から脱するためには、防衛問題も含めて自主憲法を制定しなければならないのに。

その結果、極右の復古主義勢力のみが、自主憲法を唱えてきた。それは決して民主主義と人権擁護と平和主義の憲法ではなく、明治憲法下の戦前回帰の反動的で人権抑圧的な憲法でしかない。

左翼や自由主義者が、昭和憲法という植民地法制を疑問視せず、主権を全うしなかかったために、今日の事態を招いた。
ここまで極右をのさばらせることになった、「平和憲法命」の左翼の責任は大きい。

シールズの若者たちが、安保法制の問題から日米関係を問い直し、自分たちの民主主義憲法制定へと、運動を発展させてくれることを、私は切に願う。
改憲を極右の専有物にしてはならない。
より平和で民主的で人権擁護的な憲法の制定を目指すべきだ。

私は、武装独立派だ。米国による対日支配と表裏一体である憲法九条だけでなく、人間平等精神とは相容れない天皇制も廃止して、共和政体を樹立すべきだ。
(しかも昭和天皇は、過去の戦争の最高責任者であり、戦争責任を問われるべきだったのに、それを巧妙に逃れるという犯罪を、日本国民に対して犯した。)
創価学会や統一教会、国家神道、日本会議・・・による政治支配を排除するためにも、断固とした政教分離国家体制にすべきだ。

誰にも服従することなく、自己の良心と人類の普遍的原理にのみ基づいて思考し行動することのできる、新しい国民が望まれる。
天皇も、宗教的権威も、「お上」も、自称「最高責任者」も要らない。主権者は、国民一人ひとりなのだから。