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http://mewrun7.exblog.jp/23608171/
2015年 08月 28日
前記事『橋下、松井が離党を表明〜維新がついに東西分裂&野党共闘の強化を歓迎http://mewrun7.exblog.jp/23605891/』の続報を・・・。
昨日27日、維新の党の橋下徹氏(最高顧問、元代表)、松井一郎氏(顧問、元幹事長)が、同党を離党することを発表。両院協議会で認められた。(・・)
先に会見を行なった松井氏は、「離党しますよ、維新の党はね。もう面倒くさいんで」と、かなりふてくされたような感じで、離党の意思を表明したのだが。^^;
他方、橋下氏はにこやかに長い会見に応じて、松井氏や自分が地方政治やダブル選挙にに専念するために離党を決めたと説明。今後、また新たな動きに出る余地を残した。(~_~;)
mewは、大阪系の国会議員も橋下氏らに追随して離党するといいな〜と思っていたのだが。橋下氏は、柿沢幹事長の続投を認めた上、「今は党を割るべき時期ではない」と国会議員たちを説得したとかで、とりあえず、現時点での党の東西分裂は回避されることに。<残念!(>_<)>
しかし、大阪系議員の中には、今回のことに納得が行かず、東側陣営への逆襲リベンジを誓うような発言をしていた者もいるという。(@@)
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『面倒くさい。永田町の病に巻き込まれている場合じゃない――。27日午前、維新の党顧問の松井一郎大阪府知事が、同党最高顧問の橋下徹大阪市長とともに離党することを表明した。党の柿沢幹事長の対応を巡る一連の騒動は、ついに「維新」の生みの親ともいえる2人の離党劇に発展した。
午前10時過ぎ、松井氏の口から出たのは、柿沢幹事長への批判と、自身の突然の離党宣言だった。
「(柿沢幹事長は)完全に永田町ぼけしている。僕はもうそんな価値観についていけない。離党する」(読売新聞15年8月27日)』
『維新の党の最高顧問の橋下徹大阪市長は27日昼、「関西での地方政治に集中する」として、顧問の松井一郎大阪府知事とともに党の役職を辞任し、離党する考えを党所属国会議員にメールで伝えた。さらに大阪府知事選、大阪市長選のダブル選(11月22日投開票)について、橋下氏はこれまで市長選の候補擁立に消極的だったが、両選挙とも候補を擁立すると断言。松井氏は知事選への再選出馬が濃厚になった。【福岡静哉、熊谷豪、念佛明奈】
松野頼久代表は27日昼、国会内で両院議員懇談会を開き、松井氏から辞職を要求されていた柿沢未途幹事長を続投させる方針を明らかにし、了承された。
橋下氏はメールで「国政政党として内紛劇にエネルギーを割いている場合ではなく、国のために政権交代可能な野党を作り上げなければならない。大阪では府知事選、大阪市長選で候補者を擁立する方針だ」などとして当面は党を分裂させず、事態収拾を図る考えを強調。「僕と松井知事は国政政党維新の党を離れて大阪、関西の地方政治に集中する」とした。橋下氏が提案していた柿沢、松井両氏による公開討論会も開催しないことを明らかにした。
松井氏も同日午前、大阪府庁で記者団に「ダブル選挙もあり大阪に集中する」と述べ、顧問辞職と離党を明らかにした。ただ、柿沢氏に対しては「完全に永田町病に侵されている」などと強く批判。柿沢氏が続投することへの不満を表明した。
続投方針が決まった柿沢氏は同日昼、両院議員懇後の代議士会で「この間、大変申し訳なかった」と陳謝。「迷惑をかけたことを改めて反省し、意思疎通を図りながら頑張っていきたい」と述べた。
松井氏ら大阪系は山形市長選(9月13日投開票)で野党系候補を応援した柿沢氏の辞職を要求していた。橋下氏は大阪府知事選などへの専念を名目に自らもいったん離党することで党分裂を回避しようとしたとみられるが、大阪系議員は党執行部の対応に強く反発。背景には、「野党再編」を重視する松野氏ら執行部と、与党との協調を重視する松井氏ら大阪系の路線対立があり、11月の党代表選もにらみ、分裂含みの党内対立は続く見通しだ。
松井氏は党の大阪系議員については「残って、永田町病を治療するために頑張ってもらいたい」と述べ、集団離党の可能性については否定。同日正午ごろ、毎日新聞の取材に対し、既に離党届提出の手続きに入ったと明らかにした。大阪系議員は同日午前、国会内で対応を協議。当初は松井氏と共に一斉に党役職を辞任し、離党することなども検討したが、役職辞任と離党は橋下、松井両氏にとどめる方針を確認した。ただ、大阪系議員の筆頭格にあたる馬場伸幸国対委員長は記者団に「大阪選出国会議員は今後も一致団結して共に行動していくと確認した。『柿沢問題』の推移を見極めて、そのつど相談して対応する」と強調。執行部の対応次第で対立が深まる可能性は残った。(毎日新聞15年8月27日)』
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『維新の党には、橋下氏に近い大阪系議員が10人以上おり、彼らは執行部に対して反発を強めています。
「創業者である橋下・松井両名が政党を離れるということについては非常に残念。その要因を作った方々は、やはり反省していただきたいというふうに思います」(維新の党【大阪系】、馬場伸幸国対委員長)
橋下氏が大阪系議員に自重を促しているため、すぐに党が分裂する事態には陥らない見通しですが、ある大阪系議員は憤りを隠しません。
「まあ、逆襲の機会を考えるよ。必ず松井氏の顔に泥を塗った恨みは晴らしてやるから」(“大阪系”議員) (TBS15年8月27日)』
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ただ維新の党内や周辺には、冷静に受け止めている人、とりあえず様子を見たいと考えている人も多いようだ。(・・)
『松井氏の脳裏にあるのは大阪、関西への「原点回帰」だ。松井氏が幹事長、橋下氏が代表を務める大阪維新の会は今月、近畿2府4県を活動区域とする政治団体「関西維新の会」の設立を総務省に届け出ており、今後は東京・永田町と距離を置き、同会を拠点とする思惑が透けて見える。
大阪維新の会の府議は「関西維新の会という受け皿はすでにあるし、驚きはない」と語り、大阪選出の国会議員の一人も「(橋下氏ら)維新の『魂』がなくなった政党にいる意味はない」と述べ、維新の党を離れて関西維新の会を国政政党化することも示唆した。
ただ橋下氏と、同氏を支え続けてきた松井氏の離党に、維新の大阪市議は「急な話で困惑している。(大阪府知事、大阪市長の)ダブル選に悪い影響を及ぼさないか心配だ」と語り、別の大阪市議は「突然のことで驚いた。執行部と橋下、松井両氏の間のズレがあったのだろうが、(自分は)党員を集めており、簡単には離党できない」と複雑な心境をうかがわせた。
維新の党の浅田均政調会長代行(大阪府議)は「国会議員が地方分権を大事にする維新の党の理念を忘れ、大阪の意向を軽視した結果だ」と憤った。(読売新聞15年8月27日)』
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『橋下徹大阪市長と松井一郎大阪府知事の突然の離党表明について、維新関係者の間では冷静に受け止める声が多かった。
大阪維新の会大阪市議団の大内啓治幹事長は「私たちは大阪維新の会がベース。維新の党とは理念が違うので、原点に返ることがあってしかるべきだ」と離党表明を支持した。大阪維新の会は今月、新たな政治団体「関西維新の会」の設立を届け出た。大内氏は「今回のようなことを見越し、関西維新の会をつくる取り組みをしてきたのだと思う。関西だけで政党を設立することが大阪維新の会にとって良いことがあれば、その選択肢を取るべきだ」と語った。
別の大阪市議は「維新の党の国会議員は、誰のおかげで当選できたと思っているのか。柿沢幹事長なんて何もしていない」と切り捨てた。「僕らは大阪をよくしたくて頑張っているだけだ。国会の変な動きに振り回されたくない」と話した。
維新の党の大阪系のある国会議員は「橋下氏と松井氏の2人とも離党するのは事前に聞いていた。ダブル選に専念したいということだ」と明かした。
橋下氏周辺によると、橋下氏は維新の党代表選に絡む全国遊説の予定をキャンセルするなど、離党準備を進めていたという。
大阪維新の会の府議は「そもそも僕らは維新の党に何の思い入れもない。大阪維新の会がなくなるわけではない。大阪選出の国会議員には一大事だろうが、地方議員には影響はない」と話した。(毎日新聞15年8月27日)』
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以前から、橋下氏&松井氏と定期的に会ったり、連絡をとったりして来た菅官房長官も、「維新の創業者」という言葉を使いながら、「少し静観してみたい」と語っていたという。<前記事に書いたけど、菅氏は25日に松井氏と会っているんだよね。^^;>
『菅官房長官は27日午前の記者会見で、両氏の離党表明について、「(2人は)維新の創業者だ。どのようになるか少し静観してみたい」と述べ、今後の動きを注視する考えを示した。政権運営への影響は「全く支障を来さない」と強調した。
ただ、首相や菅氏は橋下、松井両氏と度々会談するなど、気脈を通じてきた。両氏が離党すれば、同党が反政権にかじを切り、民主党などとの共闘路線に傾くのは避けられない。(読売新聞15年8月27日)』
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橋下氏らが維新を離党したことによって、どのような影響か生じるのか・・・。
国政で考えると、安倍陣営は、発信力のある橋下徹氏や維新の党(特に大阪維新系の国会議員)と協力して&できれば、民主党などの保守系議員も巻き込んで、安保法制の整備や憲法改正の準備を進めて行きたいと考えていたのだが。<公明党とうまく行かなくなった場合、維新+次世代+改革+元気で補完したいと考えている。^^;>
維新が東西分裂した場合or大阪系の力が弱まった場合、東側陣営には、大阪系に比べて穏やかな保守やリベラル志向の人が多いことから、これまでよりも民主党全体や他の野党と共闘しやすくなるし。民主党と合流or連携する可能性が大きくなるので、安倍陣営にとってはあまり面白い話ではないだろう。(・・)
『分裂含みの維新が今後、政府・与党との「距離感」をどう取ってくるかは見通せていない。公明党の漆原良夫中央幹事会会長は記者会見で、維新との修正協議について「若干不安だ」と懸念を表明した。(中略)
困惑は民主党にも広がった。岡田克也代表は対案の提出に慎重だったが、最近は野党共闘を演出するため、領域警備法案など3法案に限って対案の共同提出に前向きな姿勢に転じつつある。岡田氏は27日、国会内で記者団に対し、対案について「できるだけ一緒に出したほうがいい。ただ、党にはそれぞれ事情がある」と語るにとどめた。
民主党は、同党の支持母体である官公労への批判を続けてきた橋下氏が国政から身を引くことへの影響も注視する。
維新の松野頼久代表は来年夏の参院選も視野に、野党共闘に積極的な姿勢を示している。松野氏が主導権を握れば、民主党との協力関係にはずみがつく可能性がある。(産経新聞15年8月27日)』
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そして、大阪の政治で考えると、チョット難しい問題にぶち当たることになる。(@@)
松井氏は、元自民党の府議で、安倍首相と同じ日本会議系の超保守派だし。大阪系の国会&地方議員にも、(超)保守タカ派が多いので、国政においては、安倍首相の考え方に賛同する人、安倍政権をサポートしたいと考えている人がかなりいるのではないかと思うのだけど。
ただ、大阪では、与党の維新の党と野党の自民党は敵対関係にあって。大阪の府議会や市議会でも、国会&地方議員の選挙でも、都構想の住民投票でも常に争っている間柄だからだ。^^;
『維新と距離を置く政党は冷ややかだ。
自民党市議団幹部は、「言うことを聞かないなら、好きなようにやらせてもらうという、いつもの橋下流のケンカ手法だ」と話し、公明党の市議団幹部も「自分の思い通りに動かなければかんしゃくを起こすのは、松井氏らしい。組織が大きくなり、コントロールしきれなくなったのだろう」と冷ややかに分析した。民主党大阪府連の中村哲之助代表代行(大阪府議)は、「組織を率いる人間として失格で、まさにお子ちゃま」と、2人の離党を強く批判した。(読売新聞15年8月27日)』
『自民のベテラン市議は「誰かをたたいて敵をつくり、のしあがっていくやり方は維新の常とう手段で、茶番劇に過ぎない」と突き放した。自民はダブル選に向けて候補擁立を模索中で、「今後も何らかの話題作りをする可能性はある。維新の動きを注視したい」と警戒感をあらわにした。
大阪選出の自民の国会議員はダブル選への影響について「予想がつかない」と戸惑った様子。「状況が分かるまで、これまで通り候補者選定を進めていくしかない」と話した。
自民のある中堅市議は「離党は維新の大阪の支持者からは喝采を浴びるのだろう。またパフォーマンスかという感じだ」と語った。自民の別の大阪市議は「大阪都構想の住民投票後、維新がどの程度メディアに注目されるかの物差しにしたいのだろう。橋下、松井両氏がダブル選に集中することになる」と気を引き締めていた。
公明党大阪府本部幹部は「ダブル選に向けて柿沢(未途)さんの問題を使い、支持を高めたいのだろう」とし、ダブル選に向けた戦略だと指摘。公明のダブル選の対応については「全くの白紙。顔ぶれが出そろった段階で、どう判断するか協議して決めていく」と話した。
公明市議団幹部は「関西維新の会を発足させたので、いずれ辞めると思っていた。大騒ぎすることではない」と冷静に受け止める一方、「橋下氏の動きを注視したい」と話した。(毎日新聞15年8月27日)』
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果たして、実際のところ、この橋下氏らの離党が、政界にどのような影響を与えることになるのか・・・。
どうか早くハンパな状態が解消されることを&アンチ安倍勢力にプラスに働くことを願いつつ、しっかりウォッチして行きたいと思っているmewなのだった。(@@)
THANKS
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