67. 2015年9月18日 08:09:02
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力によって議事進行を妨害する行為はあってはならない。「安保法案に反対する野党」の「暴力まがいの行動」を断じて許してはならない。 2015.9.18 00:29 【緊迫・安保法案】 騎馬戦? 棒倒し? 暴力まがいの議員に安保政策を論じる資格なし http://www.sankei.com/politics/news/150918/plt1509180006-n1.html 参院平和安全法制特別委で、安保関連法案の採決をめぐり、委員長席に詰め寄る与野党議員ら。中央上は民主党の小西洋之氏。自民党の佐藤正久理事のこぶしで押されている=17日午後4時31分 http://www.sankei.com/politics/photos/150918/plt1509180006-p1.html 安全保障関連法案が大混乱の末、可決された。この過程で民主党など野党は、法案の採決を阻もうとあらゆる手段を繰り出した。その最終段階で国民が目にしたのは、他の議員の背後から飛び乗ったり、議事進行に必要な書類を無理やり奪おうとするといった、およそ立法府にあるまじき光景だ。暴力まがいの行動に訴える国会議員に、日本の平和と安全保障政策を論じる資格はない。 17日午後4時半前、参院第1委員会室で開かれていた特別委。鴻池祥肇委員長(自民)は自身の不信任動議が否決された直後、質疑を打ち切った。その瞬間、野党議員が鴻池氏めがけて押し寄せ、与野党議員の怒声が飛び交った。ここまでは、重要法案の委員会採決時によくある光景だ。 だが、この日は明らかに常軌を逸していた。 民主党の小西洋之氏は鴻池氏が持つ議事進行のペーパーを奪いたかったのか、他の議員の背中を踏み台に、何度も鴻池氏の背後に飛びかかろうとしていた。その姿は「騎馬戦」や「棒倒し」を想起させた。 一部の女性議員も派手な行動に出た。同党の牧山弘恵氏は他の議員に飛び乗り、社民党の福島瑞穂副党首も鴻池氏を囲む輪の中に何度も割り込もうとした。 こうした光景はNHKの生中継で全国に報じられた。次世代の党の和田政宗幹事長は採決後、記者団に「飛びかかって暴力を振るうのは議会の自殺行為だ」と嘆いたが、後の祭りだ。 採決前日にはこんなできごとがあった。16日夜、特別委理事会は締めくくり総括質疑を開始するかをめぐり、休憩と再開を繰り返し、ギリギリの攻防を続けていた。だが、その国会内で、仲良く笑顔を作って“記念撮影”に興じる民主党と共産党の女性議員たちの姿が見られた。安保関連法案に対して「徴兵制につながる」「子供を守ろう」と訴え、女性の立場から真剣に反対しているはずの彼女たちだが、そのはしゃぎぶりからは何が何でも成立を阻止する悲壮感や緊張感は一切感じられなかった。 民主党が安保関連法案に反対する政策的な理由も判然としない。 岡田克也代表は今年6月、安倍晋三首相との党首討論で「集団的自衛権はいらない」と断言した。 だが、14日の参院特別委で、岡田氏がかつて、集団的自衛権の行使について「必要性を認めていた」と指摘された。それは平成15年5月の読売新聞紙上に掲載された発言だった。 「今の憲法は、すべての集団的自衛権の行使を認めていないとは言い切っておらず、集団的自衛権の中身を具体的に考えることで十分整合性を持って説明できる」 中国や北朝鮮による軍事的脅威は、そのころと比較にならないほど増大している。12年前は認めて、今は認められないというのは誰もが腑(ふ)に落ちないだろう。 野党が法案反対のために利用し続けたのが「憲法学者」「デモ」「印象操作」の3つだった。安全保障政策が専門ではない憲法学者の「違憲論」を最後まで頼り、国会前のデモにも積極的に出かけた。そして安保関連法案を「戦争法案」とレッテル貼りを繰り返し、“悪法”と決めつけた。 「長く審議するほど内閣支持率は下がる」 野党幹部は17日、平然と言い放った。つまりは「反対のための反対」だったということか。こうして安全保障の本質的な論議は置き去りにされた。(峯匡孝) 安保法案 参院特別委で可決 本会議に緊急上程 9月18日 0時58分 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150917/k10010239201000.html 今の国会の最大の焦点である安全保障関連法案は、17日、参議院の特別委員会で自民・公明両党と次世代の党などの賛成多数で可決され、参議院本会議に緊急上程されました。参議院本会議では、民主党が提出した中谷防衛大臣兼安全保障法制担当大臣の問責決議案に対する討論が行われていて、採決されることになっています。 安全保障関連法案を審議する参議院の特別委員会では、17日、野党が提出した鴻池委員長に対する不信任動議の採決が行われ、自民・公明両党などの反対多数で否決されました。そして、民主党などが抗議するなか法案の採決が行われ、自民・公明両党と、次世代の党、日本を元気にする会、新党改革の賛成多数で可決されました。 これを受けて参議院議院運営委員会の理事会で、中川議院運営委員長が法案を緊急上程することを職権で決めました。これに反発した民主党は、参議院に中川議院運営委員長の解任決議案と、中谷防衛大臣兼安全保障法制担当大臣の問責決議案を、相次いで提出しました。 そして、17日夜、中川委員長の解任決議案が自民・公明両党などの反対多数で否決されたのに続いて、18日午前0時すぎからは中谷大臣の問責決議案の採決を行うための参議院本会議が開かれています。 本会議では、まず趣旨説明や討論の発言時間を10分以内に制限する動議が自民・公明両党から出され、記名投票が行われた結果、自民・公明両党などの賛成多数で可決されました。現在は中谷大臣の問責決議案に対する討論が行われていて、まもなく採決されることになっています。 また、民主党など野党5党は、安倍内閣に対する不信任決議案を18日に衆議院に共同で提出することで合意していて、与野党の対立が激しくなっています。 安保法案 参院本会議の採決巡り攻防最終局面に 9月18日 4時45分 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150918/k10010239791000.html 今の国会の最大の焦点である安全保障関連法案は17日、参議院の特別委員会で自民・公明両党と次世代の党などの賛成多数で可決されました。与党側が、18日にも参議院本会議で可決して成立を図る方針なのに対し、民主党など野党5党は、安倍内閣に対する不信任決議案を衆議院に共同で提出するなどして採決を阻止したい考えで、与野党の攻防は最終局面を迎えます。 安全保障関連法案を審議する参議院の特別委員会は、17日、野党が提出した鴻池委員長に対する不信任動議の採決が行われ、自民・公明両党などの反対多数で否決されました。そして、民主党などが抗議するなか法案の採決が行われ、自民・公明両党と、次世代の党、日本を元気にする会、新党改革の賛成多数で可決されました。 これを受けて、参議院議院運営委員会の理事会で中川議院運営委員長が、法案を参議院本会議に緊急上程することを職権で決めました。 これに反発した民主党は、参議院に、中川議院運営委員長の解任決議案と、中谷防衛大臣兼安全保障法制担当大臣の問責決議案、それに山崎参議院議長に対する不信任決議案を相次いで提出し、このうち中川委員長の解任決議案と中谷防衛大臣の問責決議案は、18日未明までに、自民・公明両党と次世代の党などの反対多数で否決されました。これらの決議案の採決は法案の採決より優先されるため、安全保障関連法案の採決は18日以降に先送りされました。 こうしたなか、民主党など野党5党は18日午前、党首会談を開いたうえで、安倍内閣に対する不信任決議案を衆議院に共同で提出することにしています。 また民主党は、安倍総理大臣に対する問責決議案を参議院に提出するなどして、法案の採決を阻止したい考えです。 これに対し与党側は、これらの決議案を、次世代の党などと共に順次否決したうえで、できるだけ早く参議院本会議での法案の採決にこぎ着け、18日にも法案を可決して成立を図る方針です。 このように、集団的自衛権の行使を可能にすることなどが盛り込まれ、戦後日本の安全保障政策の大きな転換となる安全保障関連法案の採決を巡る与野党の攻防は、最終局面を迎えます。 |