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分裂「維新の党」 激化する中間派10人の争奪戦〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150909-00000004-sasahi-pol
週刊朝日 2015年9月18日号
橋下徹大阪市長の突然のブチ切れと新党結成の表明で、分裂が決定的となっている維新の党(衆院40人、参院11人)。10月1日に華々しくスタートするはずだった党代表選は当然ながら延期され、「大阪系」と「非大阪系」の対立も日に日に激化している。
9月4日、衆参両院の国会議員が集まっての緊急会合では、醜い罵り合いが展開された。まず、口火を切ったのが大阪系の足立康史衆院議員。民主党の岡田克也代表をはじめ、野党党首と頻繁に会談する松野頼久代表に「なぜ野党にスリ寄るんだ」と痛烈に批判。さらに別の議員も「そもそも今回の元凶は、山形市長選の応援に行った柿沢未途幹事長だ」と声を張り上げた。
一方、非大阪系も黙っていない。若手の井出庸生衆院議員は、橋下新党入りを表明した片山虎之助参院議員会長に対し「反党行為だ。今すぐ役職を返上すべき」と詰め寄った。
あいまいな回答をする片山氏に、波状攻撃を仕掛ける非大阪系。会合は約1時間も続き、大半の時間が相手陣営への攻撃に費やされた。
一部始終を見ていた関係者はこう嘆く。
「つい2週間前までは、それなりに仲良くやっていたんですがねえ。もはや同じ党にいるのが不思議なくらいです。党が崩壊するときは、どこもこんな有り様でしょうか」
そんな両陣営が最も力を入れているのが、「中間派」の獲得だ。10月下旬にも発足する橋下新党への参加を決めているのは、馬場伸幸国対委員長ら大阪を地盤とする大阪系12人と九州などを地盤とする8人。かたや党内に残り、民主党などとの野党再編を目指すのが松野代表や江田憲司前代表ら21人。大接戦となっている。残る10人が態度未定だ。
政党に所属する議員1人あたり、年間平均約4500万円の政党交付金が支給されるだけに、両陣営は中間派議員に頻繁に面会するなど、獲得に躍起だ。大阪系の衆院議員は言う。
「ウチの決めゼリフは『未来は明るい』やで。橋下新党の発足で、11月の大阪府知事選と市長選の勝利は確実。橋下さんは一度引退するが、いずれ復帰しよる。人気は健在やし、参院選も衆院選も安泰。とにかくついて来たほうがトク。中間派議員もかなり熱心に聞いてくれますわ」
一方、非大阪系の口説き文句は「民主党との新党発足」だ。仮にこのまま維新の党に残っても民主党に吸収されてしまうのでは、と不安がる中間派は多い。
そのため、民主党の岡田代表と親しい江田前代表が「安心して下さい。必ず新党はできます」とふれ回っているという。
大阪系は「大ボラだ」「民主党が解党するはずない」と否定するが、岡田代表に近い民主党議員からも「岡田さんは安倍政権の数の横暴を目の当たりにし、100人規模の新党結成に舵を切った。(生活の党の)小沢一郎さんとも会って、新党に関する助言を受けているようだ。今はまだ党内の新党反対派に配慮して黙っているが、いずれ発表する。年内の解党、新党発足は確実」との声も聞かれた。
民主と維新、それに生活の党まで巻き込んでの新党結成──。ある中間派議員は「数も多いし魅力的」と胸中を明かす。
「非大阪系からだけでなく、民主党議員からも『新党はできる』と電話がかかってきます。内容は具体的。信じつつあります」
仁義なき中間派争奪戦。維新の党の松野代表は、ちかく内閣不信任決議案を民主党などと共同提出する。これに賛成すれば残留、反対なら大阪へ行けと、中間派に踏み絵を迫る格好だ。
大阪系vs.非大阪系の第1ラウンド。軍配はどちらに。
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