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「国防にすらならない、犬死にする法案を絶対に止めたい」ーーSEALDs関西、寺田ともかさんが自衛隊員の友人を思い8.30国会前で訴え
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/260891
IWJ Independent Web Journal
「安倍首相、私たちの声が聞こえていますか? この国の主権者の声が聞こえていますか? 自由と民主主義を求める人たちの声が聞こえていますか?」——。
2015年8月30日、SEALDs東北、SEALDs関西、SEALDs琉球など全国13の若者からなる団体が勢揃いしたこの日、大阪からきた大学生の寺田ともかさんが国会前でスピーチした。
「この法案が通ることによって、こういった殺人に日本が積極的に関与していくことになるのではないかと、本当に居ても立ってもいられない思いです」。
ともかさんは、集団的自衛権を行使することによって派兵される自衛隊員が「戦争犯罪」に関与することになるのでは、と強い不安を覚える。
この点について8月25日、生活の党と山本太郎となかまたちの山本太郎議員が参院特別委員会で安倍総理を追及した。イラクで米軍が民家に押し入り、生後5ヶ月の赤ん坊を含む一般市民を銃殺、非暴力のデモ隊に向けて銃を乱射した行為を『戦争犯罪』かどうかと問いただした場面だ。明確な回答を避けた安倍総理だが、法案が通ればそうした殺人に自衛隊が積極的に関与していくことになるのではないか——ともかさんは、居ても立ってもいられないという思いを口にした。
【安保法制国会ハイライト】「宗主国様には何も言えないのか!」――安倍総理が山本太郎議員との「一騎打ち」から遁走!イラク戦争、広島、長崎への原爆投下…米国の戦争犯罪に“沈黙”!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/259641
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ともかさんには自衛隊員の友人がいるという。集団的自衛権の行使は「国防のためにならない」と指摘したうえで、「後方支援」などで他国の戦争に自衛隊員が巻き込まれ、仮に死ぬとすればそれは「犬死に」だと言い、「法案を絶対に止めたい」と訴えた。
そして、日本が「平和憲法に根ざした新しい安全保障の在り方を示し続ける国」であることを願い、最後に「国民の力を持ってすれば『戦争法案』は絶対に止めることができると信じます」と参加者に向かって呼びかけた。
【スピーチ全文掲載】SEALDsKANSAIともかさん「安倍総理。民主主義が生きている限り、私たちはあなたを権力の座から引きずり下ろす権利がある。私たちは来年、戦後71年目を無事に迎えるでしょう」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/253905
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以下、寺田ともかさんのスピーチ動画と全文文字起こしを掲載する。
【スピーチ全文掲載】「国防にすらならない、犬死にする法案を絶対に止めたい」ーーSEALDs関西、寺田ともかさんが自衛隊員の友人を思い8.30国会前で訴え
■寺田ともかさんスピーチ全文
「大阪から来ました寺田ともかと言います。
私たちは今、こみ上げてくる怒りや衝動を、肉体的な暴力や一時的な快楽で誤魔化すことなく、言葉と不断の力によってここに集まっています。
安倍首相、私たちの声が聞こえていますか?
この国の主権者の声が聞こえていますか?
自由と民主主義を求める人たちの声が聞こえていますか?
人の命を奪う権利を持つことを拒否する人間の声が聞こえていますか?
先週テレビで国会中継を見ていたら、イラク戦争での米軍の戦争犯罪について安倍首相が質問を受けていました。
米軍が民間人の家に立入り、戦後5ヶ月の赤ちゃんを含む無抵抗の11人を銃殺したこと。子どもたちが通う学校を米軍が占領し、それだけは止めて欲しいと非暴力のデモを行なった市民に対して、米軍が銃を向け、次々に射殺したことを。
ファルージャ総攻撃では息をしている者はみんな殺せという指令のもと、女性も子どもも家畜も、助けにきた救急隊員も白旗を握りしめていた少年でさえ皆殺しにされたことを。
これらの米軍の行為は戦争犯罪ですよね?と山本太郎議員に問われた安倍総理は、これに答えることができませんでした。
『事実確認ができないので、戦争犯罪だと断定することはできない』という理由でした。
だったら私が代わりに答えます。イラクでの米軍の無差別殺人は戦争犯罪です。
私はこの法案が通ることによって、こういった殺人に日本が積極的に関与していくことになるのではないかと、本当に居ても立ってもいられない思いです。
すべての命には絶対的な価値があり、私はそれを奪う権利も奪うことを許す権限も持っていません。
なぜならいくら科学技術が進歩しても、私たちは死んだ人を生き返らせることはできないし、奪った命を元に戻すことはできないからです。
今、この法案を許すことは私にとって自分が責任の取れないことを許すということです。
それだけは絶対にできません。
私はこの国の主権者であり、この国の進む道に責任を負っている人間の一人だからです。
70年前、原爆で空襲でガマの中で、あるいは遠い国で餓死し、失われていったかけがえのない命を取り戻すことができないように、私はこの法案を認めることによってこれから失われるであろう命に対して責任を負えません。
私の払った税金が弾薬の提供のために使われ、遠い国の子どもたちが傷つくのだけは絶対に止めたい。人の命を救いたいと自衛隊に入った友人が国防のためにすらならないことのために犬死ぬするような法案を、絶対に止めたい!
国家の名の下に人の命が消費されるような未来を絶対に止めたい!
敵に銃口を向け、やられたらやるぞという威嚇をするのではなく、そもそも敵を作らない努力を諦めない国でいたい!
平和憲法に根ざした新しい安全保障の在り方を示し続ける国でありたい!
私はこの国に生きる人たちの良識ある判断を信じています。
国民の力を持ってすれば『戦争法案』は絶対に止めることができると信じます。
いつの日か、ここから、今日、この一見、絶望的な状況から始まったこの国の民主主義が人間の尊厳のために立ち上がる全ての人々を勇気づけ、世界的な戦争放棄に向けてのうねりになることを信じ、2015年8月30日、私は戦争法案に反対します」
(取材:阿部洋地、写真:城石裕幸、記事:ぎぎまき)
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