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http://mewrun7.exblog.jp/23591909/
2015年 08月 23日
これは先月アップした『維新、東西綱引きで迷走〜安保法案で安倍自民のアシストをするのか』+αの続報になるのだが・・・。http://mewrun7.exblog.jp/23400701/
維新の党では、11月に代表選を行うことが決まっているのであるが。大阪維新系のメンバーが、今後の党の主導権の掌握を狙って、露骨な発言や動きを行なっていることから、東西対立がまたまた激化。
東西のグループは、それぞれ安倍陣営や安保法案との距離も異なるし。野党再編に関する考え方や民主党や共産党など他党との関わり方も異なることから、両者の対立はさらに激しくなりそうな感じがある。(~_~;)
mewとしては、折角、安倍内閣の支持率が下がって、(この辺りのことは改めて書きたいけど)地方選で自民党系候補が押し込まれている状況だし。維新を含む野党5党の代表が集まって、が安倍政権打倒&安保法案廃案に向けて協力する意思を示したばかりで、ここから野党共闘を盛り上げて行きたいところ。o(^-^)o
そういう時に、安倍シンパや(超)保守派が多い大阪維新系が、ヨコからうるさくアレコレ言って来るのは、ジャマもの以外の何者でもないわけで。<ってか、明らかに安倍政権をアシストして、野党共闘を崩そうとしているんだよね。(-"-)>
維新の党には、1日も早く分裂することを願ってやまない。(**)
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先週も、こんなことがあった。(@@)
来月、山形市長選が行われるのだが。民主党や共産党などの野党は、安保法案に反対の立場をとる&現市長が後継候補に指名している元防衛省職員の梅津庸成氏を支援することに決めていて。岩手県知事選(不戦勝)に続き、自公が推薦する候補(元経産省職員の佐藤孝弘氏)を打ち負かさんと、選挙応援にかなり力を入れている。(・・)
ただ、維新の場合は、党内に安保法案に賛成している人や、松井氏を筆頭に安倍政権を支持している(足を引っ張りたくないと思っている)人が少なからずいるし。<大阪系に多い。>
共産党を嫌悪して、同党と手を組むことを許容できないと主張する人もいることから、共産党推薦の候補を支持することはできず。<実際、維新の初鹿明博氏は共産党の志位代表と安保反対の街宣活動を行ない、握手をしたことを大阪系議員から非難され、党から厳重注意の処分を受けることに。^^;>
そこで、結局、維新の党としては、どちらの候補も支援せず、自主投票にすることに決めたのだという。(++)
ところが、柿沢未途幹事長が、本人いわく個人的に野党系候補の梅津庸成氏の応援に出向いたことから、松井一郎氏をはじめ大阪系議員が激怒。柿沢氏に幹事長を辞めるように迫ったのに対して、松野代表が柿沢氏を擁護したため、東西陣営が険悪な状態に陥ることになったのだ。(~_~;)
<柿沢氏は、慶大の小林節名誉教授から応援要請があったとのこと。維新は安保法案の対案を小林節氏に合憲か否かチェックしてもらっていたことから、柿沢氏は小林氏の要請に応じることにしたという。(・・)>
『維新の党顧問の松井一郎大阪府知事は20日、同党の柿沢未途幹事長が党として態度が未定の山形市長選(9月13日投開票)で特定候補予定者を応援した問題で、柿沢氏に応援をやめるよう忠告したものの「責任は取る」と拒否されていたことを明らかにした。府庁で記者団の質問に答えた松井氏は「お子ちゃま。赤ちゃん。自分がやったことに対してけじめもつけない」と厳しく批判し、進退を自ら決めるよう求めた。
松井氏によると、地元議員からの相談を受け事前に直接連絡した際、柿沢氏は「覚悟を持って行く、行く限りは責任も取る」と述べていたという。
松井氏は「けじめをつけると言いながら、終わったら知らんふりか。わがままもわがまま」「この幹事長のもとでみんなついていけるかどうか。僕はもうついていけません」と言及。進退について「自分で言った言葉を飲み込むのか。政治家が自分で言った言葉をのみ込んで知らないふりは通らない」と決断を求めた。
柿沢氏は14日、民主、共産両党などが支援する無所属新人の候補予定者を応援。「幹事長の立場で軽率な動きをした」と陳謝したが幹事長続投の考えを示し、18日の執行役員会では非難する声が相次いだ。
ただ、松野頼久党代表は柿沢氏に「望ましくない行為で軽率だ」と口頭注意するにとどめている。(産経新聞15年8月21日)』
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『維新の党の松野頼久代表は20日の記者会見で、山形市長選(9月13日投開票)で民主、共産両党が支援する候補予定者を、地元の意向に反して現地で応援した柿沢未途幹事長について「しっかり頑張って党務に励んでほしい」と述べ、続投させる考えを示した。松井一郎顧問(大阪府知事)や大阪系の国会議員は柿沢氏に辞任を強く求めており、11月の代表選を前に対立が激化している。
松野氏は記者会見で、山形市長選の党対応は個人の行動を縛らない「自主投票」扱いだと説明した。柿沢氏について「根回しをし、合意の上で行った方がよかった」と指摘しつつ、過去の地方選で各議員が自由に候補者を支援した前例があると強調。「党規に反していないので、処分は必要ない」と擁護した。
これに先立ち松井氏は同日午前、大阪府庁で記者団に「幹事長に『個人』はない。わがままやり放題、赤ちゃんだ。もうついて行けない」と柿沢氏を激しく批判した。
松井氏は事前に、柿沢氏に対し応援をやめるよう忠告したが「行く限りは責任も取る」と拒否されたことを明らかにした。その上で「知らないふりは通らない」と辞任を求めた。
午後に公務で上京した松井氏は、松野氏が会見で柿沢氏の続投を明言したことを記者団から聞くと絶句。「自分は間違っていないと言うならば病院に行った方がいい」と柿沢氏を突き放し、柿沢氏を擁護する松野氏に対しても「納得できない」と不満をぶちまけた。(産経新聞15年8月21日)』
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このように大阪維新系から東側陣営を敵視して、激しい批判を行なう背景には、維新が11月に
代表選を予定していることがある。(**)
大阪維新系のメンバーや議員は、そもそも維新の党は、大阪維新の会が国政政党化してできた政党であるだけに、大阪系のメンバーの多くは、自分たちこそが維新の党のオーナーであり、主導権を握るべきだと考えている人が多い。
しかし、昨年、大阪系の橋下徹氏と松井一郎氏が大阪都構想に専念するために、維新の党の代表、幹事長を辞任。その後、代表選を行うことのないまま、江田憲司氏、松野頼久氏と東側陣営(非大阪系)の議員が代表を務めていることから、東側陣営が代表や要職の大部分を占めて、党を仕切っていることに強い不満を覚えているのである。^_^;
しかも、今年11月には、松井大阪府知事、橋下大阪市長が任期を迎えるため、22日に知事&市長のW選挙が行われるのであるが。橋下氏は、都構想の負けた際に、11月で政治家をやめると宣言していることもあって、その前に大阪陣営が党の主導権をとっておきたいという思惑もあるようだ。(~_~;)
そこで、維新の党は11月1日に代表選を行なうことに。さらに、他の地域より圧倒的に数が多い大阪維新の地方議員や党員の意思が反映されるように、地方議員にも党員にも国会議員と同じ1票を与えるというルールを、かなり強引な形で決めたのだが。(・o・)
さらに、ここで東側陣営の松野代表や柿沢幹事長を叩いておきたいのでないかと察する。(-_-;)
『11月1日に行われる維新の党の代表選に向け、松野頼久代表を推す元民主党系と、対抗馬擁立を模索する、橋下徹最高顧問(大阪市長)に近い「大阪系」の駆け引きが活発化してきた。
現在約8000人の一般党員にも国会議員51人と同等に1票が与えられるため、党員票争奪が勝敗の鍵を握る。選挙結果が党の路線を左右するのは確実で、主導権争いは熱を帯びそうだ。
「支持を広げるため、党員の勧誘をしていこう」。維新顧問の松井一郎大阪府知事は8日、大阪市で開いた地域政党「大阪維新の会」の会合で、気勢を上げた。代表選には首長や地方議員も立候補できるため、大阪系の候補として松井氏自身の名前も挙がっている。
代表選は昨年9月の維新結党後初めて。大阪都構想の住民投票否決に伴う江田憲司前代表の引責辞任を受け、松野氏は5月に代表に就いたばかりのため、出馬は当然視されており、選挙戦の軸になる見通し。本人は正式に態度表明してはいないが、松野氏支持の議員は今月末の党員登録を控え、
「地元以外の県でも声を掛けている」と懸命に票固めを進めている。
松野氏が野党共闘を重視して民主党との連携に前向きなのに対し、大阪系は安倍政権との協調を視野に入れ、松野執行部に不満を募らせている。「維新は大阪発祥」との自負から、今回の代表選を通じ、大阪系が党運営の主導権を握ることを狙う。松井氏は「国会議員だけに任せない政党を維持するためにも地方政治家がしっかり力をつけたい」と強調する。(時事通信15年8月13日)』
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また先月には、橋下氏が「関西維新の会」を作る構想を発表していたのだけど・・・。(関連記事・『安倍自民の支持率ダウン&重要政策は全て反対多数+関西維新の党』)
『維新の党で、関西の議員らが独立して新党を結成する「関西維新の会」構想がくすぶっている。橋下徹最高顧問(大阪市長)や、松井一郎顧問(大阪府知事)が盛んに言及して、永田町にも波紋を広げているが、橋下氏らの真意はどこにあるのか。
「バカな国会議員優遇の代表選だ!」
松井氏は14日、維新系地方議員による勉強会でこう吐き捨てた。維新の党が11月に行う代表選をめぐり、松野頼久代表ら執行部が一時、国会議員と地方議員で票の配分に差をつけようとしたことを痛烈批判したものだ。松井氏は翌15日にはさらに踏み込み、「国会議員が上だという活動方針なら一緒にできない」と記者団に語った。
独立構想は、橋下氏が4日、維新の党傘下の地域政党「大阪維新の会」の全体会議で、「国政政党としていつでも自立できるよう準備しておくように」と発言し、表面化した。維新の党の国会議員のうち、大阪維新に所属するのは衆参計12人。「国会議員5人以上」の政党要件を満たすことは即可能だ。
もっとも、独立構想には、松野執行部への牽制という側面もある。
実際、代表選の票配分は、橋下氏が松野氏に直談判した結果、「国会議員、地方議員、一般党員の持ち票を1人1票ずつ」で決着した。党内には「本気で党を割る気なら、水面下で準備を進める」(旧結いの党系若手)との観測も根強い。
だが、政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「一連の発言は脅しではない」と分析し、続ける。
「橋下、松井両氏のベクトルは自民党を向いており、維新内の野党共闘重視派とは決別も辞さない考えだ。ただし、大阪側の読み通りに事が運ぶかは見通せない。大阪側は『党を割った場合、(衆参51人のうち)30人程度が来る』とみているようだが、実際は十数人にとどまるのではないか。安倍晋三内閣の支持率が低下するなか、維新内の“中間派”の多くは、自民党ではなく野党連合を志向するはずだ」
9月の結党1周年を前に、維新は分裂含みの局面を迎えている。(夕刊フジ15年7月24日)』
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何と昨日、大阪維新の会が、新たに「関西維新の会」なる政治団体を設立していることがわかったとのこと。 (・o・)
大阪維新内では、いざとなれば維新の党から離れて、この政党を国政化する話も出ているようなのだけど。もし安倍シンパの松井氏が全面的に主導権をとった場合には、憲法改正の実現に協力するために、安倍自民党と連立or連携することも考えているのではないかな〜と察する。(・・)
『地域政党である大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)が、近畿圏の地方議員でつくる「関西維新の会」の政治団体としての設立を届け出ていたことが22日、分かった。橋下氏が最高顧問を務める国政政党の維新の党では、大阪系と党執行部の対立が深まっており、11月の代表選に向け党内の主導権争いが激しくなりそうだ。
関西維新の設立は、橋下市長が7月に提唱。大阪維新の関係者によると、8月中旬に新たな政治団体としての設立を総務省に届け出た。代表には、大阪維新の幹事長で維新の党顧問を務める松井一郎大阪府知事が就く予定。10月にも勉強会を開く。(時事通信15年7月24日)』
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今の維新の党は、石原グループ(現・次世代)と袂を分かった橋下グループの維新の会が、江田憲司氏率いる結いの党と合流して、昨年9月に結党されたのだが。
橋下氏は、本当は、すぐにでも前原Gなどの民主党の保守系議員が合流するものだと考えていて。この政党が中心になって、野党再編を行ない、保守二大政党制を築く気でいたのである。(-_-)
でも、日本が保守二大政党制になることに大反対のmewは、江田結いの党を含め維新の東側陣営の穏健な保守&リベラルな政治家には、民主党などと共に、自民党や(超)保守派と正面から対峙して行く政党(or政党のグループ)を作って欲しいと思うし。
維新の党には、結党1周年を待たず、と〜っとと分裂してもらって、良識ある議員には、他の野党勢力と共に、安倍政権の打倒&安保法制の成立阻止のために、一緒に戦って欲しいと。そして、より多くの国民の意思を、国政に反映できるようにして欲しいと切に願っているmewなのだった。(@@)
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