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「最高裁までが米国の従属下であることを満天下に示した砂川事件最高裁判決:判決に至るまでの最高裁長官の異様な振る舞い」
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連載:新聞と9条
(新聞と9条:109)砂川事件:46
2015年9月7日16時30分
「裁判官が真剣に勇気をもってその重大な使命を果たしたことに敬服する。……特に安保条約が違憲でないこと、米駐留軍が日本の戦力でないことについて、(裁判官に)一人の反対もなかったことは……判決の内容に重みを加えている」(59年12月17日付日本経済新聞)
1959年12月に砂川事件最高裁判決が出たあと、国際法学者の横田喜三郎はこれを高く評価した。
しかし、別の見方もあった。
憲法学者の黒田了一は指摘した。
「最高裁が駐留軍を(日本の軍隊でないことを理由に、事実上)合憲と判示した論理構造は、かつて横田教授が唱え……かつ今回の砂川事件において検察側が主張したところとまったく軌を一にしている」
「それ(横田の形式主義的法解釈)を一五人の裁判官が一人の例外もなく採用したということはおどろくべきことである」(法律時報60年2月号臨時増刊)
最高裁判決から1年近くたった60年10月、横田は、田中耕太郎のあとを受けて、最高裁長官に就任した。
その横田が訪問先の米国で「政治問題と日本の最高裁判所」と題して演説したのは、63年8月14日だった。横田は砂川最高裁判決について、次のように語った。
「この判決は歴史的な意義を持つものというべきである。それは第一に日本の最高裁が政治問題はその管轄権の範囲外であるとの原理を初めて認めたという点であり、第二に政治的見地からいえば、この判決は日本の平和と安全ならびに日米間の友好と協力のために堅い基礎を築いたという点である」(8月15日付朝日新聞夕刊)
横田は判決の政治的意義を説いた。
16日の朝日新聞夕刊コラム「今日の問題」がこの演説を取り上げた。
「(これでは)いかにも、日本の最高裁長官が“手土産”を持参し、お世辞の一つもいったように聞(きこ)えないでもない」
「高度の政治問題に介入しない態度を“信条”としながら、逆に国際“政治”に自ら介入するような結果を招くことだけは、いただきかねる」
砂川事件はこのとき、最高裁で2度目の審理が続いていた。7被告の有罪が最終的に確定したのは4カ月後だった。
半世紀が過ぎた2014年、元被告の一部が再審請求を決意した。(上丸洋一)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11953094.html
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