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「法案を拘束するはずの決議が公に説明されることもなく可決されたのでは暗黒政治である。」
http://sun.ap.teacup.com/souun/18371.html
2015/9/19 晴耕雨読
toriiyoshiki氏のツイートより。https://twitter.com/toriiyoshiki
きのう番組(19日放送のETV特集「帰還への遠い道 〜福島・楢葉町 一年の記録」)を 完成させて、きょうから抗がん治療のために三日間の入院である。
番組のことはまた改めて書くが、気になってしょうがないのは国会の動きである。
やきもきしながら安保法制をめぐる山場の動きを見守っている。
ぼくは何としても安保法案は廃案に追い込むべきだと思っている。
理由は三つ。
一つは各種世論調査によって国民の6割がこの法案に疑問を持っている(もしくは明確に反対している)こと。
安倍首相は、国民にはあとで理解してもらえるはずだなどという発言をしているが、国民を馬鹿にした話である。
国会前のデモ、野党の執拗な“議事妨害”には民意の裏付けがある。
二つ目には、憲法学者の大多数のみならず、元最高裁判事や元内閣法制局長官など多くの専門家が「違憲」との指摘をしていること。
民意のみならず、専門知も無視しているわけで、採決の強行はいかなる意味でも正当化できない。
三つ目は、ある意味でこれが一番重要だと思うのだが、一連の審議を通して政府側は満足な説明ができていない。
安倍首相も中谷防衛相も、発言が前後で矛盾したり、互いに食い違う説明をしたりという混乱を繰り返している。
これで採決を許すなら、審議は形だけのアリバイとなり、議会制民主主義の自滅だ。
はっきりしているのは、安倍政権が国民を見ていないこと、アメリカに“忠義”を尽くすことを最優先にしているということだ。
ぼくは「反米」ではないが、主体性なき「対米従属」には反対である。
いまの安倍政権はむしろ「対米盲従」というべきだろう。
かつての自民党の長老・重鎮クラスが安倍政権への批判を強めていることひとつを見ても、安保法案に反対しているのは「左派」だという見解は妄想だ。
「立憲主義」や「法の支配」「議会制民主主義」を守るか否か、対米従属一辺倒か相対的自立(国際社会での独り立ち)かが争点である。
それにしても。
NHKは昨日から「採決が週末に伸びればデモの動きがさらに盛り上がり、不測の事態を招きかねない」という与党の見方を繰り返し伝えているが、「不測の事態」とはいったい何のことか?…
与党幹部がその言葉を使ったのは事実だろうが、こうした印象操作的言辞をそのまま伝えるのは疑問。
「不測の事態」が「安保法案の廃案」だというなら、それはそれで解りやすい話だがw
昨夜の「報道ステーション」は、常々「保守」を名乗っている中島岳志さんが民主主義を尊重する立場から安倍政権と安保法制を徹底批判、もう一人コメンテーターとして招かれた国際派の寺島実郎氏が多極化する世界情勢のなかで対米従属に走る愚を説いて、説得力があった。
論点の整理として的確だった。
テレ朝が反安倍的なスタンスを明確に打ち出してきて、フジが親政権で旗幟鮮明にするのはマスコミのあり方として健全だと思う。
ただNHKはもっとニュートラルであるべきだと思う。
主観的には「客観報道」のつもりなのだろうが、完全にズレていると思うぞ。
「客観報道」とは「読み解き」を放棄することではない。
批判的な分析を怠り、政権側であろうと野党側であろうと両論併記で言い分を伝えることに終始すれば、それはジャーナリズムではない。
情報の発信力は権力を握っている側が強いのは当然で、結局は権力の「広報」に堕してしまうのだ。
安保法案が参院特別委で“可決”。
委員長席に殺到したのは与党側の議員だったのか。
中継を見ていても何一つわからなかったが、審議打ち切り動議、付帯決議、そして安保法案が可決されたようだ。
それにしても、やっぱり強引…。
政治部の田中記者、「法案への理解が必ずしも得られていないなかで…」と発言。
「必ずしも」という日本語の使い方がヘンだよ。
件の政治部・田中記者、インタビューで、自民党のヒゲ佐藤さんに対しては「田中です」、民主党の福山さんに対しては「田中といいます」と挨拶した。
日頃の取材先がどこかは明白。
安倍番や与党担当の記者が仕切っていたのではニュートラルな分析や解説は望むべくもないだろう。
こうした「番記者」というシステムが日本の政治報道を歪める宿痾だと思うのだが…。
NHKの国会周辺の取材には社会部が入っている模様で、それだけで、政治部のみが仕切っていた(と思われる)従来の国会報道から微妙にニュアンスが変わってきている。
ぼくの印象では昨日からかな?(個人の印象です)…もっと早くやってくれよ、と思ったりする。
入院先の病院に仕事を持ち込んでいるのだが、点滴の初日は体が冷えて眠くなるのと国会の動きが気になるので、まだパソコンを開いてもいない…どこかで気持ちの区切りをつけて、仕事をしなくっちゃ。
強行採決がいいわけないのはわかりきってるが、それ以前の問題として、一部野党が主張した「付帯決議」の内容がとんと判らない。
民主党の福山さんも指摘していたことだが、内容を(合意に至った)当事者以外誰も知らないような「付帯決議」が説明も審議もされないまま可決されちゃったのは本当に酷い。
法案反対派の野党はここをきっちり詰めるべきだ。
安保法案自体は曲がりなりにも111時間の審議がされている(矛盾続出でそれでも不充分なのだが)。
それに対して付帯決議は、趣旨説明も審議も全くのゼロ。
法案を拘束するはずの決議が公に説明されることもなく可決されたのでは暗黒政治である。
安倍政権の一連の議会無視、ルール無視の強引なやり口は目に余るが、これは明々白々にアウト。
安保法制の内容を拘束する付帯決議が、協定を結んだ当事者以外は誰も内容を知らない(公にされていないから知らないのがアタリマエ)まま可決されたというのは憲政史上に残る暴挙。
当然、速記録もないはず。
NHK9時のニュースの導入部。
参院特別委での強行採決のニュース、多くの議員が委員長席に「詰め寄り」という言葉を使っていた。
「詰め寄る」という言葉には抗議の意味が含まれるから、委員長席に殺到したのは野党議員ということになる。
まず委員長をガードするために与党議員が駆けつけたのなら…もし最初に動いたのが与党側なら、「詰め寄る」という言葉を使ったことは、野党側の対応が混乱を生んでいるという「印象操作」になる。
こういう言葉をさらっと潜り込ませるところが信用できない。
もっとも本編では、委員長席周辺に「集まり」と、ニュートラルな言葉に修正していたが。
「報道ステーション」のカメラアングルでは、委員長席に殺到したのがヒゲ佐藤氏を先頭にした与党議員の「突撃隊」だったことが明白に見てとれた。
これはかなり強引かつ露骨な「強行採決」である。
「報道ステーション」のカメラ、よく撮ってる。
コメントなしで8分間よく見せ切った。
音声もクリア。
これが「報道」だな。
与党側議員がスクラムを組んで鴻池委員長を囲む「人間かまくら」の様子もはっきり見てとれた。
採決されたのは付帯決議を含む4件だったんだね。
「報道ステーション」その後も健闘。
福山議員の「長々とした演説」を長々聞かせたのも天晴れw…きょうは仕事にならん。
諦めた。
明日、頑張ろう。
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