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「牛歩」はみっともない戦術じゃない、政権の暴走に抵抗する当然の手段だ! 野党は徹底抗戦を!(リテラ)
http://www.asyura2.com/15/senkyo192/msg/887.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 9 月 16 日 21:51:05: igsppGRN/E9PQ
 

                     参議院ホームページより


「牛歩」はみっともない戦術じゃない、政権の暴走に抵抗する当然の手段だ! 野党は徹底抗戦を!
http://lite-ra.com/2015/09/post-1494.html
2015.09.16. リテラ


 参院平和安全法制特別委員会で安保法制が強行採決されるのか。緊迫の度合いが強まってきた。地方公聴会と同日に委員会採決を行うことになれば、これは異例中の異例の展開。菅義偉官房長官は「野党が合意したから強行採決ではない」と言い張っているが、馬鹿を言え。民意を無視して押し通すなど、これは立派な強行採決だ。だいたい肝心の法案は、審議によってその立法事実さえ失った状態ではないか。

 たとえば、安倍首相がさんざん繰り返し言っていた「ホルムズ海峡での機雷掃海」も、今月14日の委員会で本人自ら「具体的に想定しているものではない」と前言撤回。さらに、昨年5月の会見以降、安倍晋三首相が集団的自衛権行使の根拠として触れ回っていた“日本人の母子を守るために”邦人が乗った米艦を日本の自衛隊が防護するという話ですら、8月26日の委員会で中谷元防衛相が「邦人が乗っているかは絶対的なものではない」と発言。日本人を守る目的がなくても集団的自衛権を行使することを認めた。だいたい、統合幕僚長と米軍が安保法制の成立を「今年の夏までに」と確約していた内部文書にしたって、はぐらかすばかりできちんとした説明も行われていない。

 一体誰が、こんな状態で納得をするというのか。挙げ句、「法案が成立し、時が経ていくなかで間違いなく理解は広がっていく」(安倍首相発言、14日)だ? 主権在民を無視した、このような暴挙は到底許せない。

 この、戦後史上もっとも最悪な独裁政治に抗う方法は、もはやアレしかない。そう、「牛歩」戦術だ。そしていまこそ、野党に強く要求したい。牛歩をやれ!と。

 牛歩というのは、強行採決に抵抗するための手段として編み出された方法で、日本においては戦前から受け継がれてきたスタイルだ。強行採決されそうな議案に対し数の力では負けてしまう野党が、まずは内閣不信任案や問責決議案、不信任決議案などを提出。投票にまでもちこんで、投票を行う際、わざと牛のようにノロノロと、あるいは足踏みをすることで時間をかせぐことにより、会期末による流会(法案の成立断念)や与党からの留保を狙うのだ。

 今回の安保法制でも野党側はこうした抵抗策を考えており、時事通信の記事(9月16日付)によると、参院本会議採決へと動けば、中川雅治・参院議運委員長の解任決議案、山崎正昭・参院議長の不信任決議案、安倍晋三首相と中谷元防衛相への問責案などを提出することを想定しているという。また、「新国立競技場の建設計画見直しで責任論が出ている下村博文文部科学相らの問責案」も提出すべきという意見もあるらしい。とにかく数を打って少しでも時間を引き延ばそうという算段だが、そこで時間かせぎの真打ち(?)たる牛歩の出番となるわけだ。

 ただ、問題なのは、牛歩には悪しきイメージが強い、ということ。1992年、自衛隊の国連平和維持活動(PKO)協力法案の採決に際して、当時の社会党などの野党がこの牛歩戦術を採用。31時間も牛歩をつづけ、じつに4泊5日におよぶ徹夜国会で徹底的に抗したが、結果としては自民党をはじめとする与党が数で押し切り、あえなく失敗した。

 しかも、この牛歩は国民から大顰蹙を買った。メディアはこぞって牛歩を取り上げ、「国民がしらける あんな牛歩で「戦った」とは笑止千万」「低次元の牛歩国会」「生理的苦痛残るだけ」と批判を展開。国民からも「みっともない」「無駄な抵抗」「潔くない」とブーイングが起こった。

 そのため、今回の安保法制でも、牛歩戦術を野党が取ればこうした世論が生まれる可能性は高い。牛歩はその名の通り、ビジュアル的にも情けなさが伴う。ここにつけ込んで、露骨な政権擁護に傾いた読売新聞や産経新聞、フジテレビに日本テレビ、普段は批判を恐れて政治ネタを扱わないワイドショーなどは、ここぞとばかりに牛歩を嘲笑い、“みっともない野党”を印象付けるだろう。言わずもがな、ネット上ではネトウヨが大挙して炎上祭りを展開することは必至だ。

 だが、牛歩とは、まったくもってみっともない戦術などではない。これは真っ当で立派な抵抗手段なのだ。

 そもそも牛歩戦術とは、広い意味での議事妨害(フィリバスター)といわれるものだが、おもにフィリバスターというと長時間の演説で進行を妨害する方法(牛歩にならって「牛タン戦術」とも呼ばれる)のことをさす。2004年の年金制度改革法成立のとき、民主党の森ゆうこ議員が参院厚労委員長解任決議案の演説で3時間1分(戦後最長記録)もかけたが、これがフィリバスターだ。

 また、議事妨害にはほかにも「ピケ」(ピケッティングの略)という方法もある。ピケットとは「監視員」という意味だが、議場などの入口で与党議員の入場を阻止したりすることをいう。1996年に住宅金融専門会社処理問題で公的資金を投入するかどうかで与党と対立した小沢一郎率いる新進党が、このピケを行い、22日間ものあいだ委員会室を封鎖。赤じゅうたんに座り込んで煙草を吸うなどの議員の姿がメディアで紹介された。しかし、このときも案の定、新進党は大バッシングに晒される結果に。その後、新進党は求心力を失った。

 一方、アメリカなどの国では、フィリバスターは当然の権利として周知されている行為だ。その例として、1939年に公開された映画『スミス都へ行く』(監督/フランク・キャプラ)という作品がある。選挙によって議員となった青年スミスがダム建設に絡んだ不正を知り、それを告発しようとするものの逆に議会で除名のピンチに立たされてしまう。そこで一発逆転を狙い、フィリバスターを実行して大演説をぶつ──という物語だ。

 もちろん、こうした映画が“民主主義のあるべき姿”“正義のかたち”として支持されているだけでなく、実際にアメリカ議会では1957年にストロム・サーモンド議員が24時間18分にもわたって演説を行い、上院の最長記録として残っているし、「安倍首相と政治手法がそっくり」と評判のジョージ・W・ブッシュ前大統領が独裁的な政治を進めていたときも、フィリバスターによって阻止してきた部分がある。

 数の論理ですべてを決定するのではなく、少数意見にも耳を傾け、合意の道を探る……。そのひとつの方法が、議事妨害にある。いま、日本で行われているのは、いくら国民がおかしいと言っても安倍首相が「私は総理大臣なんですから」の一言で押し通そうとする、権力を笠に着た思い上がりの政治だ。これに抵抗するには、最後まで愚直に抗うこと。それしかない。

 だから、野党の議員たちよ。あらゆる手を尽くし、やれることは全部やるのだ。そしてメディアのバッシングを恐れず、牛歩を実行しろ。ピケもやれ。大いにやれ。それはあなたたちがいまやれる、唯一の仕事だ。

 前述した『スミス都へ行く』では、マスコミは有力議員の言いなりになってスミス議員を猛バッシングするが、そんな逆境のなかでもスミスは23時間ものフィリバスターに挑む。声が枯れ、ボロボロになり、その上、偽物の抗議文書を大量に突きつけられるスミス。それでも、彼は議会の真ん中でこう声を上げる。

「あきらめません。これしきの事で。僕はここに立って闘い続けてみせる。嘘の山に囲まれても!」

 もうすでに「結局、何やっても可決されるんだし」というような諦めモードの議員もいるだろう。だが、市民は諦めていない。地方公聴会の会場となった新横浜では、強行採決に反対する人たちがシットインで抵抗した。警官に蹴られても引き倒されても、反対の意志をしっかり表現するために、この政治に対して懸命に抗った。次は、あなたたちの番だ。

 わたしたちは見ている。どこまでやるのか、本気で止めたいと思っているのか、野党の態度をしっかり見ている。そのことを忘れないでほしい。

(エンジョウトオル)


 

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コメント
 
1. 2015年9月16日 21:56:35 : v1gbxz7HNs
だいたい体面など言っている場合か。

2. 2015年9月16日 21:59:55 : FPzmjT0DEM
安保法案 「触るな! セクハラだ!」の警告に鴻池委員長、入室できない状態つづく
産経新聞 9月16日(水)21時49分配信

 参院平和安全法制特別委員会は16日夜、安全保障関連法案の締めくくり総括質疑を行うための理事会を断続的に開いている。しかし野党側は女性議員を理事会室前のドアに多数配置し、排除しようとする与党議員に「触るな!セクハラだ!」などと抵抗。事実上、「女の壁」で鴻池祥肇委員長を室内に監禁し、質疑開始を妨害している状態だ。

 理事会室前には、社民党の福島瑞穂前党首や民主党の小宮山泰子、辻元清美両衆院議員ら複数の野党女性議員が、いずれもピンクのハチマキ姿で集結。与党の男性議員が触れるたびに「セクハラを働いた」などと騒いでいる。

 理事会室前には多くの与野党議員が密集。ある野党の男性議員は「自民党の石井浩郎参院議員がセクハラしました」と大声を上げ、押されただけの石井氏が激高するシーンもあった。

 国会関係者によると、野党側は理事会室から隣室に通じる室内ドアも長椅子で封鎖したという。野党側は16日中の委員会採決を阻止し、参院本会議での法案採決を土曜日の19日まで遅らせる戦術とみられる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150916-00000604-san-pol

女性は強い!


3. 2015年9月16日 22:46:00 : RVk4GMpaa2
徹底抗戦あるのみ!!

4. 2015年9月16日 22:46:42 : 1C7L79gFGg
以前の牛歩戦術のときと状況は全く異なる、今、国会議事堂周辺、
さらに日本中でこのとんでもない法案に反対する動きが広がっている。

暴挙は安部自公政権の方がだ


5. 2015年9月16日 22:46:59 : jAdmYOHtYU
牛歩おおいに結構。

ツイッターで拡散すれば理解も進むよ。


6. 2015年9月16日 22:54:34 : oQts16JE8Y
あらゆる手段で戦争法案阻止。

7. 2015年9月17日 00:11:53 : kXe4SWCDeQ
牛歩戦術なんて無駄だ
支持が掴めん
議事を妨害するのだからもっと国民の心を掴むようなことをするべきだろう

国民の心を動かすような素晴らしい大演説を期待する
何時間も続く命を懸けた演説だ
日本人はそーゆーのに弱いんじゃないかな


8. 2015年9月17日 00:38:01 : mqYM6XQafA
紛糾する安保参院特別委、思い出すのは23年前のPKO国会 牛歩・怒号・プラカードで「マラソン審議」
withnews 9月16日(水)23時48分配信

ヤマ場の特別委採決、92年は徹夜可決

 安全保障関連法案の審議が参議院で大詰めです。今週中に法案を成立させる方針の自民・公明両党は、参院特別委員会での早期の採決を目指しています。一方、民主などの野党は内閣不信任決議案などを提出し、抵抗する構え。「徹夜国会」も想定されるなか思い出されるのは、安保関連法案の議論で共通点の多い1992年の国連平和維持活動(PKO)協力法案での「マラソン審議」です。

 自衛隊の海外派遣を可能にしたPKO協力法案の審議は、92年6月4日にヤマ場を迎えました。参院特別委の採決を目指す自民・公明・民社(当時)3党に対し、反対の姿勢を崩さない社会(当時)・共産両党。4日午後から始まった審議は再三中断し、採決は日付をまたぎました。事態が動いたのは5日午前3時22分。自民議員が質疑を打ち切る動議を読み上げると、「審議を約束したではないか」「話が違うぞ」などと抗議する社会・共産両党の委員や同僚議員。「質問権を奪うのか」などと委員会室に怒号が飛び交うなか、約20分後に委員長が「動議賛成の諸君の起立を求めます」。自公民3党の委員が起立し、特別委での法案が可決されました。

PKOでは野党が牛歩徹底 1議案に13時間かけた採決も

 その後、6日午前0時半に参院本会議が開かれました。まずは社会、共産両党が提出した参院議院運営委員長の解任決議案への審議。この議案の採決は、反対側が仕掛けた投票箱まで極端にゆっくり歩く「牛歩戦術」によって、20分程度で終わるはずが11時間半以上かかることに。さらに参院特別委員長の問責決議案の採決は13時間かかるなど、2党の抵抗で本会議での徹夜審議は3日連続で行われました。しかし、社会党が8日夜に牛歩戦術をとりやめることを決断。4回目の深夜採決となった9日午前1時57分にPKO協力法案は可決されました。

安保法案、与野党の攻防ピークに

 最終的にPKO協力法は92年6月15日に衆院本会議で可決、成立。国会審議に要した時間は衆参合わせて193時間でした。今回の安全保障関連法案は、参院で採決が行われなくても、衆院の3分の2以上の賛成で再議決できる「60日ルール」を使うことができますが、「参院で決着をつけるべきだ」として、自公両党の幹事長らが衆院で再議決しない方針を確認しています。民主党などの野党は、シルバーウィークをはさんだ9月27日の会期末をにらみ、時間切れによる法案の廃案に追い込みたい考えで与野党の攻防がいっそう激しくなっています。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150916-00000007-withnews-pol


9. 2015年9月17日 03:48:21 : r131RVqXtE
安保法案 野党5党、必至の抵抗 成立阻止へ問責決議案連発、長時間演説なども検討
産経新聞 9月17日(木)2時4分配信

 民主党など野党は16日、安全保障関連法案の「成立阻止」に向けた徹底抗戦を繰り広げた。民主党や維新の党など野党5党は幹部会談を断続的に開き、参院平和安全法制特別委員会の開催阻止を確認するなど「共闘」を演出。民主党の枝野幸男幹事長は「暴挙を許さない」と気勢をあげ、共産党の志位和夫委員長も「院外(国会の外)の戦いと連携して、最後まで頑張り抜く」と強調した。

 「触るな! セクハラだ!」。16日夜、特別委理事会が開かれる参院第1理事会室前。大勢詰めかけた野党議員に交じり「怒れる女性議員の会」と書かれたピンクのハチマキ姿の野党女性議員が参戦し、絶叫しながら“女性の壁”で鴻池祥肇委員長(自民党)の入室を妨害する一幕もあった。怒号が飛び交う中、理事会は断続的に休憩になるなど紛糾した。

 これに先立ち、民主党の岡田克也代表は16日夕の野党5党の党首会談後、記者団に「採決を前提とした締めくくり総括質疑は認められないことと、採決するのであれば、内閣不信任決議案の提出を含めてあらゆる手段で阻止することを決めた」と断言した。

 5党首は特別委開催予定の1時間前に国会内で顔をそろえ、成立阻止を目指し、問責決議案や不信任決議案の共同提出に向けて結束を確認した。もともと民主党は参院で「審議拒否」戦術をとらず、質疑の中で問題点をあぶり出す手法に力を入れてきた。だが、締めくくり総括質疑の日程を委員長職権で決めたことに反発し、徹底抗戦の路線に転換した。

 「私たちの後ろには7千万人、1億人がいる。その民意を体現していくために一致団結しよう」

 岡田氏は国会内で開いた緊急集会で報道各社の世論調査結果を独自に解釈して党の結束を呼び掛けた。また、民主党国対幹部は、自民、公明両党と新党改革など野党3党との合意を念頭に「物わかりのいい野党にはならない」と採決阻止を断言した。

 今後、野党5党は参院で安倍晋三首相や中谷元防衛相ら関係閣僚の問責決議案提出を連発するほか、衆院でも内閣不信任決議案の提出を模索する。この際、長時間の演説を本会議で行い議事進行を遅らせる「フィリバスター」戦術も検討。安保法案の本会議採決で投票をゆっくり行う「牛歩」戦術を求める声もある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150917-00000510-san-pol


10. 2015年9月17日 16:47:24 : 1It1o5Gg06
いや、みっともないと思うよ。
だけど、嘘つきに対抗するには、みっともないこともやらないと。
相手は嘘つきなんだよ。
人間社会を壊そうとする勢力なんだよ。

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