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2015年 08月 26日
参院の安保特別委員会の審議も、大詰めの段階に差し掛かって来た。(・・)
安倍内閣&自民党としては、9月上旬に採決を行なうつもりでいるらしい。(-_-;)
そこで、全国の多くの国民が安保法案に反対していることを示すべく、8月30日には各地で計100万人規模に至るデモを行おうという呼びかけがなされている。(**)
作家の室井佑月氏は、国会審議の中継をチェックしているようで。このブログでもいくつかご紹介しているように、ここに来て、法案のアブナイ中身がどんどん判明している上、閣僚のヒドイ答弁にも危機感を募らせている様子。
そしてたぶんmew同様、「日本がアブナイ」「いても立ってもいられない」という心境になっているのではないかと察する。<室井氏は、30日にはデモに参加する意向を表明した。(・o・)>
安保法案の問題点がわかりやすく書いてあるので、週刊朝日に連載中の室井氏のコラムを2本アップしておく。
ひとつは、『先制攻撃もやる気まんまんじゃ』。もうひとつは、『「もういても立っても」で8.30デモ参加表明』。
* * * * *
室井佑月「先制攻撃もやる気まんまんじゃ」※週刊朝日 2015年8月21日号
国会で野党の追及が続く安全保障関連法案。次々と明らかになる安倍政権の矛盾に、作家の室井佑月氏が怒りを露わにする。
* * *
国会の参議院の審議も見所満載だ。
7月29日、共産党の小池晃さんが質問に立ち、手に入れた海上自衛隊の内部文書を使って、自衛隊内では「後方支援」という言葉ではなく、「兵站」という言葉が使われていると暴露した。
国語辞典によれば兵站とは、「前線部隊の後方にあって、兵器・弾薬・食糧などの補給や輸送に従事する機関」とある。
そういや以前、小池さんのボスの志位和夫さんが質問に立ち、
「政府が後方支援と呼んでいる活動は国際的には兵站、ロジスティクスと呼ばれる活動である。兵站が武力行使と一体不可分であり、 軍事攻撃の格好の目標とされることは、これは世界の常識であり、軍事の常識である」
といっていたっけ。じゃ、安倍首相のいっている後方支援は武力行使じゃないっていうのも、自衛隊員のリスクは増えないっていうのも、嘘だわさ。
それから小池さんは、入手した海自資料で、政府のいう「武器の使用」が、他国では「Use of Force」とされていることを追及した。日本語にすれば「武力行使」だ。
そうそう前日の28日、安倍首相は、
「(武力行使は)攻撃国の意思や対応、推移などを総合的に判断するが、意思については形式上、日本を攻撃する意図はないと隠していることもある」
と発言していたんだよ。先制攻撃もやりたいってか。やる気まんまんじゃ。
国民向けに「後方支援」とか「積極的平和主義」とか、変な言葉を作ってくるのは、やる気まんまんを隠したいからだな。
それと、7月29日には生活の党の山本太郎議員も質問に立って、面白い攻め方をしていた。
山本さんは、
「川内原発が弾道ミサイルの直撃を受けた場合、最大でどの程度の放射性物質の放出を想定しているのか?」
そんなことをされたら核攻撃以上のダメージだろうと、山本さんはいった。なんでもこの件に関しては、昨年12月に、政府に質問主意書を出していたみたいだ。そして、内閣総理大臣・安倍晋三の名で返ってきた返答は「仮定の質問にお答えできない」というものだったらしい。
そこで山本さん、
「え? 今回の(安保)法案は仮定や想定を基にしていますよね。A国がB国を攻撃してB国を助けるために自衛隊を派遣するとかいってますよね。仮定とか想定とかですよね。だから、いま議論してる安保法案だってすべて仮定の話じゃないですか」
お見事! なんだよ、政府のそのご都合主義は。
話は変わって、学生デモを繰り広げるSEALDsに対し、「就活で不本意な結果になる」とか「あいつらは共産党が裏で操っている」とかデマを流す大人がいるみたいね。安保法制の必要性をまともに答えられないから、嫌がらせするんだろ。恥ずかしい大人だ。』
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室井佑月「もういても立っても」で8.30デモ参加表明 ※週刊朝日 2015年8月28日号
安全保障関連法案に関して、矛盾だらけ、苦し紛れの答えで野党からの追及を逃れようとしている自民党・安倍政権。今も国会前などで反対デモが起きているが、今月30日には全国各地で計100万人参加を目指したデモも企画されている。作家の室井佑月氏はそこに乗り込むようだ。
* * *
参議院の国会中継を、ネットで見ている人はどのくらいいるだろう。この審議を見れば、一発で安倍首相が推し進める安全保障関連法案が怪しいかがわかる。だって、この国の安全のための安全保障関連法じゃない、かの国のため。与党はそうはっきりはいえないから、野党に突っ込まれ苦しい答弁になる。
まず、7月30日。安全保障関連法案を審議する参院特別委員会で、社民党の福島瑞穂議員の質問に、中谷防衛相は、「弾薬は武器じゃない」といい張った。
そして、8月3日。中谷防衛相は、共産党の井上哲士議員の質問に、「手榴弾も武器じゃない」といい出した。
「手榴弾は直接人を殺傷することなどを目的とする火薬類を使用した消耗品であり、弾薬として提供可能」
非人道的殺人兵器といわれるクラスター爆弾や、劣化ウラン弾の輸送が可能かどうかは、
「確定的に言えない」
だって。怖〜っ。どういった人殺し兵器でも、かの国に命令されたら運ぶ、そうすでに決めているんだわさ。
7月30日の審議では、福島議員が、
「今までの概念は武器の中に弾薬は入っている。何で提供できるようになったのか」
そう質問したら、中谷防衛相は、
「現行法の制定時においては、米軍からのニーズがなかった」
そう悪びれもせず答えていたしな。もう、アメリカ様の命令が絶対です、そうぶっちゃけてしまうことにしたんかい?
「日米の防衛協力が進展をし、ガイドラインの見直しを進められた協議の中で、米側から、これらを含む幅広い後方支援、これの期待が示されたということだ」
だと。なにキリッと答えてるんだよ。この国では「武力行使との一体化」は憲法違反のはずだけど。この国の憲法の前にアメリカがあるってか。
自公の議員は、この国の国民も、アメリカに依頼されればすぐに差し出せる、弾薬のような消耗品と思っていないか? 人殺し兵器 を他国に運ぶのも、現地で危ない目に遭うのも、いいだしっぺの彼らじゃない。自公議員は、アメリカに頭を撫でられることを最高の仕事と思っているよう。こういう人たちを当選させてしまったあたしたちは、今度こそ本気で反省せねばならない。
「戦争に行きたくないは、利己的個人主義」
自民党の武藤貴也衆院議員が、安保法案の反対デモをしている学生団体「SEALDs」についてそうツイートし、炎上していたが、これが彼らの本音だよ。おまえらただの駒なんだから、駒らしくいわれた通り動いてりゃいいんだ、そんな思いが根底にある。
そして、この発言を受け、親玉の麻生副総理は、
「発言は法案通ってから」
だとさ。本音を出すのは、国民をうまく騙くらかしてから、というまた本音。
8・30、あたしは行く。もういても立っても……。
* * * * *
デモに参加するのも、よし。他の手段で反対の意思を示すもよし。
ともかく私たち一般国民が、憲法9条、そして民主主義、平和主義、立憲主義などの憲法の理念を無視して、日本の国のあり方を強引に変えようとしている安倍内閣&自民党(&公明党)の暴挙に黙って屈する気はないことをしっかりと示すために、全国のみんなでガンバです!o(^-^)o
そして、微々力ながらもこのブログを通じて(+αでも)、全国の安保反対活動を応援したいと思っているmewなのだった。(@@)
THANKS
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