安全保障関連法案を審議している参議院の特別委員会は、１６日、与党側が締めくくりの総括質疑を行いたいとしていましたが、野党側が強く反対したため質疑を行うことができませんでした。このため鴻池委員長は、１７日午前０時１０分から委員会を開くことを職権で決めました。

安全保障関連法案を審議している参議院の特別委員会は、１６日午後、横浜市で地方公聴会を開きました。そして、委員会は、地方公聴会の後、安倍総理大臣も出席して締めくくりの総括質疑を行うことを鴻池委員長の職権で決めていました。

特別委員会を前に開かれた理事会で、民主党などは「地方公聴会の直後に、締めくくりの総括質疑を開催するのは問題だ」、「国民の理解が深まっていないなかでの開催は受け入れられない」と主張し、質疑に強く反対したため、１６日は、委員会が開かれませんでした。

このため鴻池委員長は、１６日夜、１７日午前０時１０分から委員会を開くことを職権で決めました。与党側はすみやかに締めくくりの総括質疑を始め、民主党などの出方によっては１７日未明にも委員会で採決に踏み切る構えです。

これに対し、民主党などは、質疑を行うのであれば鴻池委員長の不信任動議を提出することも検討していて、委員会での法案の採決をにらんで与野党の攻防が激しさを増しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150916/k10010237931000.html

　安全保障関連法案の審議が最大の山場を迎えている。参議院の特別委員会では１６日午後６時半から締めくくりの質疑を行う予定だったが、いま入った情報によると、１７日午前０時１０分から、始まることになったという。

　民主党の議員らは１６日午後６時過ぎから委員会室の周りに集まって委員会が始まるのを阻止している。委員会に先立って審議の進め方などを話し合う理事会は断続的に開かれたが、ここまで委員会は開かれていない。

　安倍首相は２時間以上、委員会室で待機していたが、先ほど国会内の総理大臣室に戻った。委員会は日付をまたいだ午前０時１０分から始まるということで、長期戦となっている。

　与党側が質疑が終わった後に採決に踏み切る可能性もあり、与野党の攻防は深夜から未明にもつれ込みそう。

有田芳生氏
「現在の理事会室前。まだ休憩中です。」
https://twitter.com/aritayoshifu/status/644174668463607808

何日でも休憩しててください。

　１７日午前０時１０分すぎ、事態がようやく動いた。昨日深夜から休憩となっていた参院平和安全法制特別委員会の理事会が再開。ほぼ同時刻、安倍晋三首相は特別委が開かれる参院第１委員会室に戻った。ところが、特別委理事会は１０分ほどでまたも休憩に入り、先行きに不透明感が漂っている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150917-00000502-san-pol

https://twitter.com/levinassien/status/644063123381456896
共同通信げんこだん。安保法制の成立になぜ安倍首相は異常に固執するのか。違憲立法であり、法的安定性を損ない、歴代内閣の憲法解釈を覆し、立法事実をついに提示できず、国民世論とこれほど乖離しながら、なおこだわる理由は一つしかありません。「夏まで成立させる」と米議会で誓言したからです。

https://twitter.com/levinassien/status/644063713419395072
米国と交わした約束を履行することを、『あらゆること』に優先させることのできる人間」という評価を米国から得ることが、政治生命の最高の保証であり、政治的影響力の汲み尽くすことできぬ淵源であるということを彼も、賛成派の議員たちも心から信じているからです。

https://twitter.com/levinassien/status/644064482583425024
韓国の李承晩、ベトナムのゴ・ディン・ジエム、インドネシアのスハルト、フィリピンのマルコス・・・このリストの末尾に僕たちは「安倍晋三」の名を書き加えることができます。「アメリカの国益増大を最優先的に配慮する人物であるという評価をその政治的基盤とした人たち」の殿堂です

安全保障関連法案を審議している参議院の特別委員会は、鴻池委員長が17
日午前０時１０分から委員会を開くことを職権で決めましたが、民主党などが強く反対し、委員会が開かれない状態が続いています。

安全保障関連法案を審議している参議院の特別委員会は、１６日夜、安倍総理大臣も出席して締めくくりの総括質疑を行うことを鴻池委員長の職権で決めていましたが、民主党などが強く反対し、１６日は委員会が開かれませんでした。

このため鴻池委員長は、１７日午前０時１０分から委員会を開くことを職権で決めました。これを受けて、理事会が午前０時１０分すぎから開かれましたが、理事会室の前には野党議員が多数押しかけて混乱した状態が続いており、理事会は現在休憩となっています。

与党側は速やかに締めくくりの総括質疑を始め、民主党などの出方によっては１７日未明にも委員会で採決に踏み切る構えです。

これに対し民主党などは、質疑を行うのであれば鴻池委員長の不信任動議を提出することも検討していて、委員会での法案の採決をにらんで与野党の攻防が激しさを増しています。

　集団的自衛権の行使容認を含む安全保障関連法案を審議する参院平和安全法制特別委員会は１６日夜から１７日未明にかけて、質疑の終結を巡り与野党が激しく対立した。自民、公明両党は締めくくりの質疑をしたうえで、１７日未明に採決に踏み切り、１８日までに成立させたい意向。これに対し、民主党、維新の党など野党５党は１６日の党首会談で、与党が採決を強行すれば、内閣不信任案や安倍晋三首相問責決議案の提出などで成立阻止に全力を挙げることで一致した。与野党の攻防は最終局面を迎えた。

　１６日午後６時から予定されていた特別委は、採決阻止を目指す野党議員が委員会室前の廊下に集まり、鴻池祥肇委員長（自民）の委員会室への移動を阻止するなどしたため、同日中は開催できなかった。１７日未明の理事会で委員会を開会することを鴻池氏が改めて提案。野党側は委員会に鴻池氏の解任を求める動議を提出する構えを見せている。与党側は、この動議を採決で否決したうえで、関連法案の採決に入る意向だ。

　これに先立ち、参院議院運営委員会は１６日夜、理事会を開き、１７日午前１０時に本会議を開会することを中川雅治委員長（自民）の職権で決めた。関連法案の採決を念頭に置いている。また、衆院の議院運営委員会も、内閣不信任案が提出された場合に備え、１７日の本会議開催を林幹雄委員長（自民）の職権で決めた。

　１６日夜には委員会の開催に先立つ理事会が断続的に開かれた。民主党理事は「委員長職権で決めた締めくくりの質疑を撤回してもらいたい」と主張。さらに、与党と日本を元気にする会、次世代の党、新党改革の野党３党が１６日に正式合意した国会関与の強化策について「法案内容に変化があるなら説明を求める」などと資料を要求した。

　理事会室の前には野党議員が詰めかけ、鴻池氏の委員会室への移動を阻止。山崎正昭参院議長は、通行を妨げないよう衛視に通路確保命令を出し、委員会室周辺は騒然となった。

　与党と元気など野党３党が合意した国会関与の強化策は、中東・ホルムズ海峡での機雷掃海など、日本が攻撃される明白な危険がないのに集団的自衛権を行使する場合、「例外なく事前承認を求める」ことなどが柱。合意内容を国会の付帯決議で採択し、閣議決定で担保することとした。法案修正ではないが、３党は法案に賛成する意向だ。首相は記者団に「できる限り多くの政党の支持を得たいと思っていた」と述べ、公明党の山口那津男代表は「採決の環境が整った」と語った。

　自民党の谷垣禎一、公明党の井上義久両幹事長らは１６日朝、東京都内で会談し、週内に安保関連法案を成立させる方針を確認。１９日から５連休に入り、連休中は法案に反対するデモが拡大する可能性があるため、与党は１８日までの法案成立を目指している。

　一方、野党の５党首らは国会内で会談し、法案への対応を協議。与党が採決を強行した場合、首相への問責決議案や内閣不信任案を提出し、法案成立を阻止する方針で一致した。

　安保関連法案は、他国軍を後方支援するための「国際平和支援法案」と、既存の１０法を一括して改正する「平和安全法制整備法案」の２本。日本の存立が脅かされ、国民の権利が覆される「存立危機事態」で、集団的自衛権の行使が可能となる。【高橋克哉、佐藤慶】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150917-00000010-mai-pol

安全保障関連法案を審議している参議院の特別委員会の理事会は、午前８時５０分に再開することを決め、いったん休憩になりました。

安保法案の総括質疑できず、野党抵抗続く

http://s3.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20150916&t=2&i=1079892236&w=644&fh=&fw=&ll=&pl=&sq=&r=LYNXNPEB8F13J
　９月１７日、安保総括質疑が未明になっても開けずにいる。写真は安倍首相。国会で１６日撮影（２０１５年　ロイター／Toru Hanai）

［東京　１７日　ロイター］ - 安全保障の関連法案を審議する参議院特別委員会は、１６日に予定されていた総括質疑が１７日未明になっても開けずにいる。与党はなお開催を模索し、そのまま採決する構えだが、民主党など主要野党の抵抗が続いている。

＜最終盤でも平行線＞

論戦を締め括る総括質疑を予定していた特別委員会は、議論が深まっていないとして野党が開催に反対し、予定から８時間が過ぎた１７日午前２時を過ぎても始まっていない。

与党は約２時間の総括質疑後に採決、同日午前１０時からの本会議で成立することを目指している。仮に特別委員会で採決できたとしても、主要野党は参議院で安倍晋三首相に対する問責決議案、衆議院で内閣に対する不信任決議案などを提出して抗戦する構えだ。

集団的自衛権の行使を可能にする安全保障の関連法案をめぐっては、日本を取り巻く環境が激変しているとして、整備の必要性を訴える政府・与党と、自衛隊の海外派兵につながり憲法に違反するなどと主張する主要野党との論戦が、最終局面を迎えてもなお平行線をたどっている。

＜地方公聴会の会場周辺でも抗議集会＞

国会周辺で連日繰り広げられている抗議デモには、１６日夕方も大勢の人が集まった。小雨が降る中、「戦争法案反対」、「９条壊すな」などのプラカードを掲げ、法案そのものや安倍政権の政治手法を批判した。

１６日は特別委員会に先立ち、神奈川県で地方公聴会が開かれた。与党推薦の自衛隊の伊藤俊幸・元海将は、「わが国を守ってくれているにもかかわらず、他国軍隊にふりかかる火の粉を払ってあげることもできなかった」と述べ、法案の早期成立を訴えた。

野党推薦の専修大学の広渡清吾教授は、「安保法案は、憲法の平和主義を変えようとする、重大な内容を含むもので、国民の反対と不安をしっかり認識し法案の違憲性を判断して廃案にしてもらいたい」と反対意見を表明した。

公聴会の会場周辺では、法案に反対する抗議デモが繰り広げられた。

http://jp.reuters.com/article/2015/09/16/anpo-cannot-debate-idJPKCN0RG2H620150916?sp=true