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2015-09-04 09:29:06
天安門広場を仰々しくパレードする軍事大国・中国の大陸間弾道弾(ICBM)や無人機などの最新兵器。これ見よがしの軍備に胸を張って見せる習近平という中国の国家指導者。時代遅れの幼稚じみた滑稽さをすら感じます。
昨日の「抗日戦勝記念式典」では、習近平・国家主席が赤じゅうたんの上に立ち、そこへプーチン・ロシア、朴槿恵・韓国の両大統領らが進み出て挨拶する光景は、まるでかつての中国皇帝が、朝貢に来た各国代表からの挨拶を受けるような風情を演出していました。
周主席は、演説の中で「中国は永遠に覇権を唱えず、拡張を図らず、自らが経験した経験をほかの民族に押し付けることはしない」と、平和路線を強調して見せました。
しかし、多くの人が受け止めたのは、「言っていることと、やっていることがちゃうやん」という印象だったのではないでしょうか。
中国は、唐の時代に世界帝国として勢威を誇ったように、いまや世界第2の経済大国であるということを各国に認めさせ、それにふさわしい「大国としての処遇」を実力で獲得しようとしているように見えます。つまり、世界のパワー・ゲームのルール決定権を、アメリカとともに中国も与えられてしかるべきと考えているようです。
そうしたなかで今回最も苦労したのは、韓国だったようです。韓国はアメリカと同盟国ですが、そのアメリカの意向を蹴って中国の式典に参加し、軍事パレードの観覧式にも出席しました。北朝鮮との軍事対立を抱える韓国としては、「北」に影響力のある中国との友好関係が欠かせないのでしょう。米中の間に挟まれた韓国のかじ取りは、ことのほか苦労が多い。
その点、日本は楽なものです。アメリカの仰せの通り、不参加するだけですから。しかし、この際式典には参加して中国に「貸し」を作っておくという選択肢もあったのではないか。日本の国益を中心に考えれば、アメリカの尻にくっついて忠犬ポチ公を演じるばかりが能ではないはずです。
なにしろ中国とは千年以上の長い付き合い。昔は日本が遣隋使や遣唐使を送って、中国からいろいろと教えてもらう立場でした。律令制度をはじめ国の作り方そのものも中国に習ったものです。漢字、仏教、陶磁器や紙の作り方なども、ほとんどの文化は中国から、あるいは朝鮮半島を通じて“輸入”したものでした。もともと切っても切れない縁で結ばれています。
安倍晋三という男はことさら、「中国の脅威」を強調し、戦争法案を作ることが「抑止力になる」などと言っています。しかし、仲良くすることは下手です。
幸い年内に、日中韓3か国の首脳会談が開かれる段取りです。“戦争法案”を振り回すより、友好路線を探るほうがどれだけ建設的か。オスプレイ購入に金を使うより、若者たちが交流する仲良し路線などに予算をつけましょう。相互の経済交流、経済協力をもっともっと盛んにしましょう。深く結び付けばつくほど、双方にメリットがあり、ウイン、ウインの関係で「平和共存」が強固になります。
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