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【IWJレポート】8.30国会前「決壊」!官邸がメディアに撮らせたくなかった「人々の力」 参加した12万人それぞれの思い
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/261022
2015.09.01 IWJ Independent Web Journal
「今回の道路決壊は人々の力ですよ」——。
見守り弁護団の一人であり、警視庁に過剰警備防止の申し入れを行なった神原元弁護士は、IWJの取材にこう漏らした。
主催者発表で12万人となった2015年8月30日の国会周辺の抗議行動。安全保障関連法案に反対する声をあげるため、数万人の市民が一斉に国会議事堂前を目指した。60年安保を彷彿とさせる人波が、メディアの空撮によって記録された。
▲東京新聞 8月31日の朝刊一面、国会前を埋め尽くす人
集まった市民は国会前エリアではおさまりきらず、日比谷公園や霞ヶ関の官庁街、首相官邸、国会裏の議員会館前エリアも、人で溢れた。
この日の抗議は国会周辺だけでなく、全国250カ所(前日含め370カ所)で、国会前と連動するデモや抗議行動、シンポジウムが行われた。その総数はどのメディアでも把握できない程で、それだけ多くの国民がこの日、安保法案の廃案と安倍政権の退陣を求め、声をあげた。
記事目次
・抗議開始から35分、鉄柵を超えて規制線が決壊
・「もし通ったとしても、廃案に持ち込むまではやりきる」
・官邸の番記者にSEALDs奥田さん「この動きはもう潰せない状態になっている」
・国会前に駆けつけた想いとは〜参加者インタビュー
・高校生らが合唱に込めた思い「怒りだけじゃ何も届かない」
・国会前でスピーチを志願した音楽家・坂本龍一氏
・野党4党首が集結! 小沢一郎代表も姿を見せた
・SEALDsが徹底して伝えていること
8.30 戦争法案に反対する国会前抗議行動
■抗議開始から35分、鉄柵を超えて規制線が決壊
国会前抗議をめぐっては7月中旬から、厳しい封鎖で倒れる人が出るほどの警察の「過剰警備」に抗議の声が相次いでいた。8月14日には、弁護士らが警備の改善を求め警視庁に申し入れを行った。申し入れを経て、初の大規模抗議となったこの日は、13時開始から僅か35〜40分という早い段階で警察の規制線が「決壊」。人の波が国会前の車道に溢れ出した。
【関連記事】
2015/08/14 2012年以上の「過剰警備」にSEALDsや見守り弁護団が申し入れ――国会前抗議が盛り上がる9月、表現の自由を守り、安全なデモにするために
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/257905
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市民らはドラム隊のリズムに合わせ、「集団的自衛権はいらない」「安倍はやめろ」コールをあげながら一斉に国会正門前を目指した。
▲歩道にいた市民が車道に溢れ出し、一斉に国会前を目指した。午後1時40分頃
国会正門前の横断歩道付近に到達した群衆の一部は座り込み、オキュパイ(占拠)を開始。後続の市民も加わり、あっと言う間に国会前は人で埋め尽くされた。
見守り弁護団の神原弁護士に、警察の過剰警備が見られなかったのは申し入れによるものかを聞いた。
「今回の道路決壊は人々の力ですよ、どう見ても。そうじゃないと、こうはならなかったと思います。
最初は、すごい人で渋滞しているにも関わらず、警察はせき止めようとしていた。人が後ろからどんどんやって来ているわけだから、かえって事故が起きる。結果として道路を解放したのは懸命の策だったと思います」
2012年、10万人以上を集めた大飯原発再稼動反対の抗議以来、車道に溢れ出す市民の姿が大きく可視化されることを官邸は恐れてきた。メディアの空撮に「占拠」の様子を映さないよう、警察の規制は厳しさを増していた。しかし今回再び、市民が大挙して国会前を埋め尽くす、という光景が世界中に発信されることになった。
神原弁護士が言うように、「人々の力」が警察の規制線、官邸のコントロールを突破した。
▲前方にいる市民が座り込んでいるのが分かる
▲国会正門前の車道は人で埋め尽くされた(午後2時過ぎ)
■「もし通ったとしても、廃案に持ち込むまではやりきる」
12万人という参加人数を聞いて一番驚いたのは、毎週金曜日、同じ場所で安保法案反対の運動を盛り上げてきた若者たち自身だったのかもしれない。SEALDsのほか、高校生からなる「T-ns SOWL」の若者たちが現場でIWJのインタビューに応えた。
SEALDsのわかこさんは、空撮の画像を見て驚いたという。
「天候のこともあり、これだけ多くの人が来てくれると思わなかったので空撮の画像とか見てびっくりしました。凄い嬉しいです。やっとここまできたなという感じです。もし通ったとしても、廃案に持ち込むまでは、やりきろうと思っています」
同じくSEALDsの紅子さんも、空撮写真を見て、その規模に勇気づけられたという。
「上から撮った写真を見てびっくりしました。本当にこれだけの人が怒っているのだな、と。今まではどうしても『自分たちばかり』と孤独や恐怖の感情がどこかにはあった。これだけいっぱいの人が来てくれたことには、心強くなったし、本当に止められるのではないかと思いました」
▲SEALDsのわかこさん(左)、(右)は熊本から駆けつけた「WDW」のせいらさん
▲警察の規制線が決壊し、前線でコールをあげるT-ns SOWLのタクヤさん
T-ns SOWLのタクヤさんは「味方がこれだけいるのは頼もしいです。もう、自分も声が枯れました」と正直な感想を漏らした。
同じくT-ns SOWLのあいねさんも、「決壊するとは思っていなかった」と話した。
「まず、決壊すると思っていなくて、すごい人で、コールをしたあとTwitterとかで写真を見て、あそこまで埋まっていてびっくりしました。
これが本当に、日本の民主主義の最先端だなと思いました。6月からの金曜行動などの積み重ねが今日、こういう形で来た。これからもまだ続くから、もっともっと大きくなって廃案になって、その後も、日本の民主主義を作るための大きな運動の一つになるのかなって思いました」
特に国会前一帯は身動きが取れないほどで、子どもや老人の安全を危険視する声もあった。しかしそれは杞憂で終わった。あいねさんは参加者の間で見られた気づかいについて話した。
「結構ぎりぎりのところに子どもがいたりして、『大丈夫かな』と思ったんですけど、参加者の思いやりがあって、子どもがいたら守ったり、ガードしたりする気づかいができていた。思いが一つだから分かり合えるのかなと思って、微笑ましかったです」
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■官邸の番記者にSEALDs奥田さん「この動きはもう潰せない状態になっている」
▲コールし続けた奥田さんの声も枯れ果てた
一方、SEALDsの奥田愛基さんは抗議が終わった後の囲み取材の中で「ここまでの人数が集まると思っていたか」という問いに「思っていた」と回答。そして、「もっと可能性はある」と続けた。
「今日の報道を見た人や安保法制にこれから興味を持った人が駆け付けて、強行採決のニュースがあれば、こんな規模じゃ済まないと思う。それぞれの地域でどんどん広がっていくと思いますし、この動きは単純に法案が通ったら終わりではなく今まで主体的に動かなかった人たちが動いているから、次の選挙にも絶対に影響を与えると思います」
また奥田さんは、インタビューの中でSEALDsであることを「49%くらい後悔している」と話した。
「毎週、毎週、こんなんやって声もこんなに枯れているし、注目されたりするのもあんまり好きじゃないですが、ぎりぎり50%くらいは、誰かが言い始めなきゃ大変なことになってたから、声だして良かったと思っています。
(主催の)『総がかり行動』の年配の方々と一緒にやって、戦後の歩みを支えてきた1人になりたかった」
囲み取材の中には、官邸の番記者もいた。
国会前の動きが個人の集まりであることから、動向が把握できない点を官邸が不安に感じていると話した記者に対し、奥田さんは「SEALDsがなくなったりしても、この動きはなくならないだろうと思います。もう潰せない状態になっているので」と返した。
■国会前に駆けつけた想いとは〜参加者インタビュー
▲足元の悪い中でも、子連れの家族が多かった
IWJは国会前の車道に集まっていた参加者にインタビューし、それぞれの想いを聞いた。
都内から来た85歳の女性は60年安保でも国会を訪れたという。
「子どもがいましたから、来ましたね。子どもを持った母親とすれば、戦争ほど人を不幸に陥れることはないから。
『敗戦の日』は学徒動員で働かされていた工場で(玉音放送を)聴きました」
東京大空襲も経験しているこの女性は、安倍総理をはじめ、戦争を知らない政治家に直接会い、「できれば直談判で戦争の現実を伝えたい」と話した。
「(戦争の)経験をきちんと伝えられなかった、そういう自分への責任感を感じるんです。言葉が足りなかったのか、知性が足りなかったのか。
なんで伝わらないのか。その思いが、自分をこういうところに来なきゃいけないという気持ちに駆り立てるんです。今の政治家はほとんど戦争を知らない方たちばっかりだから、できれば直談判で(戦争の記憶を)『こうだったのよ』と伝えたいんですけどね」
▲「安保法案反対」ではおなじみとなった創価学会の三色旗がなびいていた
静岡から来たという女性は、11歳と13歳の子どもを連れ立って国会前へ駆けつけた。女性はドスの効いた声で「安倍やめろ」と叫んでいた。
「私が(子どもたちを)むりやり連れてきたのではなく、彼らの意思で『行く』って来てくれています。だから私は親として、それ以上に、声を出すことしかできない。
国会突破してとかできないじゃないですか。民主主義的にやるんだったら声を出すことが大事だと思っているので、子供たちが雨の中、大変な思いをしてここへやってきたことを私は無駄にしたくないですし」
▲ひときわ目を引いた「安倍やめろ」の巨大アドバルーン
普段はSEALDs関西のデモなどに参加しているという男子学生は、この日のために京都から駆け付けた。なぜ国会前に来たのか、理由を聞いた。
「政治の中心、国会前なので。来るしかない、と。いろんな世代の方、若い世代だけでなく、おじいさんおばあさんも、もっと年下の人も、色んな人が集まってきていて。野党の人も来ていて。運動の大きな広がりを目で見て感じることができたなと思います。
今まで若者は政治的に無関心だと言われてきたけど、そんなことはないとはっきり示せたかなと思います」
滋賀と大阪から来た女子高校生2人にも話を聞いた。滋賀から来た15歳のフキさんは、「国民は安倍さんの手下とかコマじゃない」と憤った。
「もっと人として扱って欲しいというか。もっと、戦争というものの実感をちゃんともってほしい。戦争があったらこれだけの人が死んで、という実感がないと思うし。それが自分の一言でなってしまうことに恐怖すらもっていない、もっと責任をもってほしいです」
大阪から来た17歳のナルナルさんは、安倍政権について「舐めすぎ」と率直に批判した。
「ここまで国民を舐めきってても、今まで政権がもっているのか。周りの大人たちもなんでここまで政権をもたせてきてしまったのか、腹立たしさもあるし。どんなに権利を持っていても憲法を守らなきゃいけない。それを無視してやるっていうのは最大の裏切りやし、今すぐにでもやめて欲しいと思います」
■高校生らが合唱に込めた思い「怒りだけじゃ何も届かない」
▲「声をあげる形は色々あっていい。僕たちは『歌』で表現したい」
集会が始まる前の12時30頃から、憲政記念館へと続く門の前で、学生たち100人が「レ・ミゼラブル」の「民衆の歌」など数曲を大合唱。自分たちで作ったという「世界がいつか愛で満たされますように」という曲も披露した。
【学生らの民衆の歌の動画】
自由の森学園合唱『民衆の歌』
学生たちは埼玉県飯能市にある「自由の森学園」の生徒たちだ。その中の一人、高校3年生のれいさんは、なぜ「歌」という手段を持ち込みたかったか、スピーチで次のように話した。
「この間、『標的の村』という映画を観ました。沖縄の市民が、自分たちの当たり前の生活を守るために必死になって、基地の前に座り込んで、反対運動を毎日しているんですよ。すごい必死になって市民が頑張っているのに、警察や防衛局は完全に馬鹿にした態度で接していました。
俺、その映像を見てすごく悔しくて涙が出て来て、怒りしかわかなかった。
それで、映画のワンシーンで、(反対運動をしている市民が)突然歌い出すんですよ、民族の歌を。みんな楽しそうに踊ったり笑ったりしながら、訴えているわけです。
そこに愛を感じて。要は、怒りをぶつけても言うことを聞いてくれないし、勝手に決めてしまう。怒りだけじゃ何も届かないんだなと思って。
俺は今回、歌という表現を選んだわけだけど、何か、そういう俺たちがぶつけなきゃいけないのは、平和を求めているわけだし、愛なんじゃないかなと思って」
れいさんたちは金曜日の国会前にも何度も訪れている。衆院で強行採決されたのを知って「いてもたってもいられなかった」ことが声を上げ始めたきっかけだ。学校では合唱をする機会が多いといい、怒りだけではない想いを伝える手段として「歌」という形を提案したかったと話した。
■国会前でスピーチを志願した音楽家・坂本龍一氏
▲坂本氏自ら奥田さんに連絡を取り、集会への参加が実現した
この日の国会前には作家の森村誠一氏など、初めてマイクを握る著名人らの姿が目立った。その中に、2012年の大飯原発再稼動反対の抗議行動で官邸前を訪れたこともある音楽家の坂本龍一氏が、市民の前でスピーチした。
「9条の精神がここまで根付いていることをはっきりと示してくれて、とても勇気づけられている」
中咽頭がんを患い治療に専念していた坂本氏。8月上旬に仕事に復帰したばかりの身体で国会前に姿を見せた背景には、絶望を感じていた現状の中、勇気をくれた若者たちへの謝意の念があるという。
「現状に対して絶望してたんですが、このSEALDsの若者たち、そして主に女性ですかね、女性たちが立って発言してくれているのを見て、日本にもまだ希望があるんだなと思っているところです。
ここまで崖っぷちになって初めて、私たち日本人の中に、憲法の精神、9条の精神がここまで根付いていることをはっきり皆さんが示してくれて、とても勇気づけられています。ありがとうございます」
坂本氏は短いスピーチの中で、この運動は「フランス革命」に匹敵するものだと話し、「一過性のものにしないで、守り通して欲しい」とその願いを若者たちに託した。
【スピーチ全文掲載】音楽家・坂本龍一氏がSEALDsと初対面!ーー民主主義、憲法の精神を取り戻すこの運動は「マグナ・カルタ」「フランス革命」に匹敵する〜12万人が結集した国会前でスピーチ
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/260709
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■野党4党首が集結! 小沢一郎代表も姿を見せた
▲国会前に野党4党首が姿を見せた
「今までこういう集会に顔を出したことはほとんどありません」——。
生活の党と山本太郎となかまたち代表の小沢一郎氏も、ひさびさに国会前に姿を見せた。
この日、安保法案を廃案にすべく民主党、日本共産党、社民党、生活の党の野党4党首が共に壇上に上がり、握手をしながら手を頭上へかざすと、参加者から声援と拍手が送られ、周囲は熱気に包まれた。
「力を合わせて、闘いぬきましょう!」と語った4党首は、スピーチが終わると壇上で手を握り合い、参加者とともに「戦争法案、絶対反対!」のコールを叫んで、野党と国民の「連帯」を強く参加者に印象付けた。
【スピーチ全文掲載】「政党の立場を超え、安倍政権打倒に向け全力をあげていく!」――生活・小沢一郎代表が初スピーチ 8・30国会前12万人抗議行集会で野党4党首が大集結!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/260795
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■SEALDsが徹底して伝えていること
▲上智大学・中野晃一教授
上智大学の中野晃一教授は、若者と学者の橋渡し役をするなど、SEALDsの運動の広がりを見守ってきた大人の一人だ。抗議行動の終盤、国会前にいた中野教授に話を聞いた。
「我々自身が非常にSEALDsに刺激された。学者の会との連携は、『我々も声を上げなければいけない』という風になったところがありますから。
彼らに同じように刺激されて、『ママの会』やMIDDLEsなどが出てきて、その下に、『総がかり行動』のような、長年平和運動に関わってこられた実績や組織力と組み合わさって、非常に強い力になってきているということだと思います」
中野教授は「SEALDs以降の社会の覚醒」という表現を使い、次のように分析した。
「非常にすごいことだなと思うのは、『平和主義』というものが、過去四半世紀くらい、守らなければいけないポジションになっていたどころか、ちょっと守るのもはばかられるくらい、多くの人間は9条を大切にしてこなかった。
しかし、SEALDs以降の社会の覚醒によって、平和を語ること、平和への愛着を語ること、9条への愛着を語ること、しかも、今の状況に満足するのではなく、辺野古も変えていかなければいけない、日本の安全保障のあり方ももっと平和なものに変えていかなければいけない、世界にも働きかけていかなければいけない、そういうことを語れるようなところまで戻ってきた。
その力は非常にすごいことだと思うんです」
中野教授はさらに続ける。
「ですから、仮に安倍さんたちが今回法案を強行採決する、あるいは、さらに憲法の明文改正に手をつけようとしても、簡単にはできないと思うんですね。我々はこれで守りに入るわけではなく、むしろ攻めに行くというところまで来ていますから。『平和主義』を新たに日本の誇りとするものとして、これから築いていく、守るだけじゃなくて、築いていくという所まで来たんだと思います」
SEALDsが徹底して強調してきたのは、主権者として動き政治に関わることは「普通のこと」だという点だ。
「特殊な人間だけがデモに行ったりするわけじゃないことを我々に教えてくれた。それが訴求力となって、非常に広範な、若くない人たちも含めて元気をもらった。そして、つながっていくことができたのだと思います」
安倍総理は、こうした国民の声の高まりに対し、「しかし我々には国民の生命・財産を守る義務がある」として、安保法制の成立を強行に進める姿勢を崩していない。
この国会前抗議は、「総がかり行動」が毎週木曜日、「SEALDs」が毎週金曜日に主催し、これからも続く。
(取材:阿部洋地・矢野敏夫・田中芳尚・城石愛麻・芹沢あんず、写真:城石裕幸・谷口直哉、記事:城石愛麻・芹沢あんず・ぎぎまき、記事構成:佐々木隼也・平山茂樹)
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