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民主党本部=東京・永田町で、根岸基弘撮影
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150905-00000005-mai-pol
毎日新聞 9月5日(土)8時30分配信
民主党の中堅・若手議員を中心に、いったん党を解散し、新党として出直しを図る「解党論」が広がり始めた。2012年末の野党転落後、党勢低迷が続く中、党内では解党や党名変更を求める声がくすぶってきたが、維新の党が分裂状態になったのをきっかけに、一気に表面化した格好だ。
民主党大阪府連幹事長の樽床伸二元衆院議員は1日、岡田克也代表と国会内で会談し、今月中に維新などと再編の具体策で合意し、各党が解散して新党に合流するよう求めた。
さらに岸本周平衆院議員は3日、同氏ら当選3回以下の衆院議員7人の連名による要望書を岡田氏に提出。安全保障関連法案の成立を阻止できない原因は民主党の力不足にあるとして、「自ら解党し、自民党に代わり得る政党を作り直す道を模索すべきだ」と訴えた。7人とは別の中堅議員も「これが出直しの最後のチャンスだ」と語る。
岡田氏と維新の松野頼久代表は8月31日の会談で、野党再編に向けて政策と選挙に関する協議機関を設置することで合意した。両党関係者によると、岡田、松野両氏はそれ以前に、民主の長妻昭代表代行や維新の江田憲司前代表らを交えて会合を重ねており、民主による維新の吸収合併か、解党による新党かという方法論が今後の焦点になっている。
ただ、岡田氏はもともと党の自主再建が持論。執行部には解党への慎重論もある。岡田氏は4日の記者会見で「解党はどこかとの合流が前提だから、相当気が早い」とかわした。一方、細野豪志政調会長は同日、「具体的なやり方にはそれほどこだわっていない」と記者団に語った。【村尾哲】
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