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公募条件にゼネコン及び腰…新国立“第2章”早くも頓挫危機
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/163915
2015年9月15日 日刊ゲンダイ
新国立競技場の建設予定地(C)日刊ゲンダイ
「もう絶望的だ」なんてささやかれ始めている。スッタモンダの末、白紙撤回された新国立競技場問題。今月1日から「工費上限1550億円」の新たな整備事業の公募が始まったが、「応募者は2、3人だろう」と指摘する声も。締め切りは今週18日と待ったなし。新国立“第2章”も頓挫しかねない状況なのだ。
何でも新しい公募の条件が“ネック”になっているらしい。
今回は「国際的に著名な建築賞の受賞」という条件が外され、若手でも応募しやすくなったように思えるが、違う。新たに加わった「ゼネコンとチームを組む」、それも「1社あたり1案限定」という条件が応募を阻んでいるのだ。
公募に最も前向きなのは大手ゼネコンの大成建設とされるが、新国立競技場問題に詳しい建築エコノミストの森山高至氏は「このままでは応募者は2、3人しか集まらないと危ぶまれています」と、こう続ける。
「ゼネコンは大手5社、準大手12社、中堅は24社あって、大手と準大手は競技場の建設は可能、中堅でも2、3社でグループをつくればできなくはない。それなのに、設計者がゼネコンに『やりませんか』と声をかけても、『そんな力はウチにはありません』などとあれこれ理由をつけて断られるそうです。業界の慣習なのか、どうやら準大手や中堅は『大手を差し置くわけには』と“遠慮”しているらしい。新国立以外の今後の仕事の関係もありますからね」
■「あきらめて駒沢の改修を」の声も
条件が厳しいといわれた前回ですら、国内外から計46作品が集まった。それでも「少ない」と批判されたのに、2、3作品なんて事態になれば、もはやコンペの体を成していない。
「大手ゼネコンが音頭を取って『どこに決まっても協力する』ぐらいのアナウンスをしなければ、応募者は増えないでしょう。それでなくても前回の白紙撤回で国民の目は厳しくなっている。新国立に対する期待も高まっているのに、たった3作品の中から、施工者も前回と同じ大成建設に決まりましたなんて、世間は到底許さないでしょう。前回以上の猛バッシングになりかねません。これで本当に新国立が建つのか、心配です。私はもう新国立はあきらめて、駒沢オリンピック公園の改修をお勧めしたい」(森山高至氏)
あの“アンビルドの女王”ザハ・ハディド氏も国内最大手の設計事務所と組み、再参戦を目指しているという。が、またぞろ“ザハ案”に決まって国民が納得するとは、チト考えにくい。“第2章”まで頓挫したら、官僚の更迭で済む話じゃない。
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