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2015年09月11日
民主党の実質的オーナーとも言える、連合のような組織が主体の民主党って、どこか昼行燈のような感じがして仕方ない。今どき、「政策理念や価値観をどうしていくか議論し、合わせていかないと、単なる数合わせに終わる。一番危険なことだ」等と、したり顔の賢者ぶる古賀伸明のような55年体制の延長線上で、これからの日本の政治を捉えているようでは、もう自民党同様に後がないのだと思う。トンデモナイ大株主がいるのだから、話はややこしい。
解党的出直しは良いとしても、本当に解党して、新しい政党を作ることは、数合わせどころか、合わせた時点で、弱小化するだろう。今までは好ましくない政治選択と言われたかもしれないが、当面は、国政選挙ごとに野党は「合従連合」を繰り返すしかない。現時点で言えば、「戦争を放棄する、集団的自衛権放棄」このワン・イシューで、合従連衡すべきだ。また、意見の相違で、バラバラになることも厭わずに、くっ付いたり離れたりしても構わない。目的は、国政選挙で「自民党を潰す」同床異夢でいいのだ。兎に角、自民党を潰すことに全力を上げるのが、自民党以外の政党の役割である。
政策理念や価値観を語れる資格のない段階で、高邁な出来もしない言説を振り回してどうなると云うのだ。個人的に、そう云う高邁な考えを披露することは構わんが、政党として戦う以上、極めて直線的主張が重要だ。今であれば、明らかに「集団的自衛権行使で、自衛隊(日本の軍隊)が他国と戦闘する」そう云う事は絶対にしない政治連帯、それだけで良い。ネット言論においては、ワン・イシューが絶大的力をもつ。欲張って、TPP、原発再稼働まで、ウィングを広げない連衡が力強い。入れていいのは、安保関連である辺野古新基地くらいで、一致結束。それが良い。
政党ではなく、緊急的連携体なのだから、党綱領も関係ないし、種々雑多の思惑や利権がらみも、清濁併せ飲んでいいのだ。理屈抜きに、自民党と云う政党の息の根を止めることである。そうして、勝利した与党連合体は、その後も、気を緩めず、自民党の復活の芽を、摘み取ることに、全力を上げるべきだ。政治理念云々は、自民党の崩壊と、それによって起きる霞が関の弱体化。その部分に全力を上げる事だ。その結果、自ずと、日本と云う国の実態が見えてくる。その過程において、政治理念や日本の価値観などについて、考える機会が訪れる。
その理念は、「戦争をしない。他国の軍隊と関わらない。純粋な平和主義国家になる」その一大目標の推進から、三段論法的に、採るべき道は見えてくる。イデオロギーとしては、世界なのか、アジアなのかは大きなテーマになるのだろう。名誉白人は、いつまでたっても名誉がつきまとう。もう。そう云う欺瞞から、日本は脱却すべきだ。国家主義でもなく、アジア主義でもなく、グローバル主義でもない価値観は必ずある。それが、どのようなものであるか、今現在は、議論すべき時ではない。今は、自民党を壊滅させることが、時代を拓く。最後に、筆者とはイデオロギーは異なるが、鈴木邦夫インタビューを参考に引用しておく。個人的ことだが、痛み止めを飲み、抗生剤の漬物みたいな肉体は、辛い。まあ、痛いと云うことは、東洋医学では、望みありだそうだから、大丈夫だろう。こうやって、他者の悪口が言える、痛みには良薬でもある。
≪ 連合会長「民主解党も選択肢の一つ」
連合の古賀伸明会長は10日の記者会見で、民主党の若手議員や大阪府連が岡田克也代表に要望した「解党」について「選択肢の一つであると思う」と述べた。岡田氏は解党に否定的だが、同党にとって最大の支持組織のトップによる発言は、維新の党の松野頼久代表らとの再編協議に影響を与える可能性がある。
古賀氏は来年夏の参院選についても「1人区は一強に多弱が向かっても負ける。候補者調整をやらないといけない。複数区も野党として一本化できるところはやっていく」と述べ、民主が維新などと協力して選挙区調整を進めるべきだとの考えも示した。
ただ、古賀氏は「野党結集は簡単なものではない。政策理念や価値観をどうしていくか議論し、合わせていかないと、単なる数合わせに終わる。一番危険なことだ」とも発言。維新との再編の前に、政策などをすり合わせるべきだとの考えも強調した。 ≫(朝日新聞デジタル)
≪「右傾化」に違和感
新右翼の鈴木邦男さんに聞く 戦争避ける取り決めが安保 安全保障関連法案に対して、いわゆる「右派」からも異論が出ている。新右翼として長く活動してきた「一水会」創設者の鈴木邦男さん(72)もその一人。近年の憲法改正の動きや社会の「右傾化」に違和感を覚えるという。
―――「自由のない自主憲法より、自由のある押し付け憲法の方がいい」と発言されてますね。
「押し付けは事実だし、批判も当然。今でも憲法を見直すべきだと思う。でも、それには今の憲法以上の夢と希望が必要。今の改憲の動きはただ戦前に戻ろう としているようで、あれだけの犠牲を払った教訓を生かせていない。(自民党改憲草案にある)天皇を元首にするとか、天皇も迷惑でしょう」
―――夢と希望?
「(連合国軍総司令部=GHQ=民政局のスタッフとして)現憲法の起草に携わったベアテ・シロタ・ゴードンさんに何度か会いました。彼女は『米国でもで きないような民主的条項を作ろうと思った』と。9条にしても、第2次世界大戦を最終の戦争にして、今後の日本は武器を持たず、米国を続かせたいという決意があったと思う」
■安全地帯で罵倒
―――現政権下で改憲の動きが加速してます。
「この道しかないと軍備を増強し、隣国を挑発して、反発が出たら『ほら見ろ』と。外に敵を求めて支持を固めるのは、右翼、左翼の“運動家”の論理。政党 がそれをやるのは危ない。近隣国と仲良くして、何か起きても戦争だけは避ける取り決めを作ることこそ一番の安全保障です」
―――ただ、今の安倍政権の路線を支持する層はあるし、社会の「右傾化」も言われる。
「安全地帯のネット空間で好き勝手に差別用語を使って…。ひきょうですね。個人と国家を一体化させ、他国を罵倒するなんて愛国心じゃない。謙虚さこそ日 本の心、保守です。敵を『観念』でつくるからこうなる。僕が学生のころは全共闘とよく殴り合った。でも敵ながら優秀なやつ、あっぱれなやつはいて、今も左翼と話ができる。『在日は出ていけ』とか言ってるやつって、闘ったことがあるのか」
―――新右翼の立場からすれば、今の軍備増強には賛成では?
「学生運動の仲間で安倍首相を支持する人は多い。『三島由紀夫の願いがやっと実現する』と。でも、三島が生きてたら今の憲法改正の動きには反対すると思う。『自衛隊が米国の傭兵(ようへい)になる』と訴えてたんだから」
■広がる虚構
―――安保法案になぜ反対なのですか。
「福沢諭吉は『一身独立して一国独立す』と言いました。今は個人が弱いから、国家が強い姿勢を出す。逆なんです。憲法のために一人一人が生きてるんじゃない。一人一人が豊かに暮らすために、為政者を縛るのが憲法です。子どもに愛国心を教えようなんて発想も論外ですね」
―――愛国心って、何でしょう。
「僕は日本が好きだし、歴史に誇りも持っている。でも、同時にどうしようもない失敗もしたと思う。それでも好きだというのが愛国心。今は『侵略も虐殺もない』『そんなことを言うやつは非国民』というフィクションが広がり、憎悪が純粋培養されて、書店には中国、韓国をばかにした本が並ぶ。歴史を見る勇気をなくし、劣化している」
「中国には中国の、韓国には韓国の愛国心がある。それを認めるのが本当の愛国心。今春、ソウル大学に呼ばれて話をしてきたけど、向こうの書店に『反日本』は見つけられなかった。『そんなの誰も買いませんよ』って」
―――著書で「僕は世界一の愛国者だ」と。
「はい。その僕がネットで『売国奴』『左翼』と呼ばれる時代ですから」
鈴木邦夫:すずき・くにお 早稲田大学政経学部卒。学生時代から民族運動を始め、1972年に「一水会」創設。元顧問。一水会は2015年5月、右翼を自称しない独自活動宣言を出した。著書に「愛国者は信用できるか」(講談社)、「新右翼〈最終章〉」(彩流社)など。福島県出身。 ≫(高知新聞)
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