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国会議員20人以上の推薦人を集めて出馬にこぎつければ、意外に多くの支持を受ける可能性がある(撮影2014年4月、写真:ロイター/アフロ)
「野田聖子出馬」は、"安倍一極構造"を壊すか 安倍首相への逆風が意外な作用をするかも
http://toyokeizai.net/articles/-/82771
2015年09月02日 安積 明子 :ジャーナリスト 東洋経済
事実上の出馬表明と解してよいだろう。自民党総裁選(9月8日告示)に意欲があると言われる野田聖子元自民党総務会長が9月1日に開いた自身のパーティーで、「いまの私の心は『義を見てせざるは勇なきなり』に尽きる」と明言したのだ。
もっとも、具体的に「総裁選に出馬する」と述べたわけではない。だがその言葉には、十分すぎるほどの野田氏の気持が感じられた。「具体的に言ったら潰されるから、ぎりぎりの線で選んだ言葉だろう」と、取材に来ていた記者は口ぐちに語っている。自民党総裁選は、2人以上が立候補した場合、20日に投開票される。
■安倍首相に完全に干された野田氏
9月3日の誕生日にちなみ、野田氏は毎年9月に帝国ホテルでパーティーを開く。帝国ホテルは、野田氏が政治家になる前に勤務していた“古巣”だ。
野田氏は挨拶の冒頭で、「今日に限って国会議員は来てもらえないかと思った」という自虐的な言葉を口にした。そういえば、昨年のパーティーでも、野田氏は同じような言葉を述べている。
というのも、その日は第2次安倍改造内閣の発足と重なり、自民党総務会長だった野田氏は解任されて無役になっていた。もともと安倍晋三首相に近くないため、“干された”のは明らかだった。
それから1年経た今も、野田氏の“干された”状態に変わりはない。総裁選に出馬するには20名の国会議員の推薦が必要だが、あえて野田氏を支持しようとする議員の数は少ないと言われている。しかも細田派(95名)・額賀派(58名)・麻生派(37名)・二階派(34名)・山東派(10名)の派閥が次々と安倍首相を支持することを表明。また45名の岸田派は、岸田文雄外相が不出馬の意向を周囲に示したといわれている。事実上の安倍首相支持容認だ。
よって、たとえ出馬が叶ったとしても、野田氏に勝ち目はないだろう。それでも出馬するのはなぜだろうか。
それは、野田氏が目指すのが今回の勝利ではないからではないか。目指すものが“1995年の総裁選時の小泉純一郎氏の立ち位置”だとしたらどうか。
同年9月に行われた自民党総裁選は、当初、圧倒的人気を誇っていた橋本龍太郎氏と当時の自民党総裁だった河野洋平氏の一騎打ちと思われた。しかし河野氏が不出馬を表明して橋本氏の不戦勝となりそうだった時、名乗り挙げたのが小泉氏だった。
当時の自民党は細川内閣の成立で一度下野した後、社会党と新党さきがけと組んで政権に復帰していた。ただし連立内閣の首班は社会党の村山富市氏。そうしたことも自民党に危機感があった一因だったのだろう。小泉氏はなんとか無投票を避け、総裁選で党勢を盛り上げようした。そんな姿を人は「ドン・キホーテ」と呼んだ。大きな風車に戦いを挑む愚かな男だと、揶揄する意味だ。
■負けても総裁就任の糸口になる
実際のところ小泉氏に、勝算があったはずはない。竹下改造内閣で厚生相、宮沢改造内閣で郵政相を務めた経験はあるものの、“路線”に乗っていたわけではなかったからだ。
よって当時必要だった30名の推薦人も集められないと思われていたが、本人が党内を駆けずり回ってなんとか確保。その結果、小泉氏は87票も獲得した。橋本氏が獲得した304票には遠く及ばなかったが、これを契機に小泉氏の知名度は上がり、総裁就任の糸口をつかんだといえる。
その6年後の2001年、小泉氏は首相の座を獲得したわけだが、野田氏はこれを倣おうとしているのではないだろうか。
パーティーに参加した国会議員の人数やその様子をみても、20名の推薦人を集めることは不可能ではないように思えてくる。
実はこの日の野田氏のパーティーに参加した自民党議員は、衛藤征士郎元衆院副議長、石破茂地方創生担当相、鳩山邦夫元総務相、尾辻秀久元厚労相などおよそ20名。総裁選出馬に必要な推薦人の数とほぼ同じだ。「私は野田さんの一の子分」と言ってはばからない石井みどり参院議員は、「日本で最初の女性の総理大臣が出るのなら、野田さん以外はいない」と野田氏に対する熱烈な支持を強調した。
また同期で野田氏と仲のいい浜田靖一元防衛相は「政治家の集大成ということでは、彼女の主張もわかる」と理解を示し、野田氏よりも若く1度落選したため“弟分”を自任する小此木氏は「さらなる困難に手を携えて頑張っていきたい」と運命を共にすることを宣言している。
■古賀誠・岸田派名誉会長がカギ握る
ただし参加者の中には、2003年の衆院選で初出馬した時から“安倍首相の子飼い”と言われている城内実外務副大臣などが含まれており、“オール与党”というわけにはいかない。しかも野田氏が政界に引き上げた有村治子内閣府特命担当相や三原じゅん子参院議員、そして“野田氏の妹分”と衆目が認めていた小渕優子元経産相も、顔を見せなかった。
さらにいえば野田氏の強力な“後見人”でもあり、「文藝春秋」9月号で総裁選を行うことを主張した古賀誠・岸田派名誉会長も、その姿を見せていない。
「古賀さんは水面下で切り崩しをやっているんじゃないか。対象は派閥に入っていない議員たち。結構数が多いんだ」
ある自民党議員はそう語った。安倍首相が圧倒的に強いといえども、盤石だとは言い難い。「週刊文春」が8月27日号で「財界人との会食中に吐血した」と報じるなど、安倍首相には健康不安説も囁かれている。また安保関連法案で内閣支持率が下落傾向を見せるなど、党内での統率力に限界も見え始めている。
さて野田氏が事実上の出馬宣言をしたのと同じ日、安倍首相も総裁選へ出馬宣言した。ともに1993年の衆院選で初当選を果たし、「第一次安倍政権発足までは、“しんちゃん”“せいこちゃん”と呼びあう仲だった」(野田氏)という2人は、どのような戦いを見せてくれるのだろうか。
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自民党総裁選 野田聖子前総務会長、立候補に向け準備
動画⇒http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00301740.html
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9月8日に告示される自民党の総裁選挙に関し、野田聖子前総務会長が、立候補に向けた準備をしていることがわかった。
関係者によると、野田氏の事務所のスタッフが8月31日、総裁選挙管理委員会を訪れ、立候補に必要な書類一式を受け取り、持ち帰った。
野田氏は、総裁選挙への対応について、明言を避けているが、すでに推薦人集めに入っていて、今後、立候補に必要な20人の推薦人を集めることができるかが、注目される。
一方、安倍首相は1日、「継続は力であり、しっかりと責任を果たしていくために、政策をさらに進めていきたいと決意している」と述べ、総裁選挙に立候補する意向を表明した。
野田氏が立候補する場合でも、安倍首相再選の流れは、変わらないとみられている。
「野田聖子出馬」は、"安倍一極構造"を壊すか安倍首相への逆風が意外な作用をするかも - トレンド: 野田聖子元自民党総務会長は9月1日に開いた自身のパーティーで、「いまの私の心は『義を見てせざるは勇なきなり』に尽きる」と明言した。 http://t.co/tDJihP0M9J
— 政治とか社会とか外交とか。 (@election_japan) 2015, 9月 1
意気や良し! 護憲派の聖子ちゃん、頑張れよ、国民が付いている。
今回は出る事に意義が有る! http://t.co/agoc7S0l4g
— 愛染観音 (@aisen_kannon) 2015, 9月 1
《「野田聖子出馬」、 首相への逆風が作用をするかも》 東洋経済オンライン
http://t.co/5mhzajYNLw
〈「具体的に言ったら潰されるから、ぎりぎりの線で選んだ言葉だろう」と、取材に来ていた記者は口ぐちに語っている。総裁選は、2人以上が立候補した場合20日投開票〉
— 赤旗政治記者 (@akahataseiji) 2015, 9月 2
「大臣に任命されていない。干されている」という感覚が不思議。大臣予備軍は多数いる。野田氏の推薦人が集まらない点、自民には百人を超える無派閥議員がいる。何故そこから20人集められないのか?
「野田聖子出馬」は、"安倍一極構造"を壊すか
http://t.co/kqJwc9019V
— みどりのくらげ (@midorikurage) 2015, 9月 2
みんなが安倍総理、一辺倒なのに、えらいと思う。頑張ってほしい http://t.co/Gfx0vK4TEv
— 赤星弥優 (@AKAHOSIMIU) 2015, 9月 2
良いじゃん!!
一度日本も女性元首を経験してみるのも良いかと。。
いままで見えなかった、聞こえなかった、新しい観点の社会が発見できるかもしれないょ〜〜... http://t.co/1dHtuAwX2b
— すずき たかふみ (@Yugafu00) 2015, 9月 2
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