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2015年09月08日 「ジャーナリスト同盟」通信
<政教分離を貫いて>
創価学会のライバル教団で知られる立正佼成会も戦争法阻止に立ち上がった。もともと自民党との関係が深い教団であるが。石原慎太郎の霊友会、平沼の生長の家は、神社本庁レベルの右翼的教団で知られるが、創価学会と同じ日蓮派の立正佼成会が決起したことで、信濃町は厳しい立場に追い込まれている。このさい、政治部門である公明党の所有を名実、止めるか、それとも平和主義を宣言、戦争法反対に立ち上がるのである。極右権力の走狗となって、戦争法強行支援する公明党と抱き合い心中する、愚かな方針を否定・放棄するのである。
<宗教・平和活動に専念する>
政治と宗教は古来、祭政一致として人類に害悪を垂れ流してきた。祭礼によるまやかしでもって、人々を統治することは、科学と民主主義の時代になって放棄した人類である。日本も70年前にそうした。
近代法の政教分離は、こうして確立した。宗教団体が政党を所有することは、近代の政教分離には合致しにくい。このことで公明党・創価学会は、人々から違和感と警戒の目で見られてきた。
それが特定秘密保護法や戦争法の強行採決という局面で、人々の怒りと不信を買ってしまった。宗教本来の活動や平和運動に徹底することが、本来、求められる方向であろう。
<太田の脅しは政教分離か>
創価学会は、集団的自衛権行使の閣議決定の場面で、一躍国民の関心を集めた。学会の方針によって、世紀の悪しき閣議決定を阻止することができるからである。国民は固唾をのんで学会の方針の行方を見守った。
結局のところ、安倍の方針に反対する方針を打ち出したことで、多くの国民はそれを感動的に受け止めた。宗教団体の政治判断が、これほど関心を集めたことは、過去に見られなかったことである。
だが、直後の安倍側近による「政教分離を政治の舞台に持ち出す」という脅しに屈してしまった。法難を避けてしまったのだ。極右に屈した瞬間である。こうした知恵をつけた人物が、ほかならぬ太田である、とされる。いわば太田の脅しに屈したことになる。
<政権離脱すると学会は崩壊?>
主権者には、政治的自由が保障されている。それぞれが結集して政党を立ち上げることは、自由である。それは宗教団体とて可能であろう。政教分離の本質は、権力を利用した宗教活動への関与、祭政一致への戒めである。
この点では、自公政党が個人レベルではなく、創価学会の宗教活動を支援したという具体的な報道を聞かない。もしもあれば、当然、政教分離に引っかかるだろう。
むしろ、公人の伊勢神宮の参拝は、明らかに政教分離違反である。典型が靖国神社参拝だ。敗戦時の甘い処理が、問題を今日に引きずっている。敗戦時に財閥や軍閥と一緒に解体すべきだったろう。悔やまれる。今後とも隣人との和解を困難にさせる元凶となろう。
ともあれ、太田らは「公明党が政権から降りると、学会はつぶされる」という脅しを用いて、政治に無知な創価学会本部を動揺させた、とみられている。太田の言い分に屈した不甲斐ない学会中枢だったのだろう。これには、太田の子分のような佐藤ツトムが暗躍したという。
一連の安倍・国粋主義政権の改憲軍拡路線の背後で、創価学会は揺さぶられ続けてきたのだ。結局のところ、安倍と太田の罠にはまってしまったことになろう。日本国民のみならず、13億の中国人民を裏切ったツケは大きい。
<危機をチャンスに生かせ>
悪しき権力者にとって、創価学会ほど甘くておいしい食べ物はない。果物だとメロンかマンゴーだろうか。巨万の資産と選挙における票集めは、他の団体を圧倒している。
神社は神風や英霊という大嘘で人々を狂わせたが、創価学会は「票集めが功徳になる」と信じ込ませているらしい。理性の世界を飛び越えている非論理が、宗教世界だからこそ、可能なのであろう。
しかし、2度の総選挙の結果は、日本を戦争へと駆り出そうとしていることが判明、列島全土で怒りの戦争法反対のデモが巻き起こっている。これに驚いて覚醒した学会員、創価大学生が次々と決起している。
公明党・創価学会の裏切り行為によって、中国などに留学している創価大学生は、出身大学を隠し頭を低くして勉強している。
9月8日早朝の中国テレビは、戦争法反対の国民は65%程度という日本の新聞世論調査を報道していた。正確な情報を提供したうえでのものなら、99%の日本国民が反対のはずだ。
創価学会は、いま池田理念の平和主義に立ち返るチャンスを手にしている。
2015年9月8日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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