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2015-08-27 09:42:32
高齢者は退職金などもあって比較的金持ちと見られがちです。ところが、実態は貧困高齢者が激増し、独居老人の餓死が増えています。子どもが居ても、親子ともども生活が行き詰まり、二人とも死亡、つまり「親子共倒れ」も少なくないそうです。
こんな具合です。親の介護のために息子がやむを得ず離職してふるさとに戻る。その息子にふるさとでの職は見つからない。しかも、それまでは生活保護を受けていた親が、息子が同居するようになるとそれも打ち切られ、結局、親の少ない年金収入だけでの生活という矛盾。ついには生活が行き詰って「親子共倒れ」になるというのです。経済大国といわれる日本で、そんなことが現実に起こり始めている。
安倍政権は、こうしたところに政治の温かな手を差し延べようとはせず、もっぱら“戦争法案”の成立に狂奔しています。大企業や富裕層には減税する一方、庶民には増税し、格差は広がるばかりです。
「戦後70年」とは一体、何だったのでしょうか。敗戦後、廃墟と化した日本列島から、たしかに力強く復興したはずでした。労働三法を成立させ、国民皆保険も達成して、開発途上国からうらやましがられるほどの国を作ることができました。
ところが、その成功が目の上のたんこぶのように気に入らないアメリカは、繊維規制にはじまり、鉄鋼、自動車など日本に輸出規制を押し付けました。円の切り上げも力でねじ伏せられ円高不況に陥るとともに、金融機関にはBIS規制という自己資本比率を8%までむりやり引き揚げさせるルールで、カネの循環が滞るようになった。国内需要を喚起するため大型の土木事業を強要し、そのための財源として国の借金である国債発行も強要しました。オイル・ショックなども重なり、日本経済はたちまちガタガタ。
なぜ、アメリカの要求に抵抗できなかったのか。それは、日本の安全をアメリカさまにお願いしているからでした。日米安保条約で駐留軍が居座り、アメリカの核の傘の下で日本の安全を守ってもらっている以上、アメリカの要求を無下に拒否するわけにはいかない。つまり、アメリカ追従、属国化の深化、植民地化が次第に徹底し、日本のリーダーはアメリカの顔色をうかがいながら政策を決める状態になってしまいました。
これが戦後復興の裏側で進んできた「もうひとつの日本」の姿です。魂を売って経済を手に入れた、カネのために魂を売った、と申しましょうか。
安倍政権の魂の売り方は、一部の富裕層のためであって、庶民ははねのけです。庶民はむしろむしり取られる側に位置づけられました。
ただ、安倍政権の胡散臭さが次第に広く認識されつつあります。民主党をはじめ野党のだらしなさが歯がゆいですが、これも日本の実情です。少しずつでも前進するように頑張りましょう。
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