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怒るべき時は怒らなければいけない
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2015年8月30日 天木直人のブログ 新党憲法9条
中国の新華社が「昭和天皇には中国への侵略戦争の主な責任があり、
その後継者である天皇陛下は先の大戦について謝罪すべきだ」と主張す
る記事を掲載したらしい。
とんでもない論評だ。
明仁天皇ほど、国民に率先して、昭和天皇の時代に行われた侵略戦争に心を痛め、謝罪の思いを言動で表現し続けている天皇はいない。
そのことを中国が知らないはずがない。
この新華社の論評は、政治的発言のできない明仁天皇の心を踏みにじ
るものだ。
安倍政権は、間髪を入れず、世界の見ている前で、満身の怒りを中国
政府にぶつけなければいけない。
中国政府は明仁天皇に本気で謝罪を求めているのかと。
それは習近平主席の考えであるのか、と。
天皇制そのものを否定する国民を除いて、この新華社の論評に怒らな
い国民はいないと思う。
あの時もそうだった。
つまり中国の戦闘機が自衛隊の戦闘機にレーダー照射したときだ。
あれは明らかな国際法違反の戦闘行為であった。
日本は即刻国連安保理事会の緊急会議を要求し、中国に対する非難決
議を求めるべきだった。
中国は自ら非を認めるときは反論しないでやり過ごす。
サンゴ密漁の時もそうだ。
誰が見ても明らかな中国の不法行為だ。
だから中国は密漁をやめさせた。
日本は中国に対し、怒るべき時には、間髪を入れず、激しく、正しく
怒るべきだ。
それをせずに、間違った歴史認識のために中国と無用な摩擦を繰り返
して来たから、中国もつけあがるのだ。
日刊ゲンダイ(8月31日)は、岸田外相の抗議を安倍内閣支持率
アップの狙いがミエミエだと批判的に書いている。
違う。
もっと怒らなければいけないと書くべきだ。
何でもかんでも安倍政権を批判すればいいと考えている日刊ゲンダイ
の限界である(了)
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