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「強く抗議した」と岸田外相(C)日刊ゲンダイ
中国新華社に抗議 安倍政権のミエミエな支持率アップ狙い
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/163230
2015年8月30日 日刊ゲンダイ
中国の新華社通信が配信した記事に、安倍内閣が敏感に反応した。新華社は25日、「昭和天皇は中国への侵略戦争と太平洋戦争を指揮した侵略戦争の張本人」として、その皇位継承者の天皇に対し、謝罪を求める論評記事を配信。これを中国紙「光明日報」が掲載した。
これに怒ったのが安倍内閣だ。岸田外相は「天皇陛下に対する礼を著しく失しており、これまで表明されてきた中国側の立場とも相いれないものである。外交ルートを通じて中国側に強く抗議をした」と語った。しかし、この表現に違和感を覚える日本人もいるのではないか。別に新華社の肩を持つ気はないが、謝罪を求めるのは相手の勝手だし、「著しく礼を失する」というのも戦前みたいで大げさだ。
そこで外務省に「論評のどの部分が礼を失しているのか」「どのような抗議をしたのか」など10項目の質問状を送付した。しかし回答は「本件については、外務大臣が本日の記者会見で述べているとおりです」の一行のみ。これじゃあ、言葉だけが勇ましく躍っている印象だ。
元外務省国際情報局長・孫崎享氏が言う。
「92年に天皇陛下が訪中した際のお言葉で天皇と中国政府は過去の整理がついているのです。それを蒸し返して“謝れ”という中国もおかしければ、反応した岸田氏も大人げない。人民日報のような中国政府に極めて近い新聞が掲載したわけではないのだから、岸田氏は『望ましいことではない』と受け流せばよかったのです。それが『礼を著しく失している』『強く抗議した』という表現になったのは、中国に厳しい態度を取れば安倍政権の支持率がアップすると計算したからでしょう」
92年、天皇は「わが国が中国国民に対し多大の苦難を与えた不幸な一時期がありました。これは私の深く悲しみとするところであります」と語った。冷静にこうした事実を示すことが「大人の外交」というものだろう。
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