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石破茂が「反安倍勢力結集」 〜新派閥立ち上げの舞台ウラ 「野田聖子の乱」に触発!?
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/45284
2015年09月12日(土) 歳川 隆雄 現代ビジネス
■失敗に終わった「党内クーデター」
自民党総裁選に野田聖子前総務会長を出馬させて、今秋に波乱政局を引き起こそうとした古賀誠元自民党幹事長ら「長老組」の目論みは頓挫した。「安倍政治」に批判的な党内勢力を結集して、来年5月の伊勢志摩サミットを花道に、安倍晋三首相の総裁任期途中の退陣を企図したものと思われる。
公然と活動をした古賀氏(75歳)以外にも、水面下で野中広務元官房長官(89)、山崎拓元幹事長(78)、青木幹雄元官房長官(81)が蠢動したとされる。
だが、菅義偉官房長官を中心とする首相官邸と谷垣禎一幹事長ら党執行部、さらには岸田文雄外相が会長を務める党内第3派閥の宏池会(岸田派)からの厳しい切り崩しと締め付けによって、野田陣営が総裁選告示前日の9月7日夜時点で確保できた推薦人は6〜7人に留まった。
自民党の「安倍一強」体制は、何とか来年夏の参院選まで継続することが確実となった。
そうした中で、総裁選告示日の8日、ポスト安倍を目指す石破茂地方創生相が、自身を支持する同党国会議員で構成する「無派閥連絡会」を母体に、通常国会終了後に派閥を結成する意向を、院内に集めた無派閥連絡会メンバーに明らかにした。
だが、第一報に接した官邸幹部はオフ懇で、「なぜ、安倍総理の無投票再選が決まった日に、決めなければならないの。そもそも無派閥連絡会が派閥化するなんて、すごく矛盾していると思う」と語っている。
「石破派」結成のニュースはさらなる波紋を呼んだ。『読売新聞』と『日本経済新聞』の9月10日付朝刊を読み比べると、それがよく分かる。
『読売』は、「石破氏を閣内処遇へ―内閣改造、首相 ポストは検討」との見出しを掲げて、10上旬に予定する内閣改造・自民党役員人事で、石破地方創生相を引き続き閣僚として処遇する意向を固めたと報じた。
一方の『日経』は、「石破氏、閣僚退任の意向―派閥立ち上げ表明、挙党態勢に火種」の見出しを付けて、石破氏が内閣改造で閣僚を退任する意向を周囲に伝えていたことが分かったと報じ、石破氏は入閣しないことで、安倍首相と距離を置く議員の取り込みを狙うと、解説している。
どちらが正しいのか。
筆者は、『読売』の見立てに与する。同紙は、先述の記事中に、「地方創生相として留任させるか、他の閣僚に横滑りさせるかは今後、検討する」とも書いており、石破氏が昨年新設された地方創生相から総務相など主要閣僚への横滑り打診を無碍にできないと見ているからだ。
■野田聖子の動きに焦った石破
既存派閥に名前を連ねている者を含めて約40人いる無派閥連絡会から石破派に参加するのは20人超とされるが、その中核は以下の国会議員である。
山本有二元金融相(衆院当選9回)、鴨下一郎元環境相(同8回)、田村憲久前厚生労働相(7回)、小池百合子元防衛相(8回・参院1回)、古川禎久衆院財務金融委員長(5回)、後藤田正純元内閣府副大臣(同)、平将明内閣府副大臣(4回)、斎藤健副幹事長(3回)である。
当初、石破氏を担いでいた浜田靖一元防衛相(8回)と小此木八郎国対委員長代理(7回)の2人は参加しない。
野田聖子氏が最後まで出馬で頑張ったことに焦ったのは、実は石破氏だ。その焦りが石破派結成表明を早めたというのが永田町の支配的な見方である。
安倍首相が国連総会出席・ジャマイカ訪問から帰国するのは10月2日。翌週の5日の週に内閣改造・党役員人事が行われる。「安定均衡内閣」を目指すというのだ。
換言すれば、麻生太郎副総理・財務相、菅官房長官、岸田外相、甘利明経済財政・経済再生相、そして党側では谷垣幹事長、二階俊博総務会長は続投するということである(稲田朋美政調会長は入閣の可能性がある)。
安倍首相が既に表明しているように、総裁任期後半は道半ばのアベノミクスの推進に傾注する。具体的な政策面では社会保障・福祉に焦点が移る。
厚生労働省(村木厚子事務次官・1978年旧労働省)に任せず、官邸の今井尚哉首相秘書官(政務担当・82年旧通産省)が経済産業省の嶋田隆官房長(同)、柳瀬唯夫経済産業政策局長(84年)とタッグを組んで推進することになるだろう。
やはり、安倍政権の屋台骨を支えているのは経済産業省(菅原郁朗事務次官・81年)である。
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