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創価学会の声は最後まで無視 公明党を待つ「選挙惨敗」の鉄槌
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/164151
2015年9月18日 日刊ゲンダイ
公明党・山口那津男代表(左)と北側一雄副代表(C)日刊ゲンダイ
16日の「デモ」でも目立った創価学会のシンボルカラー、赤、青、黄の「三色旗」。相当数の創価学会員が国会前のデモに参加したのは間違いない。
もともと、創価学会は「平和」を理念に掲げてきただけに、憲法違反の安保法案に反対する会員が多く、安倍首相の強引なやり方に「怒り」と「不安」を強め、さらに反対する会員が増えている状況だ。
いま、池田大作名誉会長が書いた提言「二十一世紀への平和路線」が、ツイッターを通じて会員のなかで拡散しているという。
<憲法を守ることは、国として当然のことであるが、戦後の保守政権の在り方をみると、随所に憲法の精神からの逸脱がみられる。特に最近の「有事立法」問題をめぐっての論議などは、平和憲法そのものを形骸化させかねない危険な動向が察知され、厳重な警戒を怠ってはならないと思う>
書かれたのは1979年だが、まるで安倍首相を批判したような文章とあって、池田名誉会長を信奉する会員ほど、「やっぱり安倍首相は危ない」という気持ちを強めているという。
「創価学会の会員が、安保法案に強く反対するのは当然です。初代会長の牧口常三郎は時の権力と対峙して獄死し、2代会長の戸田城聖も治安維持法で逮捕されている。平和に対する思いは強い。ただ、公明党の方針に逆らって、ここまで多くの会員が反対デモに参加するのは異例のこと。彼らは信念に従っているのでしょう。デモに参加していなくても、公明党に愛想を尽かした会員はかなりいるはず。恐らく、次の選挙では公明党のために動かない。支持者を裏切った公明党は大敗する可能性があります」(政治評論家・本澤二郎氏)
「安保法案」推進の先頭に立った北側一雄副代表を筆頭に、公明党議員は、年老いた池田名誉会長の言葉など無視すればいいと考えているのだろうが、いずれ会員からしっぺ返しを食らうと覚悟した方がいい。
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