http://www.asyura2.com/15/senkyo192/msg/188.html
Tweet |
http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/bc613644fa3e7d30736ea2b9ac27e091
2015-09-05 10:03:11
安倍首相は昨日9月4日、国会審議をサボって大阪まで出向き、読売テレビの「ミヤネ屋」というワイドショー番組に出て、「安保法制は合憲」と強調しました。この期(ご)に及んで、まだ「合憲」と言い張る。何という頭の悪さ。
安倍首相が挙げる合憲の根拠が「1959年の砂川判決」と「72年の政府見解」であることは、本人はもちろん、政府与党のお歴々がさまざまな場面で繰り返し説明し、しかも分かりやすい説明の努力がなされたので、いまや多くの人が理解しているはずです。ところが、説明されればされるほど、世論調査では安保法制に「反対」が増えています。
なぜなのか。本日の朝日新聞が朝刊3面でこの問題を取り上げましたので、それも参考にしながら、考えてみます。政府の安保法案に「反対」が増えた理由は、「集団的自衛権は合憲」と政府が無理やり押し通そうとしているからですよね。つまり、「政府は憲法違反の安保法案をごまかして成立させようとしている」という政府不信が広がった。
安倍首相らが主張する合憲の根拠は、59年の砂川判決が「自国の存立を全うするために必要な自衛の措置はとりうる」としている部分です。ここから、「限定的なら集団的自衛権の行使も容認される」という拡大解釈の根拠にしました。
さらに、72年見解では、砂川判決が認めた「必要な自衛の措置」について、「外国の武力攻撃による窮迫、不正の事態に対処する必要最小限度の範囲で認められる」としている点を根拠にしました。この点を拡大解釈して、「集団的自衛権も限定的なら、合憲」というのです。
この72年政府見解は、結論部分でわざわざ「集団的自衛権の行使は憲法上許されない」と明記しています。にもかかわらず、これについても「限定的なら、集団的自衛権は行使できる」と言い張っています。
これでは、いくら「わかりやすく説明」する努力をしても、分かるはずがありません。黒を白というのですから。黒は白ですか。頭のいい安倍首相とその仲間たちくらいしか理解できない論理です。
しかも、「安全保障環境が激変してきたから、集団的自衛権は絶対に必要」といいますが、単にアメリカから「我々と一緒に軍事活動せよ」といわれて素直に従っているだけという背景が明らかになってきています。
これでは、世論の「反対」が増えるのも仕方ないですよね。それでも、14日からの週には参院で法案を可決する段取りのようです。いくら国民の反対が強くても、すべて無視。
首相をはじめ権力の座にあるものは、憲法を順守する義務が憲法に明記されています。それも、無視。日本は民主主義国ですか?総理大臣は憲法違反してもいいのですか。いつからそんな国になったのでしょうか。
それでも、国民の意思によって、なんとか阻止したいものです。民主党をはじめ野党の頑張りどころです。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK192掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。