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野党は「焼け跡」から立ち直れるのか  (アゴラ) : ガラパゴス平和主義を掲げた野党は完敗 安保法は16日に可決へ
http://www.asyura2.com/15/senkyo192/msg/430.html
投稿者 真相の道 日時 2015 年 9 月 09 日 11:33:14: afZLzAOPWDkro
 


最初に私のコメント、次に記事本文を記載します。


[私のコメント]


■ガラパゴス平和主義を掲げた野党は 完敗  

>こんな世界のどこにも通じない「ガラパゴス平和主義」を掲げた野党は、完敗した。
>維新の党は分裂し、民主党では解党の動きが出て、もはや「焼け跡」状態だ。特に情けないのは、かつて「普通の国」になる憲法改正をめざして小沢一郎氏とともに自民党を出た岡田克也氏が、何もできなかったことだ。

民主党の対応は論外でしたね。

民主党代表の岡田は、集団的自衛権の行使には賛成だが安倍政権の下では反対!というような訳のわからない主張をしていました。

『岡田代表自身は、「これまで集団的自衛権一般で必要がないという言い方はしておらず、そのスタンスは変わらない。将来、集団的自衛権の概念を使わないと説明できないことが出てきた場合に明確に限定できるのであれば、憲法解釈の変更を100%否定することはない」という考えを示している。』
http://www.asyura2.com/15/senkyo183/msg/748.html


それが一転して集団的自衛権行使は反対と言いだして主張が迷走した挙句、民主党は共産党と共闘し、ガラパゴス平和主義に堕ちていったわけです。


■ 野党の自爆で 大きな混乱もないまま平和安全法制は16日に可決へ 安倍政権は無投票当選で基盤が盤石

以上のような野党の自爆で、大きな混乱もないまま平和安全法制は16日に参院委員会可決で動いています。

野党は、内閣不信任か問責決議かどちらかを出すと言っていますが、衆参どちらも与党多数のためあっさり否決されて終わりです。

おまけに安倍総理は総裁選で無投票当選であり、自民党は一枚岩にまとまっている。
ゆえに造反の可能性もなし。

かくして平和安全法制の可決はほぼ確定となりました。


■ 左翼政治家は事実上壊滅した  ガラパゴス左翼ではなく保守の健全野党が求められる  それは橋下新党くらい

>現実的なのは、そのシステムを掌握している自民党が分裂して「保守二党」になることではないか。

以上のように野党、特に最大野党の民主党は迷走に迷走を重ねており、その主張は一貫性がなくもはやまともではない状態。

共産党と組んでも良いことはなく、左翼政治家は事実上死んだも同然で壊滅したわけです。

このような状況の中、現実的な野党の登場が待たれます。
池田信夫が主張する自民の分裂による保守2党はないでしょう。

ダメダメ野党のおかげで利している自民党が分裂わけもありません。

健全な保守野党として期待できるのは橋下新党です。
橋下は政界を引退すると発表しましたが、一度引退して復活すればいいだけです。
なんの問題もありません。


[記事本文]

きのうのアゴラで宇佐美さんが書いているように、安保法案をめぐる審議は時間の浪費だった。集団的自衛権を「保持しているが行使できない」などという無意味な議論で国会をつぶし、「岩盤規制」はみんな先送りしてしまった。

こんな世界のどこにも通じない「ガラパゴス平和主義」を掲げた野党は、完敗した。維新の党は分裂し、民主党では解党の動きが出て、もはや「焼け跡」状態だ。特に情けないのは、かつて「普通の国」になる憲法改正をめざして小沢一郎氏とともに自民党を出た岡田克也氏が、何もできなかったことだ。

私も、彼らがここから立ち直れる可能性はないと思う。野党の集票組織は労組しかなく、彼らが統一戦線を組めるテーマも憲法しかないからだ。本当の「岩盤」は社会保障だが、この問題には与野党とも手が出せない。

他方、自民党がすばらしい政党だと思っている人も少ないだろう。それは近代的な意味での政党ではなく、個人後援会や冠婚葬祭で人間関係を築いて、長期政権を維持してきた。9割以上の自民党議員が、安保法案の条文も読んだことがないだろう。

日本は480の小選挙区(社団)からなる社団国家であり、彼らはその「領主」として地元利益を維持し、税金の再分配に寄生してきた。政策決定するのは1割未満のエリート議員だけで、あとの陣笠は「地元を耕す」ことが最大の仕事だ。

この構造は、幕藩体制から変わっていない。当時は藩(社団)が「国」と呼ばれ、それを統治する地方政府は「家」と呼ばれたので、「国家」という言葉は日本でできた。この国=家システムは明治維新で革命的に変わったようにみえるが、山県有朋のつくった地方制度は藩から県に看板を掛け替えただけで、殿様が官選知事になった。

この国=家システムは人間関係による親密圏の集合体だから、日本全体の政策をつくる公共圏は「天皇の官吏」に独占され、政党は(与野党とも)それを追認するだけの万年野党だった。これは戦後も続き、今でも法律は役所がつくって政治家を「まつり上げる」構造が続いている。

これを「政治主導」で改革しようとか「国家戦略局」で政策立案しようというのは、理念としてはわかるが、野党がこの国=家システムから浮いているかぎり、政治は本質的に変わらないだろう。現実的なのは、そのシステムを掌握している自民党が分裂して「保守二党」になることではないか。

http://agora-web.jp/archives/1654100.html
   
     

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コメント
 
1. 2015年9月09日 11:40:33 : LY52bYZiZQ
2015年9月9日(水)
国会内外がっちり手つなぐ

戦争法案廃案へ雨の中熱気 東京・新宿大街宣

 総がかり行動実行委員会は8日、東京・新宿駅西口で「戦争法案廃案! 安倍政権退陣! 大街頭宣伝」をおこないました。どしゃぶりの雨のなか、「強行採決ゼッタイ反対」と書いたプラカードを掲げた人たちで数十メートル先の歩道橋のデッキまで埋め尽くされました。日本共産党の志位和夫委員長、民主党の岡田克也代表ら野党4党の代表が宣伝カーでがっちり手をつなぎ、「国会の中と外で手をつないで廃案までがんばりぬこう」という訴えに、聴衆から歓声とともに「安倍政権を倒すぞ」という声があがりました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-09-09/2015090901_01_1c.jpg
(写真)総がかり行動実行委員会が呼びかけた、戦争法案廃案を訴える大宣伝=8日、東京・新宿駅西口
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-09-09/2015090901_01_1d.jpg
(写真)野党党首ら訴え。左2人目から右へ、民主・岡田代表、志位委員長、社民・福島副党首、生活・主濱副代表
 「野党共闘を強め、廃案に追い込むために最後まで頑張りぬく」。こう表明した日本共産党の志位委員長は、3カ月余の国会論戦を通じて、憲法違反、民主主義破壊、自衛隊の暴走の三つがはっきりしたと告発。「もはや一かけらの道理もありません。戦争法案を必ず廃案にしよう」との呼びかけに、「そうだ」の声と拍手が湧き起こりました。

→志位氏スピーチ
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-09-09/2015090902_01_1.html
 民主党の岡田代表は「私たち野党も力を合わせて頑張る。ともに力を合わせて廃案に追い込もう」と力を込めました。社民党の福島瑞穂副党首(参院議員)と生活の党の主濱了副代表(同)も訴えました。

 安保関連法案に反対するママの会から町田ひろみさん、SEALDs(シールズ)の奥田愛基さんらが廃案にむけて訴えました。町田さんは「世界中のママと一緒に、だれかの子どもであるみなさんと一緒に廃案になるまでともにがんばりましょう」と訴えました。

 「中央公聴会の日程を強行議決したことに怒っている」と切り出した奥田さんは「安倍がどうでようとも民主主義はとまらない」と強調。「戦争反対」「強行やめろ」とコールしました。

 スピーチに聞き入りながら涙を流し、「絶対に止める」とつぶやく女性も。偶然通りかかったという大学3年生の男性(21)=東京都小金井市=は「強行採決しようとしている政府に疑問がわく。以前、デモに行ったことがあり、また参加したい」といいます。

 仕事が終わって埼玉県草加市から駆けつけた男性会社員(60)は「この国の民主主義と立憲主義を守るたたかいだ。国民の怒りの力で必ず安倍政権をつぶす」と話しました。

国会緊迫 与党、公聴会日程強行

 自民、公明の与党両党は、8日の参院安保法制特別委員会での参考人質疑終了後、来週の戦争法案採決強行へ向けて15日の中央公聴会開催を突然提案し、日本共産党、民主党などの野党が激しく抗議する中、議決を強行しました。次世代、元気、新党改革などの野党は賛成しました。

 与党はまた、14日に安倍首相出席の質疑も同日の理事会で提案しました。

 日本共産党、民主党、維新の党の野党3党は共同で記者会見を開き、与野党合意に基づく委員会運営の原則を踏みにじるものだと厳しく批判しました。日本共産党の井上哲士議員は「憲法違反の法案にこれだけの批判が広がる中、採決への通過儀礼のように公聴会を一方的に決めるやり方は国民無視の姿勢で許されない」と述べました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-09-09/2015090901_01_1.html

2015年9月9日(水)
「憲法を逸脱・無効」

参院安保特参考人質疑 大森元内閣法制局長官も

 戦争法案を審議する参院安保法制特別委員会は8日、大森政輔元内閣法制局長官ら4人を招き、参考人質疑を行いました。大森氏は、安倍内閣が昨年7月に強行した集団的自衛権行使容認の「閣議決定」について、「憲法の基本原則からの重大な逸脱」で違憲との見方を示し、「無効と解すべきだ」と断じました。

 集団的自衛権の行使容認に対して、政府の憲法解釈を担った元法制局長官が違憲・逸脱と指摘したのは、衆参の法案審議を通じて大森氏で3人目。法的安定性を無視した戦争法案の違憲性が改めて浮き彫りになりました。

 大森氏は、砂川事件最高裁判決(1959年)が集団的自衛権行使を許容しているとする安倍政権の主張について、「全くの暴論だ」と述べ、是正しない現法制局に対しても「任務の懈怠(けたい)だ」と異例の苦言を呈しました。

 従来の海外派兵法で自衛隊の活動区域とされてきた「非戦闘地域」の概念について大森氏は、米軍の戦闘との「一体化」を避けるため「(戦闘現場との間に)緩衝地帯を置く立法上の工夫だった」と説明。戦争法案で「非戦闘地域」を撤廃し、「戦闘地域」での活動を可能にした点については、「戦闘地域は時々刻々変化する。ある日、戦闘地域のど真ん中にいることが起こる」と警鐘を鳴らしました。日本共産党の井上哲士議員の質問に答えました。

 日弁連の伊藤真・憲法問題対策副本部長(弁護士)は「本案は国民主権、民主主義、平和主義、ひいては立憲主義に反するもので、ただちに廃案にすべきだ」と表明しました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-09-09/2015090901_02_1.html

2015年9月9日(水)
統幕文書 説明拒む

防衛省 会談記録は存在

 防衛省は8日、日本共産党が暴露し存否確認を求めてきた河野(かわの)克俊統合幕僚長と米軍中枢幹部との会談を記録した内部資料について「会談の記録は省内に存在する」と明らかにする一方、党が暴露した資料との「同一性はお答えしかねる」「一つひとつどこが違うか明らかにすると、相手方との信頼を損なう」などと説明を拒みました。

 同日の参院安保法制特別委員会理事懇談会で、防衛省の黒江哲郎防衛政策局長が報告しました。黒江氏は、党が暴露した資料と「同一性のあるものは確認できなかった」と述べました。会談記録の存在を認めながら、軍事組織間の「信頼」をたてに、どう違うのか明らかにせず、あくまで国民に隠し続ける姿勢を示しました。

 特別委員会の委員である日本共産党の井上哲士議員は「問題は(会談の)中身だ」と主張し、あらためて河野氏の国会招致を求めました。民主党の福山哲郎議員も「本人に確認しなければいけない」と述べ、井上氏に同調しました。

 内部資料は、昨年12月に訪米した自衛隊トップの河野統幕長と米軍や国防総省の幹部との会談の概要を記したもの。戦争法案の閣議決定(5月)のはるか前に、河野氏が米側に成立時期を「来年夏までに」と伝達するなど、自衛隊の暴走と、対米従属の実態が記されています。2日の特別委で日本共産党の仁比聡平議員が暴露。中谷元・防衛相に写しを手渡し、存否確認を求めていました。

 井上氏は同日、国会内で記者会見し、「(防衛省は)米国との関係で中身を明らかにはできないとしているが、事実上、同趣旨のものがあることを認めた」と語り、引き続き特別委員会で追及していく考えを示しました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-09-09/2015090901_04_1.html


2. 2015年9月09日 11:43:47 : LY52bYZiZQ
2015年9月9日(水)
戦争法案廃案 声上げねば

東大人緊急シンポ

学生の行動に勇気・息長くたたかう

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-09-09/2015090915_01_1.jpg
(写真)東京大学人緊急シンポジウム=8日、東京都内
 戦争法案を廃案に追い込もうと東京大学関係者が8日、「東京大学人緊急シンポジウム」を同大学で開き、350人が参加しました。

 広渡清吾前日本学術会議会長は「国民より米国の意思を優先する政府はわれわれの政府とは言えない。学生の運動は国民に勇気を与えている」と語りました。石川健治教授は「9月18日は満州事変勃発の日。その日の強行採決は安全保障へ脅威をもたらす」と指摘。栗田禎子前日本中東学会会長は「憲法の平和主義は日本外交の最大の資産。米軍との協力は日本を加害者にする」と発言。石田憲千葉大学教授は「立憲主義の破壊は将来にわたり深刻な状況をもたらす」とのべました。

 学生が発言しました。集会では、一人ひとりが声をあげれば法案を廃案にできると呼びかけるアピールを採択しました。

 元自民党政調会長の亀井静香衆院議員が卒業生として「日本はがけっぷちにいる。息の長いたたかいを」と激励。同じく卒業生で日本共産党の宮本徹衆院議員が国会論戦を報告し、廃案への決意をのべました。

 6月末に同実行委員会が呼びかけたアピールへの賛同者は901人(8日現在)になっています。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-09-09/2015090915_01_1.html?_tptb=032

2015年9月9日(水)
米上陸訓練 兵站初参加

自衛隊 戦争法案先取り加速

米国西海岸

 米カリフォルニア州で実施中の大規模強襲上陸訓練「ドーン・ブリッツ」(夜明けの電撃戦)に、自衛隊が初めて兵站(へいたん)=「後方支援」部隊を参加させ、戦争法案を先取りした訓練を本格化させています。6日には海から弾薬・物資などの補給品を陸揚げする訓練を、7日には前線からの傷病者の後送や治療など実際の戦闘を想定した「後方支援」の訓練が実施されました。

 日本側からは、陸上自衛隊の西部方面後方支援隊(佐賀県・目達原駐屯地)の約30人や西部方面普通科連隊(長崎県・相浦駐屯地)の約200人を含む陸海空の3自衛隊から約1100人が参加しています。

 戦争法案は、他国軍への弾薬提供や武器輸送などの兵站の内容や活動範囲を大幅に拡大します。日本側は「離島防衛」を名目にした日米訓練と発表していますが、米側は「グローバル(地球規模)な危機対処」のための多国間訓練と位置づけており、米軍が主導する有志連合型の戦争への参加をにらんだものです。

 自衛隊の「ドーン・ブリッツ」への参加は2013年6月以来、2回目。前回に引き続き、米軍オスプレイが海自ヘリ空母「ひゅうが」に着艦する訓練も実施しましたが、今回は負傷者を搬送するより実戦的なシナリオになっています。訓練には日米のほか、メキシコ、ニュージーランドが参加しています。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-09-09/2015090915_02_1.html?_tptb=032


3. 2015年9月09日 11:52:24 : G8rUd70nfc
また「アゴラ」で「池田」?


というかさ、「コメントに回答しましょう」と


コメントに関係なく、いつもの同じコピペを繰り返すのが


目的なんじゃないの?


4. 日高見連邦共和国 2015年9月09日 11:58:49 : ZtjAE5Qu8buIw : mFuG9qQlTk

“ガラパゴス”は、先のない『日米軍事同盟』にしがみ付く“安倍自民”こそだと思うが。(笑)

5. 2015年9月09日 12:01:50 : YxpFguEt7k
「ガラパゴス平和主義」

池田信夫氏の造語ですか… いつもながらバッド・センスが光りますね。
ガラパゴス人間集団=ネトウヨに言われたくないですな。

「現実的なのは、そのシステムを掌握している自民党が分裂して「保守二党」になることではないか。」

爆笑だよ… 総裁選も開かれない党が分裂?
どういう現実感覚なんだよ… 最も非現実的です。よく嗤わずにこの文章が読めますなぁ。一種の才能ですね。


6. 2015年9月09日 12:02:45 : EwgQANXTSk
ただの釣り記事だよ。

真相がざまあ見ろと言いたいだけの。

反発したコメントがたくさん釣れるだけ、真相にとってはしてやったりなのさ。

今日もたくさん釣れるんだろうな。

我慢できないおっちょこちょいが。


7. 2015年9月09日 12:05:44 : YxpFguEt7k
加藤郁美氏
「総裁選挙の野田聖子議員出馬阻止への官邸圧力、きのうのこれはさすがに目を疑ったよ。「派閥の長や業界団体使い”切り崩し”」。企業に手を回して「野田聖子議員の推薦人になったら、もう献金しないし選挙協力しない」って言わせたんだよね。」
https://twitter.com/katoikumi/status/641063030608891905/photo/1

官房機密費も多少使ったのではないかな?


8. 2015年9月09日 12:09:42 : vkUwQuGzcM
失礼ですが

貴方の書く文というのは
自分の推量を連続して述べる押しつけがましいものになっていますよ
それは「相手の反応を見ることなく、一方的に自分の主張を捲し立てる人」特有の
「リズムというものを全く配慮しない文」になって読む人に内容以前に
「文体で不快感を与える文」になっています。

もう少し身の回りで、生身の人間と「一方的でない」会話の経験を積んでから
投稿なされたほうが良いのではないでしょうか?


9. 2015年9月09日 12:17:43 : 1jdjUEDuuA

ガラパゴス平和主義って、ガラヘーかよ!

民主党はダメだが、だからといって安倍政権がいいわけではまったくない。
日本の政治は暗黒状態だな。
デタラメ放言の橋下新党など論外だ。

>>01 >>02はウザくて邪魔。


10. 2015年9月09日 12:20:36 : RTWWw8j8P6

戦争法案が通れば違憲訴訟、地方の首長選、自治体選挙、参院選等々タネは尽きない

派遣して戦死者でも出てみろ上を下への大騒ぎ。

今度こそ自民党は消滅するだろう。

自民党は自縄自縛ついに自分の墓を掘ったな(笑)


11. 2015年9月09日 12:30:37 : EwgQANXTSk
真相の釣り目的のアッパラパーの戯言はどうでもいいが、真相が貼り付けたノビーこと池田信夫の日本国家の構造的な前近代制の下地から抜け出せない指摘はそれなりに合点はいくね。
ま、こんな指摘はノビーならずとも社会学の学者は前から指摘しているけれどもね。

ただ、池田のガラパゴス平和主義を掲げた野党という指摘は間違いだな。
ガラパゴス平和主義を言っているのは与党も同じだからね。
それを憲法改正するかしないかという自明性を巡る対立において、改憲しないで合憲だという与党こそガラパゴスそのものだと思うけどね。
世界に通じないことにえらく拘るが、防衛思想はどの国も皆異なっている。
そんなのは当然で、自国に合った防衛思想を選択するのは普通のことである。
世界中に軍隊を派遣できるアメリカを基準に、防衛思想を考えたらいかんわな。


12. 2015年9月09日 12:36:04 : LY52bYZiZQ
福島みずほ @mizuhofukushima 12 時間12 時間前
9月9日は、午前中は本会議で、労働者派遣法改悪法案の採決がある予定です。派遣労働者に歓迎されないこんな法案は、大問題です。午後は、安保法制特別委員会で質問をします。16時過ぎから15分間の予定。参議院のパソコンで見れるので、ぜひ見てください。
https://twitter.com/mizuhofukushima?ref_src=twsrc%5Etfw

13. 2015年9月09日 12:41:30 : LY52bYZiZQ
⁅参議院インターネット審議中継⁆
我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 13:00〜
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

14. 2015年9月09日 12:53:07 : cAF8bC51fI
今後、国政選挙で自公政権側が勝つことはない。
今までとはわけが違う。多くの人がことの本質に気がついた。だから大規模デモになっている。過去50年なかったことが今起こっている。

勇ましい意見に同調していた若い人も、自分が戦争に狩り出される政策がちゃくちゃくとなされていることを説明するとはたと気がつく。


15. 2015年9月09日 13:27:19 : qpd25J8Ajs
真相の道さん、ちゃんと読んでないが、まるで産経の産経抄と同じですね。わたしは産経抄を読むと必ず反吐が出ました。だから読む気がしません。小泉マンセー、アメリカマンセー、安倍マンセー、アメリカマンセー、と叫んでいるように聞こえます。CIA朝鮮統一教会自民党清和会、マンセー、マンセー。

16. 2015年9月09日 13:50:26 : G9pRncd5P6
池田だの橋下だの、およそ、ものを考えるほどの人間には正体見切られて、飽きられてる論者しか引き合いに出せないのが真相の道さんの気の毒なところ。
もう、この人にかまうのは時間の浪費。少しは面白かったけどもういいわ。


17. 2015年9月09日 14:57:49 : ykgNU0qB4w
 
下朝賤のIT企業の日本法人が運営している洗脳メディア「アゴラ」と
そのスパイ企業の経営に携わっている成りすまし詐欺野郎の池沼信夫が
あいかわらずキムチ臭い息を吐きながら呆けたことを叫んでいるんだから、
本当に汚物はイヤだよねw

池沼信夫は、安倍壺政権が朝鮮戦争の再開時に自衛隊を人身御供に出すよう
卑劣な宣伝工作に必死だが、こういう卑怯な鮮人のプロパガンダとは正反対に
「ガラパゴス島」って戦争に巻き込まれたことがないんだぜ。

ガラパゴス島こそ、平和の象徴だ。

日本がガラパゴスだというなら、それは絶対的な賞讃なんだけど、
いまだに自分らの南北戦争を収拾できない池沼信夫のような鮮人の脳みそじゃ
理解できないだろうなw

おい池沼信夫、半島に逝って38度線のそばで吠えてるのが
おまえみたいな朝鮮犬にはお似合いだぜw

[32削除理由]:削除理由:★阿修羅♪にはふさわしくない

18. 2015年9月09日 16:11:59 : LY52bYZiZQ
2015.08.11

日本国憲法の八月革命説について

 安保法制が違憲かについて、朝日新聞が6月に憲法学者209人を対象にアンケート調査を行い、7月11日に発表した。それによると、回答者は122人。うち、違憲回答が104人、違憲の可能性が15人、合憲が2人だった。このことを報道価値として、「安保法案「違憲」104人、「合憲」2人 憲法学者ら」(参照)とする記事が掲載された。
 違憲104人に対して合憲2人というと、圧倒的な対比に思われるが、回答が約58%であり、未回答者のついての取材はなされていなかった。ただし、アンケート対象209人に偏りがあったとも思われないことは、有斐閣の判例集「憲法判例百選」執筆者全員を対象としたことから察せられる。該当の朝日新聞報道から理解できることは、憲法学者の大勢が安保法制を違憲と考えているということで、そのこと自体は実態を反映しているだろう。
 アンケート詳細も興味深いものだった。なかでも「現在の自衛隊の存在は憲法違反にあたると考えますか」との設問には、違憲が50人、違憲の可能性が27人だった。大ざっぱではあるが、安保条約を違憲だとする憲法学者の半数は、自衛隊の存在をそもそも違憲と考えていると理解してよさそうだ。別の言い方をすれば、自衛隊の存在自体が違憲であれば、その延長にある安保法制は演繹的に違憲となるだろう。
 もう一点興味深いのは、「憲法9条の改正について、どのように考えますか」について、改正の必要はなしとするが99人だった。これも大ざっぱに見ると、安保法制を違憲とする主張は憲法9条改正を不要とする考えかたと重なっていた。
 朝日新聞のアンケートに関連して公開された井上武史九州大学大学院法学研究院准教授の見解はさらに興味深い指摘が含まれていた(参照)。
http://www.asahi.com/articles/ASH7974STH79UTIL04V.html
【附記】
(おそらく、貴社〈注:朝日新聞〉の立場からすれば、このアンケートは、憲法学者の中で安保法制の違憲論が圧倒的多数であることを実証する資料としての意味をもつのだと思います。しかし、言うまでもなく、学説の価値は多数決や学者の権威で決まるものではありません。私の思うところ、現在の議論は、圧倒的な差異をもった数字のみが独り歩きしており、合憲論と違憲論のそれぞれの見解の妥当性を検証しようとするものではありません。新聞が社会の公器であるとすれば、国民に対して判断材料を過不足なく提示することが求められるのではないでしょうか。また、そうでなければ、このようなアンケートを実施する意味はないものと考えます。)

 重要な指摘と思われるのは、「学説の価値は多数決や学者の権威で決まるものではありません」ということと、「新聞が社会の公器であるとすれば、国民に対して判断材料を過不足なく提示することが求められる」という点である。
 特に後者について、日本の報道が十分であったかについては問われることだろう。しかし、それ以前に国会での対応も求められる。そして国会議論の前提には、国会の憲法調査会の議論がある。
 ここでごく基本的な疑問だが、朝日新聞報道からすると、憲法学者の大半が安保法制を違憲としているので、それが憲法学者の通説であるかのような印象を受けやすい。しかし、上記井上氏の意見のように「学説の価値は多数決や学者の権威で決まるものではありません」とする考えがより理性的である。では、そうした憲法学者間の見解の相違は何に依存しているのだろうか?
 この問題は、概ね、日本国憲法の正当性についての見解の相違によると理解していいだろうし、そもそも日本国憲法の正当性が自明ではないためである。このことは、日本国憲法の制定経緯にも関連している。
 では、この問題は、国会の憲法調査会でどのように議論されてきただろうか。本来なら、その議論をまとめるべきだが、この問題については、2000年の憲法調査会で参考人として発言した高橋正俊・香川大学法学部教授の見解が参考になる(参照)。

○高橋参考人 紹介にあずかりました香川大学の高橋でございます。
 本日は、「日本国憲法制定史とその法理的視角」という題でお話をさせていただきたいと思います。
 日本国憲法の制定史研究というものは、歴史的、政治的、経済的、その他のさまざまな視角から行われているところでございますが、法的な側面から、特に、君主主権憲法からその改正として国民主権憲法を生み出したという、一見するといささか矛盾するような事態をどのように理解すべきかということについて考えてみたいと思うわけです。

 問題の起点は、「君主主権憲法からその改正として国民主権憲法を生み出したという、一見するといささか矛盾するような事態」の説明にある。これにいくつかの学説が存在する。学説を高橋氏の見解で整理してみる
改正説

 この改正説というのは、簡単に言いますと、明治憲法を改正して日本国憲法となったという非常に単純なものでございます。これにつきましては、実はGHQやら日本政府、佐々木惣一その他の方々、かなり有力な方々が主張されているところでございますが、これについては現代の憲法学では必ずしも主要な見解になっておりません。
 その基本的な見方というのは、このレジュメに書いておりますように、ポツダム宣言受諾以後も明治憲法は維持されて、それが十一月三日公布の日本国憲法へと改正され、五月三日の施行にまで至る、そういうふうなものでございます。
 この理論の前提となるものは、まず第一に、ポツダム宣言の受諾によって日本政府は自主改正の義務が生じただけであって、依然として天皇主権は維持されているが、ただGHQによる制限を受けた状態である、こういうふうに見るわけでございますね。そして二番目の前提は、憲法改正は、手続に従って改正する限り限界はなく、天皇主権から国民主権に法的に連続して移行できるという憲法改正無限界論という考え方になっております。そして、実際、改正規定に従って改正されたわけでございますので、日本国憲法の効力はある、こういうことでございます。
 このような場合には、簡単に言いますと、明治憲法七十三条の改正規定に則して改正しておれば日本国憲法は効力があるということになるわけですから、そこで問題になりますのは、一体七十三条に則した改正であったかどうかということで、ここで押しつけの議論が出てくるわけでございます。
 これまで議論されておると思いますが、まず、マッカーサー草案が手交され、その基本原則、根本形態を変えてはならぬ、こういう条件の中で行われたということ。それから、いわゆる天皇の戦争犯罪ということを取引材料にされた、そういうふうな二月十三日のマッカーサー草案手交状況をめぐる問題。それから、三番目としては帝国議会の審議が完全なGHQのコントロール下にあったといったような諸点がこのときに問題になるわけであります。そして、そのような部分がいわば七十三条に則した改正と言えないということが、すなわちここで問題となってくるわけでございます。

 明治憲法を改正して日本国憲法が出来たとすると、明治憲法七十三条の改正規定に即していなれければならないが、そう見ることは難しい。改正説は主要な見解とはいえない。
無効説

 無効説は、いわゆる自主改正の義務があるということについてはまさしく同じでございますが、しかし、明治憲法七十三条の憲法改正には限界があって、天皇主権から国民主権に移行はできないという憲法改正限界論を前提にしております。そして、この限界が認められる以上、日本国憲法の効力は当然のこととしてないということになるわけでございます。
 これは非常に少数の人だけが主張しておられることでございますが、理論的にはばかにできない説でございまして、これから申し上げる八月革命説は、この説をいわば予想して、こういうふうな無効に陥らないように論理を構成しよう、こういう試みであると見ることもできるものでございます。

 日本国憲法無効説は少数の主張であるが、「理論的にはばかにできない説」である。むしろ、無効説を回避するために、次の八月革命説が登場してきた。
八月革命説

 これにつきましては、この無効説のような隘路に陥らないために、明治憲法がポツダム宣言を受諾した時点において、いわば法的な革命というふうな状況に至り、天皇主権は国民主権にここで変わった、こういうふうに考えるものでございます。したがって、それ以後の明治憲法、ここでは明治憲法Bとしてございますが、明治憲法Bは、国民主権の憲法に変質したことになってしまいます。したがって、明治憲法Bは既に国民主権の憲法でございますから、それを改正、施行して日本国憲法にするというのは差し支えない、こういう議論となるわけでございます。


 ただ問題になりますのは、改正手続でございまして、先ほど申しましたように、明治憲法Bというのは国民主権によってモディファイされたものでございますので、国民主権に抵触する機関、例えば枢密院とか貴族院が改正に参加しておりますが、この議決については効力はない、こういうふうなことになるわけでございます。
 この議論は、すなわち明治憲法Bというのは既に国民主権の憲法になっておるというわけですから、幾つか問題が出てまいります。
 まず、モディファイされた改正手続というものは、一体いかなるものであろうかという問題です。第二番目は、そのモディファイされた憲法改正手続に参加する、国民主権にかなうような構成員は、どうやって確保されたか。ここでは、ホワイトパージとか新法での衆議院選挙による構成員で十分なのかといった問題が起こってくるわけです。さらには、改正無限界論で議論されたような、マッカーサー草案の手交の問題とか、審議がGHQの完全なコントロール下にあったなどということの押しつけが、さらに問題となってまいるわけでございます。
 ですから、押しつけの議論といっても、無限界説における議論と八月革命説における議論というのは、視角がそもそも違うということをちょっと御記憶いただきたいというふうに思うわけでございます。
 いずれにせよ、法的連続性が確保される以上、日本国憲法の効力はあるという議論になるわけでございます。
失効説

 この失効説というものは、明治憲法が、ポツダム宣言を受諾することによっていわばGHQの占領管理の中に入っていくということになるわけです。そして、占領管理下にあるわけですから、いわば明治憲法Aと明治憲法Bは断絶をする。ここに一種のやはり革命みたいなものが起こっている、こういうふうに考えるわけであります。
 そして、その中でつくられた、改正された日本国憲法Aと言われるものも、これもまた占領管理期でございますから、管理法令の一部ということになるということでございます。その限りで、講和条約によって日本の占領が終わるまでは管理法令として有効だということを認めるようでございます。
 ただし、講和条約による占領の終了とともに日本国憲法はどういう運命をたどるかということについて考えれば、それはまたもう一度断絶が起こったわけでございますから、その時点で失効するのではないかということです。したがって、そのときには、本来、日本国憲法Bの効力はないはずなのだ。これが失効説の筋書きでございます。
 もちろん、混乱を避けるために日本国憲法の失効を宣言すべきだといったような提言がなされるところでございますが、これは法理的にはちょっと関係がないということになっております。
 以上の諸説なかで現在主流なのが八月革命説である。朝日新聞アンケートでは、ジャーナリズムの限界だとも言えるかもしれないが、憲法学者がどの見解に経つかついては関心がなかったが、主流説なので回答者の大半がこの説に立っていたと想定してよいだろう。
 次に、高橋はこう、主流の八月革命説に疑問を投げかけていく。

 まず、八月革命説というのは、限界論に基づきまして、かつ日本国憲法を新憲法として基礎づける、こういうふうな考え方でございまして、今も多数説という形で生きております。恐らく学者の中ではかなり多くの人がこれをとっているのではないかというふうに考えられます。
 しかしながら、近年、この八月革命説については、さまざまな観点から難点があるのじゃないかという批判があるところでございまして、理論的な問題点、及びその当時起こった歴史的な事態と整合性がないといったような問題が出てまいっております。

 八月革命説が含む問題を整理してみたい。以下見出しは私が付けたものである。
日本国憲法が成立した占領管理下に国民主権はなかった

 まず第一でございますが、これが本当は一番重要な点でございますけれども、八月革命説というのは、ポツダム宣言によって国民主権が成立したということをある種、絶対的な前提にしておるわけでございます。しかしながら、この議論の根拠にしているポツダム宣言、バーンズ回答から、日本は国民主権を採用したという結論を引き出すことはできないと思われます。
 この点については、詳しくは申しませんけれども、御存じのとおり、制憲議会、帝国議会における金森国務大臣の答弁の中に、「我ガ憲法ノ根本的建前」は「八月十五日ニ変ルベキ情勢デナイ、是ガ憲法ノ制定ヲ経過シテ変ルベキ情勢ニアル」というふうに、この段階でポツダム宣言、バーンズ回答からは国民主権に直接に変わったと言うことはできないというふうに一般的に考えられているわけでありまして、むしろ占領軍の撤退条件とされているのである、すぐさま国民主権に変わるということを言っているのではないというふうに思われます。
 ところが、この自明と思われるほど明らかな見解に対するはっきりした反論なくして、この八月革命説は長く通説としての立場を占めてきておるわけですが、この点について非常に問題があると言われるわけでございます。
 次に、もう少し法理的なところに入っていきますと、二番目にa、b、cと書いてありますが、これは一つのことでございますので、簡単に説明させていただきます。
 占領管理下の状況の中で国民主権ということになっているのは、非常に事態に合わないし、法理的に問題があることではないか。事実に合わないのではないか、こういう疑問でございますね。

 安保法制に関連して重要な点は、占領下で成立した日本国憲法ではあるが、占領下では日本国民に主権はなく、日本の主権は「占領軍の撤退条件」によっている。この点を以前のエントリー(参照)から敷衍すると、「占領軍の撤退条件」となるサンフランシスコ条約と同日の日米安全保障条約によって、連合国から集団的自衛権が付与されて日本の主権が発動したと言えるだろう。
八月革命説は国際法優位の一元論を元しているが支持されない

 また、ポツダム宣言を八月革命説のように解釈するためには、国際法であるポツダム宣言があらゆる国内法に上位し、違反するすべての国内法規は無効であると考えるラジカルな国際法優位の一元論をとる必要があるわけでございますが、これについては、実は日本国憲法を勉強している人たちの間にこのような説をとる人はほとんどおらないし、あるいは政府の見解もそうではなく、国際法というのは国家と国家の間の権利義務関係を規律しているもので、このようなラジカルな考え方は国家の独立性を害するというふうに考えているようでございます。

 この点については、国際法一般と、「連合国大権」との分離で説明が可能になるかもしれず、高橋氏も後で関連として「マッカーサー主権」に触れている。余談だが、自衛隊の前身である警察予備隊を規定したポツダム政令を考えると、「ポツダム宣言があらゆる国内法に上位」と見てもよいかもしれない。
日本国憲法はハーグの陸戦条約附属書43条との整合性がない

 さらに、cですが、占領管理下の日本を国民主権の国家とするということは、ハーグの陸戦条約附属書四十三条との整合性が実は問題になります。これも前に恐らく議論になっただろうと思うのですが、ポツダム宣言の受諾を、四十三条の特別法である、四十三条のもとで特に合意されたものであるから有効である、優先適用される、こういう考え方があるわけですけれども、もしそういうことが自由にできるというのであれば、四十三条を規定している意義などというものはほとんど失われるのではないか、こういう反論があるところでございます。
 では、八月革命説をどのように見直したらよいのだろうか?
 高橋氏は仮称であるが「マッカーサー主権」という考え方を提示している。

「マッカーサー主権」で考えてみる

 では、問題はどんな説明が可能かということでございます。以下にお話をするのは小生の個人的な見解ということになりますので、そういうふうな観点からお聞き願えればそれでよいと思っておりますが、すなわち、まず日本が置かれました全体の法的状況の概観というものは、四ページのところに(1)として図に書いておりますが、次のようなものだったと思われます。
 まず、本来の明治憲法をAといたしますと、ポツダム宣言を受諾することによって、ここで私も断絶があると考えておりまして、すなわち天皇主権から連合国ないしはマッカーサー主権ともいうべきものに、主権という言葉はちょっと問題があるわけですが、移行したのではないか。そしてまた、この根底には、日本国の国家性が揺らいだのではないか、そういうふうな考えをいたしております。したがって、揺らいだという観点から、主権というところにはてなマークがついているわけでございます。
 そして、明治憲法Bと日本国憲法Aというのは、いずれもいわば連合国・マッカーサー主権というものの下位法として存在した管理法令であるというふうに考えております。
 そして、講和条約によって占領が終了するわけでございますが、そこにもまたもう一度、断絶があるのではないかというふうに見ています。すなわち、連合国主権、マッカーサー主権といったようなもの、ないしは国家の非常にあやふやな立場が、もう一度通常の国家そして国民主権国家ともいうべきものになったという意味で、断絶があるというふうに考えておるわけでございます。

 以降、高橋氏は、八月革命説を回避しつつ、日本国憲法の正当性を同憲法調査会で議論している。関心ある方はさらに読まれるとよいだろう。
 私の問題意識としては、日本国憲法は制定時には大権としての「マッカーサー主権」があり、それがサンフランシスコ条約(参照)では「連合国としては」という主語となったと考える。

第三章 安全
 第五条
(c) 連合国としては、日本国が主権国として国際連合憲章第五十一条に掲げる個別的又は集団的自衛の固有の権利を有すること及び日本国が集団的安全保障取極を自発的に締結することができることを承認する。

 そして、その集団的自衛権が同日の日米安全保障条約(参照)に結実する。

 日本国は、本日連合国との平和条約に署名した。日本国は、武装を解除されているので、平和条約の効力発生の時において固有の自衛権を行使する有効な手段をもたない。
 無責任な軍国主義がまだ世界から駆逐されていないので、前記の状態にある日本国には危険がある。よつて、日本国は平和条約が日本国とアメリカ合衆国の間に効力を生ずるのと同時に効力を生ずべきアメリカ合衆国との安全保障条約を希望する。

 これは占領下で策定された日本国憲法が「武装を解除されているので、平和条約の効力発生の時において固有の自衛権を行使する有効な手段をもたない」という欠陥を埋めるもので、占領下の成文日本国憲法は日本が主権を回復したときは、「マッカーサー主権」を補うかたちで、非成文的な日本国憲法に組み込まれたとみてよいだろう。
 60年安保闘争は、その「マッカーサー主権」を継承し自衛権を行使する有効な手段としての集団的自衛権を除去して、日本国憲法を「武装を解除」でも成立させようとしたものであった。この再純化された日本国憲法を憲法学者の多数は維持しているのではないだろうか。そしてそのことと八月革命説が現状、もっとも親和的ではあるのだろう。

http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2015/08/post-fa17.html


19. 2015年9月09日 17:52:08 : 9z779rD8fw
ガダルカナル真相の道に
いわれたくないな
俺には玉砕の美学は分からん
たぶん自衛隊のほとんどもそうだ
愛国者真相の道よ
市ヶ谷で腹を切り
その上で猿知恵総理を賞賛しろ
安倍同様のタカならぬ
チキンだとおれはお前を嘲笑して
できっこないと思ってる

20. 2015年9月09日 20:44:51 : q87sC5pkEM
本文は読む必要がないと思うので読まないが。

ガラパゴスって独自の進化をした地域だよな。
世界的に貴重じゃないか(笑)

そう考えるとガラパゴス平和主義って
非常に大切にしていかなければならないんじゃないか?



21. 2015年9月09日 22:07:02 : wAmOTSe8VY
ガラパゴスではなく、未来の平和主義。
かつてのドイツは当時としては未来志向のワイマール憲法を擁していた。しかし、その憲法解釈はデモクラシーと対局の独裁ヒットラー政権を生み出した。
この教訓からは、デモクラシー志向した憲法でも憲法解釈によって独裁を許すということである。憲法解釈からデモクラシーを導き出すのは間違いという事である。
逆にデモクラシーをよく理解した上で憲法解釈をしないといけないのである。
未来志向の平和憲法である日本国憲法と未来志向のデモクラシー憲法であるワイマール憲法は、ガラパゴス軍国主義者には窮屈すぎて耐えきれないのであろう。
戦争本能と未来志向のデモクラシー平和主義の争いでもある。
ワイマール憲法からヒットラーが出たごとく。日本国憲法から独裁者が出ぬよう監視しないといけない。
政府が国民を監視するのを許してはならない。


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