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今年は捨てた石破氏、野田氏 来年の総裁選へ着々と仕込み〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150828-00000002-sasahi-pol
週刊朝日 2015年9月4日号より抜粋
安保関連法案の衆院強行採決などで、支持率にかげりが見える安倍政権。それでも9月下旬に実施される総裁選は、官邸側が「出る杭はつぶす」というムードを出したこともあり、安倍晋三総裁の無投票再選が確実だ。だが、有力なポスト安倍は、来年夏の参院選後の好機に向け、牙を研いでいる。
健康問題という不安材料をのぞけば、長期政権に向けて盤石にみえる安倍官邸。だが、ライバルの石破、野田両氏が、総裁の座を諦めたわけではない。両氏の支援者が口をそろえて言うのは、来年夏の参院選後に照準を定めているということだ。石破派の関係者が言う。
「参院選は苦戦必至です。結果次第では安倍首相が退陣し、秋の総裁選の実施もあり得る。そこに勝負をかけるのです。野田さんに対しては、親友でカラオケ仲間でもある浜田靖一元防衛相が『今回は出馬を見送ったほうがいい。だが来年、好機はある』と進言しているようです」
確かに来年夏まで、安倍政権は試練が続く。9月成立をめざす安保法案に続き、年内はTPP交渉の決着も予想される。農家の“自民党離れ”が加速するおそれもある。先日発表された4〜6月期のGDP速報値がマイナス成長だったように、景気の悪化も心配だ。先週、日経平均株価も約1カ月ぶりに2万円を割り込んだ。
自民党と安保法案を進める公明党にとって、支持団体の創価学会の一部が猛反発していることもマイナス材料。参院選で、自民候補への学会の支援が弱まることもあり得る。
「重要なのは1人区。候補者同士の対決というより、安倍政権にイエスかノーか。07年の参院選では6勝23敗と大敗し、安倍首相は退陣に追い込まれた。今回も惨敗するようだと、退陣を求める声が一気に上がるでしょう」(自民党選対幹部)
1年後には政局が起こる──。石破氏は今後も積極的に地方を回り、保守層にアピールしていくという。課題は、前回総裁選の敗因ともなった国会議員票の広がりだ。一度離党しているだけに、やっかみも多い。
今月初め、若手衆院議員同士の結婚パーティーに出席して祝辞を述べたが、地方選出の若手と交流を深め、活路を見いだしていく。
「総裁選はベテランも若手も同じ1票が割り当てられている。ならば若手に支持を広げたほうがいい」(石破派の関係者)
一方の野田氏。強みは女性からの人気だ。6月下旬、東京都港区のフレンチレストランに約15人の女性国会議員を招き、女子会を開催した。ライフワークの男女共同参画などの政策をアツく語ったという。費用30万円は野田氏もち。国会議員歴が自分よりも1年長く、先輩格の小池百合子元防衛相の存在が最近薄いだけに、「女性初の総裁候補」の地歩を固めたいところだ。
「参院議員の人脈が薄いのが弱点。そこは元夫の鶴保庸介氏の力も借り、強化していく」(野田氏の側近)
9月1日には自身の政治資金パーティーがあり、総裁選への態度表明に注目が集まる。側近の話などを総合すると、今回の総裁選出馬は見送るが、「捲土重来を期す」と述べて、将来的な意欲を見せると思われる。
ただ安倍自民党が参院選で善戦すれば、当然、首相続投となり、2人の思惑は「絵に描いた餅」に終わる。
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