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砂川事件最高裁判決:田中耕太郎氏を引き継いだ最高裁長官横田喜三郎氏が米国で砂川事件最高裁判決の“意義”を絶賛する醜態
http://www.asyura2.com/15/senkyo192/msg/324.html
投稿者 あっしら 日時 2015 年 9 月 08 日 04:42:53: Mo7ApAlflbQ6s
 


※関連投稿

「最高裁までが米国の従属下であることを満天下に示した砂川事件最高裁判決:判決に至るまでの最高裁長官の異様な振る舞い」
http://www.asyura2.com/15/senkyo192/msg/139.html

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連載:新聞と9条
(新聞と9条:109)砂川事件:46
2015年9月7日16時30分

 「裁判官が真剣に勇気をもってその重大な使命を果たしたことに敬服する。……特に安保条約が違憲でないこと、米駐留軍が日本の戦力でないことについて、(裁判官に)一人の反対もなかったことは……判決の内容に重みを加えている」(59年12月17日付日本経済新聞)

 1959年12月に砂川事件最高裁判決が出たあと、国際法学者の横田喜三郎はこれを高く評価した。

 しかし、別の見方もあった。

 憲法学者の黒田了一は指摘した。

 「最高裁が駐留軍を(日本の軍隊でないことを理由に、事実上)合憲と判示した論理構造は、かつて横田教授が唱え……かつ今回の砂川事件において検察側が主張したところとまったく軌を一にしている」

 「それ(横田の形式主義的法解釈)を一五人の裁判官が一人の例外もなく採用したということはおどろくべきことである」(法律時報60年2月号臨時増刊)

 最高裁判決から1年近くたった60年10月、横田は、田中耕太郎のあとを受けて、最高裁長官に就任した。

 その横田が訪問先の米国で「政治問題と日本の最高裁判所」と題して演説したのは、63年8月14日だった。横田は砂川最高裁判決について、次のように語った。

 「この判決は歴史的な意義を持つものというべきである。それは第一に日本の最高裁が政治問題はその管轄権の範囲外であるとの原理を初めて認めたという点であり、第二に政治的見地からいえば、この判決は日本の平和と安全ならびに日米間の友好と協力のために堅い基礎を築いたという点である」(8月15日付朝日新聞夕刊)

 横田は判決の政治的意義を説いた。

 16日の朝日新聞夕刊コラム「今日の問題」がこの演説を取り上げた。

 「(これでは)いかにも、日本の最高裁長官が“手土産”を持参し、お世辞の一つもいったように聞(きこ)えないでもない」
 「高度の政治問題に介入しない態度を“信条”としながら、逆に国際“政治”に自ら介入するような結果を招くことだけは、いただきかねる」

 砂川事件はこのとき、最高裁で2度目の審理が続いていた。7被告の有罪が最終的に確定したのは4カ月後だった。

 半世紀が過ぎた2014年、元被告の一部が再審請求を決意した。(上丸洋一)

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11953094.html


 

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コメント
 
1. 2015年9月08日 05:39:39 : tctY4BgZcg

民主主義の国 アメリカの情報公開で脅し恐喝をゲロリました 

バカですね 律儀に 黙っていた事

黙っていた事で たかられ 続け

どうせ 国民が金を払うんだ と 金を出し続け

たかられた 金を たかられたと言いながら 使っちまう

大した 穢多 



[32削除理由]:削除人:言葉使い

2. 2015年9月08日 07:33:46 : jXbiWWJBCA
2015年9月7日 橘玲
安倍談話より歪んでいる
日本のメディアの「歴史認識」
[橘玲の日々刻々]

 注目されていた安倍談話が8月14日に発表されましたが、穏当かつ常識的なもので、首相に「歴史修正主義者」のレッテルを貼ろうと手ぐすねひいていたひとたちは肩透かしを食ったようです。中国や韓国の反応も、事前に内容を知らされていたのか、抑制的なものでした。歴史問題は加害国の謝罪と被害国の寛容によって解決するほかないのですから、日中韓の為政者が「いつまでも罵り合っていても仕方がない」という当たり前のことに気づいたのは歓迎すべきことでしょう。

 歴史問題の発端が、「東京裁判は勝者の判断による断罪」「侵略の定義は定まっていない」などの安倍首相の発言にあることは明らかです。個人の意見なら許容範囲でも、一国の宰相が保守派の偏狭な歴史観に執着すると政治的資源を失うばかりで、安保法制の議論すらままなくなる現実にようやく気づいたのでしょう。最初から談話の立場なら、「戦争法案」とか「徴兵制」とかの無意味な混乱は起きなかった気もしますが。

 今回の談話を「主語がない」とか、「本心ではない」と批判するひともいるようですが、これもどうでもいいことです。マキャベリを引くまでもなく、権力者は目的の実現のために最適な“理想”を語ればいいのですから。

 日本は明治維新によってアジアで最初に近代化を成功させましたが、実はその頃には植民地主義は末期を迎えており、第一次世界大戦で民族自決が新しい「正義」になりました。安倍談話にもあるように、日本はこの「グローバルスタンダードの転換点」を理解できず、侵略と領土の拡張にのめり込んで自ら破滅したのです。

 近代国家は民族の共同体として、よいことも悪いことも含め過去の歴史を引き継ぐのですから、都合のいいところだけを拾い食いして負の歴史から逃れることはできません。だからこそ日本は植民地に対しても謝罪しており、“欧米列強”が過去の植民地政策を謝罪・反省などしていないことを考えれば、これはもっと誇っていいことでしょう。欧米のメディアが安倍談話を批判しているのを見ると、その自分勝手な歴史観に首を傾げざるを得ません。

 歴史観が歪んでいるのは日本のメディアも同じです。

 戦前・戦中の新聞はこぞって侵略と植民地の拡大を求め、朝鮮半島や台湾の「日本人」を二級市民扱いし、英米を「鬼畜」と罵って日本国を戦争に引きずり込んでいきました。当時の政治家の記録を見れば、新聞の煽り立てるナショナリズムの熱狂を抑えることができず、苦慮する有様がよくわかります。

 国家と同じく会社も「法人」として過去の歴史を引き継いでいるはずです。そう考えれば、日本のメディアが「過去の戦争の加害者」であることは間違いありません。

 ところがそのメディアは、いつのまにか被害国の代理人になって安倍談話を批判したり、あるいは被害国・被害者に対し「もうじゅうぶん謝った」と不満をぶつけるなど、好き放題なことをしています。

 このひとたちの「歴史認識」がどうなっているのかほんとうに不思議ですが、彼らがこの矛盾に気づくことは(おそらく)永遠にないのでしょう。

『週刊プレイボーイ』2015年8月31日発売号に掲載

橘 玲(たちばな あきら)

作家。2002年、金融小説『マネーロンダリング』(幻冬舎文庫)でデビュー。『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)が30万部の大ベストセラーに。著書に『日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル』(ダイヤモンド社)など。中国人の考え方、反日、歴史問題、不動産バブルなど「中国という大問題」に切り込んだ最新刊『橘玲の中国私論』が絶賛発売中。

●橘玲『世の中の仕組みと人生のデザイン』を毎週木曜日に配信中!(20日間無料体験中)
http://diamond.jp/articles/-/78100



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