http://www.asyura2.com/15/senkyo191/msg/378.html
Tweet |
http://mewrun7.exblog.jp/23598313/
2015年 08月 25日
今月にはいって、韓国と北朝鮮の軍事的対立が激しくなり、21日に北朝鮮が準戦闘状態を宣言したこともあって一触即発の状況に。(@@)
『南北の間では今月4日、非武装地帯の韓国側で北朝鮮が埋めた地雷が爆発して韓国軍の兵士2人が大けがをし、韓国軍は報復として先週から北朝鮮に向けスピーカーで体制を非難する放送を11年ぶりに再開していました。また、今月17日からは韓国軍とアメリカ軍の合同の軍事演習が韓国で始まり、これに北朝鮮が強く反発していて、緊張が高まっています。(NHK15年8月20日)
『北朝鮮は、21日夕方、韓国と対じする前線地帯で「準戦時状態」に入りました。これまでのところ、北朝鮮軍の新たな動きは確認されていませんが、韓国では、パク・クネ(朴槿恵)大統領が、再び軍事挑発があった場合、断固たる対応を取るよう軍に指示するなど、緊張が高まっています。
北朝鮮軍は20日、南北の軍事境界線近くの韓国軍の部隊に向けて砲弾などを撃ち込んだうえで、韓国軍が11年ぶりに再開した北朝鮮に対する非難放送を21日夕方までにやめなければ、「軍事的行動を開始する」と通告しました。(NHK15年7月21日)』
* * * * *
まあ、実際のところ、北朝鮮がどこまで本気で戦闘する気なのかは、各国政府や専門家も「???」であったのだけど。
ただ、今の北朝鮮は何を行なうか読みづらい状況にあるだけに、韓国軍も全軍に対して警戒態勢を取らせることにした上、軍事境界戦近くの住民およそ4600人に避難するように指示を出したとのこと。
安倍首相も、本当は21日の国会出席後、また山梨の別荘に戻って、あと数日の間、夏休みのつづきを楽しむ予定だったのだが。「ちょっとアブナイ情勢かも」という情報を得たのか、別荘での夏休みは中止し、首相公邸で待機する態勢をとった。^^;
<去年の夏休みは、広島で豪雨災害があったにもかかわらず、山梨でしばらくの間、ゴルフを続けていて、大ヒンシュクを買っちゃったしね〜。(-"-)
ましてや、北朝鮮や中国から国民の安全を守るためだと言って、安保法案を強行成立させようとしているのに、朝鮮半島で有事が起きた時に山梨の別荘にいたとか、ゴルフをやっていたなんてことになったら、完全にアウトだもんね。(@@)>
* * * * *
mewとしては、それがどこであれ、すぐお隣の朝鮮半島のこととなれば尚更、新たな戦争が起きて欲しくはないし。ましてや、日本や日本人への影響も大きいだけに、何とか不測の事態が起きないようにと、祈っていたです。(-人-)
それにmewの中には、安倍首相や仲間たちに北朝鮮の暴挙や朝鮮半島情勢を、安保法案の成立促進にうまく利用されたくないと。だから、早く両国の交渉が調って欲しいという思いも強くあった。(・・)
安倍首相らが、現に朝鮮半島が一触即発の危険な状況にあること、その危険から国民を守ることををアピールして、安保法案の必要性を主張したり、国会の審議日程を早めるように促したり(圧力をかけたり)するおそれがあるからだ。(-"-)
<この10年の間に、当ブログで何回か書いたことがあるのだけど。安倍前政権や麻生政権を含めて、超保守タカ派の首相が、安保軍事強化をしようとしている時に、妙にタイミングよく、北朝鮮が核開発とかミサイル実験とか、今回のように韓国をプチ攻撃するとか問題を起こすのよね〜。^^; MY知人は、こういうことがあるたびに、「日本がこそっとギャラを出して、頼んでるのではないか」と疑っているです。(>_<)>
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
実際、安倍首相は、昨日24日、参院予算委員会で、このように述べていたという。(-_-;)
『安倍晋三首相は24日の参院予算委員会で、朝鮮半島有事を念頭に、日本が北朝鮮や韓国の領域内で集団的自衛権を行使して戦闘に参加することは憲法上できないとの見解を示した。「他国の領土内で行われていることへの自衛隊派遣は海外派兵に当たるからできない」と述べた。安全保障関連法案が成立しても、半島有事での自衛隊の活動は原則、公海上での後方支援や米艦防護などに限られるとの考えを重ねて示した。
政府は従来「武力行使の目的で武装した部隊を他国の領土、領海、領空に派遣する海外派兵は、一般に自衛のための必要最小限度を超えるもので、憲法上許されない」としてきた。
首相は、この見解は現在も維持されていると強調。「他国の領域で大規模な空爆や攻撃を行うことを目的に自衛隊を派遣するのは海外派兵で、武力行使の新3要件に反する」と述べた。 そのうえで、半島有事で集団的自衛権を行使する事例として公海上で弾道ミサイルを警戒している米艦の防護を例示。「わが国のミサイル防衛の一翼を担う米艦への攻撃であれば、新3要件に該当する可能性がある」と述べた。また、首相は集団的自衛権行使の前提となる「密接な関係にある他国(への攻撃)」には韓国も含まれるとし「どの国であろうと、新3要件に当てはまるかを総合的に判断する」と述べた。
朝鮮半島で軍事的緊張が高まったことに関しては「現在の朝鮮半島や中国の動向を考えると安全保障環境はますます厳しさを増している。法制と外交の両面で対応するのが責任ある姿勢だ」と訴えた。(産経新聞15年8月24日)』
* * * * *
もし朝鮮半島で、韓国と北朝鮮が戦闘状態にはいった場合、日本が戦闘に参加するために自衛隊を派遣することはできないのだが。
ただ、今、審議中の安保法案が成立した場合には、韓国の同盟国の米国が戦闘に参加することから、もし安倍内閣が勝手に作った新三要件に該当すれば、自衛隊は集団的自衛権を行使して、米国の戦闘を後方支援することができるし。米国に向けて打たれたミサイルを迎撃するなどができるようになる。(ーー)
でも、もし日本が米国の戦闘を支援した場合、北朝鮮は日本も敵国とみなして、日本の領土に向けてミサイルを撃って来る可能性が十分にあるし。
北朝鮮の難民が、海を伝って、日本の海岸線からどんどんはいって来る可能性も大きいと。しかも、その中には難民に扮した軍人や工作員がまぎれているおそれもあると。そうなれば、日本の社会や一般国民の生活が混乱したり、危険な状況にさらされたりするおそれがあるわけで。
自衛隊が、米国を支援して挑戦有事に間接的に参加することは、却って日本の国や国民の安全を
脅かすかも知れないのである。(-"-)
<安倍内閣が昨年7月に決めた新3要件 (1)密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある〈存立危機事態〉(2)我が国の存立を全うし、国民を守るために他に適当な手段がない(3)必要最小限度の実力行使にとどまる>
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
北朝鮮と韓国は、23日から軍事境界線の板門店で南北高官会談を行ない始めたのだが。23日、24日とほとんど寝ずに交渉を続けたものの、なかなか折り合いがつかず。
韓国側は、地雷爆発に対する謝罪を強く求めているのだが、北朝鮮側は地雷を設置したこと自体を認めていないことから、険悪なムードになる時間帯も少なくなかったという。^^;
『軍事衝突を回避するための南北間の協議が再開されました。北朝鮮側の代表者は、軍の総政治局長のファン・ビョンソ氏です。最近、急速に出世して今や北朝鮮のナンバー2とされる人物です。2日連続の徹夜、そして、合計37時間の協議となっているわけなんですが互いに譲歩せず激しいやりとりが交わされているようです。
連日、徹夜で続いている異例の南北会談。韓国側は4日に起きた地雷爆発事件について謝罪を求めているのに対し、北朝鮮は韓国軍が行っている北朝鮮体制を批判する宣伝放送をやめるよう要求し、協議は平行線をたどっています。
「地雷挑発を始めとする挑発行為に対する謝罪と再発防止が最も重要です。決して譲歩することはないと考えています」(韓国 朴槿恵大統領)(TBS15年8月24日)』
* * * * *
しかし、幸いなことに、今日25日未明(深夜)、北朝鮮側も韓国も側、お互いに少しずつ譲歩する形で、板門店で行われていた南北高官会談が合意に達したという。(・o・)
『【ソウル時事】南北軍事境界線上の板門店で行われた南北高官会談は25日未明、合意に達し、内容を盛り込んだ「共同報道文」が発表された。
北朝鮮は、地雷爆発事件について遺憾を表明し、前線地帯の「準戦時状態」を解除。これに対し、韓国は拡声器による宣伝放送を25日正午から中止する。これにより、一触即発の緊張は緩和され、南北関係改善に道が開かれた。
北朝鮮は事実上の謝罪とも受け取れる遺憾表明を受け入れ、かなり譲歩したと言えるが、地雷事件を「韓国のでっち上げ」と主張してきた立場から、事件を起こした主体を示さない文言となった。
また、地雷事件の「再発防止」という言葉は明示されず、宣伝放送中止に関し「非正常な事態が発生しない限り」という条件が付けられた。
このほか、韓国が求めていた南北離散家族再会を、秋夕(中秋節、9月27日)を契機に実施し、継続していくことで一致。赤十字実務協議を9月初めに実施する。関係改善のため、当局者会談をソウルか平壌で近く開くことも盛り込んだ。
韓国側は会談に臨んだ大統領府の金寛鎮国家安保室長が共同報道文を発表。ほぼ同時刻に北朝鮮の朝鮮中央通信も合意内容を伝えた。金氏は「事態を収拾し、挑発行為の再発防止、南北関係発展の契機になり、非常によかった」と満足感を表明した。(時事通信15年8月25日)』
* * * * *
何だかそれぞれにとって都合のいい感じの玉虫色合意をしたことから、それが後に火種となるのではないかと懸念する面もあるのだけど。^^;
<韓国大統領府の金寛鎮国家安保室長が、早速、北朝鮮からの軍事挑発に関して「謝罪と再発防止の約束を得た」と述べ、成果を強調していたらしいのだけど。北朝鮮側は「謝罪をしたつもりはない」と大反発する可能性があるし〜。(@@)>
ただ、敵対する2国がそれなりに歩み寄って、対立状態や戦闘の回避に努めたことは、おおいに評価したいし。
安倍首相が、いまだに韓国の朴大統領と2国の首脳会談を行っておらず。また、9月の中国訪問&首脳会談実現を断念すると発表された中、日本にも、近隣諸国をターゲットに安保法案を作る前に、彼らと歩み寄って戦闘を回避することを第一に考え、本当の意味で平和や国民を守る姿勢を持った首相や政権が早くできるといいな〜と、心から願っているmewなのだった。(@@)
THANKS
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK191掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。