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2015/09/11
<連合の古賀伸明会長は10日の記者会見で、野党再編に関連し、民主党の解党も「選択肢の一つだ」との見解を明らかにした。連合は同党の最大の支持組織で、野党再編に柔軟な姿勢を示した古賀氏の発言は今後の動きに影響を与える可能性がある。
民主党の解党は、党内の一部中堅・若手議員らが党再生の手段として提唱しているほか、同党との合流を視野に入れる維新の党の松野頼久代表らも期待を示している。
古賀氏はまた、「あくまで政策理念や価値観を合わせていかないと、単なる数合わせになる。形ありきの議論はナンセンスだ」とも指摘。政策の一致が再編の前提になるとの考えを強調した>(以上「時事通信」より引用)
民主党を解党せよとこのブログで常々主張してきた。野党再編に関して、第二自民党と化した民主党が大きな顔をして野党第一党である限り、この国の国民は自公政権に代わるマトモな野党を持ちえないことになっている。
連合会長が上記記事のように発言したことは特筆に値するが、それでは連合は解体すべき存在ではないのだろうか。連合は消費増税にいかなる立場なのか。「戦争法案」に対していかなる立場なのか。そして派遣業法緩和に対していかなる立場なのか、明快にすべきだ。
連合はかつてナショナルセンターを目指していたが、現在はどうなっているのだろうか。非正規社員は労働組合費を負担していないから「シラネー」と素知らぬ顔を決め込んでいるのなら、官僚の利権構造と同様のジコチューな団体と批判するしかない。
連合がまさしく「働く者」の立場に立って、この国の政治に関与するのなら大いに賛成だが、消費増税も必要だ、と財務官僚に寛容な態度を示すのなら「勝手に潰れてしまえ」と批判するしかない。日本の雇用制度の悪化を招いたのも労働団体に責任の一端があるのではないだろうか。
民主党は解党すべきだ。権力亡者になった第二自民党の連中には堂々と自民党入りをお願いするが良い。そうでない本来の民主党議員は「国民の生活が第一」の小沢一郎氏たちと新・野党を旗揚げすべきだ。間違っても自民党の補完政党でしかない「維新の党」と合体しようとは思わないことだ。
真の野党を目指す諸氏は主体的に「国民の生活が第一」を考え実行する政治家になるべきだ。そのことを肝に銘じて民主党は解党して、各自が「国民の生活が第一」の政治家とはいかなるものかを真摯に考えるべきではないか。
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